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11月1日
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きっ、きっ、きっ、危機だっ! AS“ローマに敗れたものの次へのステップを確保したマドリ。だがチーム状態はこれまでの災害状態から大惨事へと移行し、深刻な状況を迎えている” ひどい、とてつもなくひどい状態のマドリ。彼らが危機感を感じようと感じまいとマドリメディアは危機感以上のものを感じている。これまで機会があるごとに、その傲慢さを恥ずかしくもなく露呈してきたクラブに厳しい現実が待っている。それは地元メディアからの批判だ。ラーシングに、ビジャレアルに、そしてあのローマにさえ玩具にされた惑星チーム。試合では汗をかくこともなく、走り回る必要もなく、チョチョイのチョイであらゆるチームに勝利するはずだった惑星チーム。その惑星チームの大看板である5人のエリート惑星人、ロベルト・カルロス、ジダーン、ラウル、ペセテロ、そして新たな惑星からわがままをいいつつもやって来た超惑星人ロナルド。ベルナベウでおこなわれたチャンピオンズリーグ第5戦はこの5人の惑星人が初めて一緒に登場するお披露目会でもあった。だが悲惨にも地球イタリア地方に住むカルッチオ人のケチなフットボールの前に沈没することになる。 ラウルはここ2年間、肉体的に限界の状態を抱えながら可能な限りの試合に出場している。ラウル・マドリのラウルであるから、彼がいなければマドリは機能しないと言えばそれまでだが、今シーズンの彼の状態を見る限りもう限界に近い状態だろう。ロナルドの加入と関係あるかどうかは別として、これまでの彼のプレーに見られるようなキレが感じられないし、最後の切り札としての活躍とは遠い状態だ。 ジダーン、チームを引っ張っていかなければならないキーポイントの選手。昨年はチームにとけ込むのに時間がかかったとは言え、最終的にはマドリの勝利に貢献した選手だ。だが今シーズンの彼は昨シーズンの彼とは明らかに違っている。ワールドカップ失敗でのショックが残っているのか、あるいは負傷することを恐れているのか、はたまたすでにモチベーションに欠けてしまったのか、いずれにしても100%ジダーンからはほど遠い状態だ。 ロベルト・カルロスはクラブから常に過小評価されていることに不満を表明してきた。だがそれにも関わらず毎試合誰よりも100%のモチベーションで90分プレーするロベルト・カルロス。だが今シーズンの彼にはいつものスピードがないし冴えも見られない。前線でのやりたい放題の惑星人のつけを喰らって、カウンターアタックに備えないといけないことも関係しているかも知れない。 ペセテロは3月に負傷して以来、かつてのペセテロではなくなってしまった。もちろんペセテロはペセテロとして変わってはいない。だがフットボール選手としての彼はあの負傷以来、確実に下降線をたどってきている。30代を迎えたばかりの彼だが、惑星人の平均寿命は低いようだ。バルサにいた頃のフィーゴはすでにいない。負傷、復帰、そして再び負傷という道が彼を待っている。 ロナルド、かつてのバルセロニスタのアイドルであり21世紀を背負ってたつスター選手であったロナルド。“マーチン株式会社”の稼ぎ頭としてゼニの臭うところを走り回されてきたロナルド。今の彼にはワールドカップでのほんのチョットの活躍の影も見られなければ、ましてバルサのロナルドではない。マドリ会長のフロレンティーノに守られているとはいえ、身内のマドリメディアも彼にちょっかいを出すようになってきた。もちろんマドリディスタも黙ってはいない。ローマ戦で彼に送られたブーイング、これが初めてではないし決して最後でもないだろう。 ■デル・ボスケ→カマッチョ |
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●オーベル、レイジンゲル、復帰の可能性 ●ダニさんもベティスに行きますか? |
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