12月28日

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キン・スルディン獲得に動く

セルジ、ココの放出で唯一の左サイドバック選手となっていたナバーロが負傷したことにより、冬のマーケットで一番に補強しなければならない左ラテラル選手。これまでいろいろな選手が噂されてきたが、バンガールとガスパーが狙う選手名がこのほど明らかとなった。それはキン・スルディン、これまで密かにバンガールが注目した選手で現在18歳、身長1m84cm、中国のクラブで活躍するこの選手の特徴はなんといってもその驚くべきスピードにある。したがって守備だけではなく攻撃参加にも魅力的なスタイルを持つ選手であり、攻撃フットボールを特徴とするバンガールノートにじゅうぶん食い込むことができる選手のようだ。

またガスパーはこの選手の獲得により20億といわれている人口をもつ中国への進出を狙っているようだ。それは中国政府としても同じ考えのようで、自国にヨーロッパの名門クラブの進出を大歓迎する姿勢を示している。それはこのキン・スルディン選手のバルサへの移籍料を無料にするということからも彼らの高い関心がうかがわれる。彼が所属するクラブへの違約金は中国政府自らが何らかの形で支払うことになる。また中国政府は首都に7千平米の土地をすでにバルサ側に無料提供しており、ここにバルサグッズなどの販売をメインとした総合デパートを建設する予定だ。


カンプノウ攻撃は続く

スペインフットボール連盟競技委員会による“カンプノウ2試合閉鎖”という裁断に対し、ジョセップ・マリア・コローナスを中心とするバルサ弁護団が控訴委員会に提出していた控訴内容は却下された。昨日の午後、控訴委員会は5時間もの間ジャーナリストを待たせたあげく、何の説明もないままバルサの控訴を却下することのみを発表して解散した。

このニュースを知ったコローナスは次のように語っている。
「別に驚くほどの結果ではない。競技委員会も控訴委員会も同じようなメンバーで構成されている組織だし、我々の申出書に対しきちんと対応してこないだろうことは予想されたことだ。だが私は法律家の立場として常に正義を信じている。いずれにしてもカンプノウに“有罪”判決が下りたわけではない。なぜなら“有罪”とする具体的な理由を彼らはまだ我々に提示していないんだから。」

コローナス氏によれば、バルサ弁護団はこの控訴委員会の控訴拒否という結果がでた今、次はスペインスポーツ規律委員会への控訴申請となる。フットボールだけではなくスペインのすべてのスポーツ部門の問題を扱うスペインスポーツ規律委員会へ控訴し、カンプノウ閉鎖を避ける戦いが続けられる。この規律委員会の結論がでるのは早くても2月の中旬となると見られ、それまではカンプノウでの試合は何の問題もなく開催されることになる。


夢見るスター

自分自身のウェブページで将来のことを語っているイングランド代表MFディビット・ベッカム。それによれば彼自身マンチェスターUに来シーズン残る可能性はほとんどないと考えているようだ。
「昨シーズンにもいくつかのオファーがあって移籍する可能性があった。しかし、僕はマンチェスターの街を愛しているし、ファーガソンが監督でいる限り彼に尽くすつもりだったんだ。だけど、プライベートで大きな悲しみがあってイングランドを出る決意をしたんだ。」
彼の妻、ビクトリア・ベッカムを狙った誘拐未遂事件が発覚したことを指していることはもちろんだ。
「また、今回の決意は2人の息子、ブルックリンとロミオの将来も関係している。イングランドよりも、外国で育ったほうが子供達にはいいと僕は思うんだ。イングランドでは、彼らの将来が賭けの対象になったりするしね。」

この決断に伴い、ベッカムは移籍するチームの条件として、色々な事柄を挙げている。
「まず都会である事だな〜。僕とビクトリアを満足させるには、色々なブランドショップのある大きな街じゃないとダメ。もちろん2人の息子のことも考えたいよ。」
今回のベッカムの発言により、マドリのフロレンティーノ・ペレス会長は誰よりも早くマンUに獲得の意思を表明した。スペインのメディアが伝えるところでは、彼がイングランドのスターを獲得するために出した条件は、ルイス・フィーゴとの大型トレードであるという。

ルイス・フィーゴ当人もこの話には乗り気のようで、大胆な発言をしている。
「人生の一つの冒険として、引退する前にイングランドでプレーしたいとは思っている。ポルトガルに帰るのはまだ早いしね。それに聞くところによればディビットはイングランドでかなり稼いでいたみたいじゃない。でも今のところ俺はマドリッドを離れる気はない。これは信じて良い。」

