12月19

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リバルドからの暖かいメッセージ

バルサを離れた直後に「一度もチームカラーを感じたことはなかった」と語ったリバルド。感情的に“熱い”状態から出た言葉なのか、あるいは彼を追い出したバンガールに対する挑発だったのか、今となってはわからない。だがいずれにしてもバルサに起こっていることからは無関心ではいられないリバルドではある。

今の状況に驚いている?

悲しいよね、今のバルサを見るのは。本心からそう思う。バルサという偉大なクラブにとっても、そして何よりも素晴らししファンであるバルセロニスタにとってもこんな状況は値しないと思う。だから余計いまの状況を見ていると悲しくなる。

なぜこうなってしまったのか?

その理由は非常に簡単なことさ。監督が悪いんだ。だから今の状況を変えるには監督をかえる以外にないと思う。それも早急にかえるべきだろう。無駄な時間を消費している余裕はバルサにはないはずだ。彼が嫌いだからそう言うんじゃないよ。確かに嫌いだけれど。もっとも彼も自分のことを嫌っているらしいけれどね。いずれにしても彼の最大の欠点はクラック選手を使いきれないところだろうね。それも個性的な選手を使い切れない欠点は誰の目にも明らかにことだろう。いつまでもアヤックス時代のことを忘れられないんだろう。あの当時はクラックと呼ばれない選手たちで一時の栄光をつかんだことがね。彼にとって試合に勝利することは彼が勝利することなんだ。選手たちを駒のように使ってそれを並べた彼の勝利ということいなるんだな。他のチームを見てみるがいい。マドリにはフィーゴやロベカル、ジダーン、ロナルド、ラウルというクラックがいる。ミランにはシェブチェンコ、インザキ、ルイ・コスタ、そして自分がいる。バルサには誰がいる?

つまり良い選手も名声も失ったバルサだと?

それを言うのは辛いことだよ。今でもバルサには特別な感情を持っているからね。もちろん本心からそう言っているんだよ。外からバルサを見る立場になったけれど、自分に伝わってくるニュースは悪いものばっかし。特に監督の問題のみが話題になっている。だからね、監督を追い出しちゃえば良いんだ。彼がどうして良い監督などという名声を博したのかいまだに理解できない。四六時中ノートを肌身離さず持っていて、ベンチに入ればノートと携帯電話だ。信じられないよ。あのノートは試合翌日のためのものなんだ。試合中に選手が犯したミスをメモして、翌日そのノートを確認しながら選手を追及する。だから試合中には何の役にも立たないことをしている。なんでベンチを出てその場で選手のミスを指摘しないんだ。それは試合中に役にたつことだろ?でも彼がしていることは、メモとビデオを翌日に細かく見て試合の総括することなんだな。

ガスパーについて

今の悪い状況を彼一人のせいにするのは間違っていると思う。もちろん彼にも罪はあるだろう、なぜなら会長なんだから。クラブの最高責任者だからね。でも彼はバルサのためなら死んでもいいと思っている数少ないバルセロニスタだよ。これは間違いない。バルサのためなら何でもやるだろうね。だから彼が今しなければならないことは思い切って監督をかえることだ。

もしバンガールが来なければあなたはどうなっていたでしょう?

90%の確率で自分はバルサに残っていただろうね。しかも延長契約も可能だったと思う。そしてそれが可能だったとしてら、バルサで引退することも可能だっただろう。それは一つの夢でもあったし。これはバルセロニスタにうけを狙って言っていることじゃないよ。本心からそう思っているんだ。家族も自分もバルセロナの街が気に入っていたし、まだ残っている家は売ることはないだろう。いつか、そう、いつかはバルセロナに戻って住もうとさえまだ思っている。今でももちろんバルサの試合はいつも見ている。なぜかって?それは自分のクラブだからさ。


ビアンチ、バルサに大接近

2度のコパ・リベルダドーレス優勝、そして2度のコパ・インテルコンチネンタル優勝、これが彼の輝かしい履歴だ。カルロス・ビアンチ、彼がガスパーが選んだバンガールの後釜だといわれている。少なくともクラブ理事会を構成するメンバーにとっては、シーズンが始まる前から非常に期待されていた監督だ。バンガールをとるか、ビアンチをとるか、それがシーズン前の理事会内におけるテーマだった。結局ガスパーの一任でバンガールが選ばれたが、いまだにビアンチを強く押す理事会内のメンバー。

もし土曜日のマジョルカ戦がバルサにとって悲惨な結果となった場合、バンガールの更迭はその日におこなわれる可能性が大だ。同時にビアンチの就任が発表されるだろう。バルサが提示している契約内容は今シーズン残りの半年が基本的なもので、翌年の1年のオプション付きとなる。