12月1日

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LIGA 第12節
12月1日 19:00
ANOETA
REAL SOCIEDAD
vs
FC BARCELONA

 

●召集選手(スタメン予想選手
ボナノ、ナバーロ、レイジゲル、プジョー、コクー、ガブリ、チャビ、モッタ、ロッケンバック、サビオラ、クルイベル、エンケ、ジェラール、リケルメ、ジェオバンニ、ダニ、オーベルマルス、メンディエタ

●負傷中
アンデルソン、クリスタンバール、ルイス・エンリケ、デ・ボエル


サビオラOK、ロマンNO

レバクーセン戦でのバンガールの反省
「前半は少し臆病すぎたな、でも後半は少し突っ張りすぎたな」
というわけで、今日のソシエダ戦はあの試合の前半と後半をミックスしたスタイルでいくようだ。レバクーセン戦の後半に出場し勝利を勝ち取る原因となった3人の選手、サビオラ、リケルメ、そしてオーベルマルス、その中からとりあえずサビオラだけスタメン起用ということになりそうだ。

ロマンのスタメン出場は再び待たなければならない。これまで何回も途中出場を果たし期待通りの活躍を見せてきているロマンだが、それでもバンガールにとってはスタメン出場選手としての評価をするまでには至っていないようだ。サビオラが昨シーズンに入団してきた時にもよく聞かれた「ヨーロッパフットボールのスピードに慣れるのに時間が必要」というのと同じ理由からなのか、あるいはもっと守備的な面で優れている選手を必要とするのか、いずれにしてもロマンのスタメン出場が継続的なこととなるのにはまだ時間が必要なようだ。少なくてもバンガールにとっては。

今シーズン初めての“快挙”となったレバクーセン戦。それが“快挙”であるのは先制された試合を初めてひっくり返しての勝利となったからだ。バンガールが意図した前半の超守備的で保守的な戦い方をソシエダ戦でおこなうのか、あるいは後半に見られた攻撃的なバルサとなるのか注目された今日のバンガールノート。そして最終的に今日のバンガールノートはあの試合の中間をいく、そういう内容になりそうだ。後半に入り出場したサビオラをスタメンから起用していく、だがオーベルマルスやロマンはそのままベンチスタートとなる。

これまでの試合では見られなかった一つの大きな変化、それはメンディエタのスタメンが見られないことだ。バンガールが獲得を望んだ唯一の選手として知られるメンディエタだが、このところスタメンこそ確保してきたが途中交代という場面も何回も見られるようになってきた。そして今日の試合ではついにそのスタメンからも落ちることになりそうだ。これまで決して彼の自然なポジションとはいえなかったカリレロに回され、1試合で3キロは体重が落ちるといわれてきたメンディエタだが、すでに体調的にも限界が見えてきている。そして彼の代わりにスタメン出場となるのはロッケンバックだ。

バンガールノートは常に相手のシステムや相手選手の傾向を見て作成される。それは昨日の記者会見でもはっきりと認めるバンガール。
「我々のシステムは相手を研究し尽くしたところで初めて決められる。」
したがって今日の対戦相手となるレアル・ソシエダのこれまでの試合をすべてビデオを通して研究してきたバンガールスタッフ。カルピンデ・ペドロを要注意選手としながらもっとも注意を払うのがサイドからの攻撃。ロペス・レカルテアランサバルなどのサイド攻撃をどのように無効にするか、それがバンガールにとって重要な問題となっている。

レイジンゲルロッケンバックが右サイドを見張ることになるだろう。左サイドはモッタナバーロが担当することになる。そしてセントラルとして起用されることになるコクープジョー。特にプジョーはコバセビッチのマンマークについて彼の影となり、ゴールを与えない重要な役目を務めることになる。