しかしレアルマドリーの会長は、誰よりも早く獲得を断念=せざるを得ないだろう。なぜなら、マンU関係者の話ではルイス・フィーゴとのトレードをサー・アレックス・ファーガソン監督が選手の価値に格差があると判断しているからだ。また、ファーガソンはバルセロナに所属するカルラス・プジョーを希望していると噂されている。またベッカムもこの話に乗り気らしく、すでに地中海に近い場所に手頃の家を探す予定と見られる。


ユリ・ゲラーPM就任

ガスパーが冬の改革第一弾として超能力者ユリ・ゲラーのPM(サイコ・マネージャー)就任を発表した。彼によれば、実際に海外のクラブで試されているメンタル・コーチにならったものであるという。ゲラーのメンタル・コントロールによって、監督・選手が常に最高のパフォーマンスを発揮できるというのが狙いだ。いかに自信をもって戦えるか、いかにバルサが一つにまとまるか、それらの疑問を煮詰めた結果、ゲラーが浮上したのだとガスパーは語る。また、ゲラーもバルサのような大きなクラブでの仕事を望んでいたようだ。実は、ゲラーは今年の5月、イングランド3部リーグエグゼター・シティの共同チェアマンに就任し、サイキック・パワーによって世界的なクラブへ押しあげると宣言していた。しかし、エグゼター・シティは、現在22位に低迷。ゲラー自身がもっと大きなクラブでなければ夢が遠いことを認識していたという。

ゲラーは流暢に語る。
「私の有名な言葉の中に『私と共に10億人が同時に念じれば世界の核機能は麻痺する』というものがあるが、10万人のバルセロニスタの力を借りれば勝利なんてたやすいものだ。実はロマリオの件は私の予言によるものなんだ。彼が救世主になることを約束しよう。」

しかし、それらは全て表向きの理由であるようだ。ガスパーに裏事情は付き物だということは誰もが知っているが、ユリ・ゲラー入閣の真意は油田開発とアメリカへの本格的な市場拡大にあると見られている。ゲラーはかつてそのダウンジング能力で石油を掘り当てた経歴を持つ。現在の莫大な私財はそれによるものだ。ガスパーはゲラーと共同でカタラン油田開発を計画している。我々専門家にもまるで検討もつかない話しだが、ゲラーのダウンジングによるとカタランのある地域に膨大な石油が奇跡的に眠っているのだという。そして、近い将来、石油が高騰するという予言も付け加えている。そして、次にアメリカ進出への広告塔としてあのマイケル・ジャクソンを連れてくるという計画が用意されている。実際に、ゲラーは今年の7月にエグゼター・シティの名誉ディレクターにマイケルを就任させた前例を持つ。奇行を繰り返すマイケルの常に理解者であったゲラーだ。もっとも、大々的なアメリカ進出は、欧州のクラブでは多くのスポーツ部門をもつバルサにしかできないことである。数多くの欧州王者の肩書きをひきさげ、第一弾として壮大なアメリカ巡業ツアーが来年にも行われるという。具体的には、既に「バルサvsグリズリーズ(ガソール所属)」「バルサ・ドラゴンズvs49ers」があがっているようだ。


デ・ボエル兄弟替え玉事件発覚

チームメートに対する批判などでなにかと話題が多かったフランク・デ・ボエル。本来のディフェンスのプレーにも精細を欠く場面がしばしば見られたがそれもそのはず、彼は選手にも観客にもきづかれずになんと弟ロナルドとしばしば入れ替わっていたらしいという仰天事実がこのたび発覚した。

考えてみればおかしいことが多すぎた。やや盛りを過ぎたとはいえ、一時は名実ともに世界最高のディフェンダーとして一時代を築いた選手である。時たま見せる非常にお粗末なプレーや、バルサのベテラン選手らしからぬ発言もロナルドが入れ替わっていたと考えれば納得がいくではないか。情報筋によるとロナルドはレンジャースのチームメートにも「バルサは良かったなあ〜」とことある毎にもらしていたらしい。弟思いのフランク兄さんが弟の為に一肌脱いだとしてもおかしくない。オランダでは2人乗り自転車を兄弟仲良く漕ぐ姿がなんども目撃されており、仲のいいことでは有名なデブー兄弟だ。

フランクはこれをすべてメディアのでっち上げとして全面否定している。だがこのような真実味があるニュースが世界中に駆けめぐってしまった今、我々の目の前でバルサのユニフォームに袖を通して練習に励んでいるフランクが本当のフランクなのか、あるいはロナルドなのか、まったく分からなくなってきたのも事実であろう。


注目の的、政治問題ロナルド

多くの問題を抱えながら2003年からブラジルの首相となるルイス・イナシオ“ルーラ”ダ・シルバ。1月1日から正式にブラジル再建の道を探る政治の指揮をとる立場となる。ブラジルが抱える最大の問題はもちろん経済問題だ。失業や給料未払いという状況から来る国民の落ち込んだ士気を、経済建て直しということを第一の課題として取り組んでいかなければならない。国民意識の高揚、それは経済建て直しに欠かせない要素である。毎年おこなわれるカーニバルが常に政治的に利用されてきたように、この新たな指導者もこのチャンスを逃すまいとしている。韓国・日本ワールドカップで優勝したブラジルであるからして、来年のカーニバルの盛り上がり方は例年を遙かに越えるものとなるいことを見込んでいるルーラは、このカーニバルにどうしてもロナルドの参加が必要だと考えても不思議ではない。

ルーラは昨日マドリ会長のフロレンティーノに電話連絡をとっている。2月に行われるカーニバルの時期にロナルドをブラジルに返して欲しいというものだった。ブラジルの将来をかけての依頼に対するフロレンティーノの回答はまだ発表されていない。


バルサユニに広告、危機一髪

バルサのユニに広告を付けないのことに誇りを持っているバルセロニスタ達だが、それでも昨シーズンに引き続き今シーズンもスポンサーからの申し入れはクラブに出されている。ガスパー会長になってから、クラブ経営の危機がささやかれている中、その広告から来る収入はのどから手が出るほど欲しいもの。

今シーズン初めにはマンチェスター・ユナイテッドのスポンサーともなっているボダフォンから、年間1100万ユーロという金額で申し入れがあった。それはバルサの年間予算の10%を占めるものだ。ソシオの反対を押し切っても価値はあるかにみえたこの申し出だが、根っからのソシオカンテラ出身ガスパーには受け入れられない条件付きだった。スペインではマドリ、バルサでファンが二分するという事がわかっているボダフォンが出したその条件とは、マドリとバルサが同時に契約し、両チーム共にボダフォンの名をユニに刷り込むことだったからだ。どちらにしても、マドリがシーメンス・モビルと契約したことでこの提案は日の目をみなかった。


困ったバンガール、ついに顎を出す!

ついにバンガールが悔い改めたようだ。ここ最近の成績不振にバンガールノートの限界がきたのか、自称世界一監督であるバンガールも自らの変革に乗り出したようだ。何の改革を始めたのかというと、自分の不人気の最大の元凶となっている、バンガールといえば、あれ、というほど彼の特徴であった、顎、っていうか顎が無いから、顎の復活、これに着手したのだ。つまりダイエットである。

何でもキッカケは、試合中にぜんぜん走らないリケルメに「なんでオマエは走らないんだ?ノートの言う事がワカランのか?」とイチャモンをつけたところ、リケルメに
「だったらたまにはオマエが走ってみせろよ!」と言い返されたらしく、それに逆上したバンガールが、なぜかデ・ボエルと一緒に100m走をしてみせたところ、あの、あの、あのデ・ボエルにさえ走り負けちゃって、その挙句にリケルメに「オマエ、顎が無いからなぁ。だから遅いんだよ。」と言われた事のようで、それがたいへんにショックだったらしい。

だからこのリーガ冬休み期間中を利用して、なんとバンガールが走って走って走って走りまくっている。したがって年明け一戦目のカンプノウのベンチには、顎が復活したバンガールの姿が拝めるだろう。これでバルサもきっと復活するはずである。


バルダーノの怒り

ロナルドがまた問題を起こした。イエロは怒り、ラウルは呆れ、グティは早急の解決を訴えている。今やロナルドを擁護するのは、FCブラジルのチームメートであるロベルト・カルロスくらいのようだ。これまで、韓国戦後の暴言やクラシコ前の発熱、赤坂での乱行、その他の様々な問題にも我慢をしてきたバルダーノも今回は堪忍袋の緒が切れたようだ。

「ロニーは変わらなければならない!今まで我慢してきたが今回は許せない・・・・・・・・・・・・まったく、何を考えているのか・・・・・・・クリスマスケーキはお預けだって言ってあったのに!!!」


ホアキンが来てラウルが去る!

マドリに、そしてフットボール界に大きな衝撃が走った。この冬のマーケットでマドリはベティスMFホアキンの加入し、そのかわりラウルをAt.マドリへ、モリエンテスをインテルへ放出すると正式発表したからだ。
マドリの両FWの放出は、今季獲得したロナルドの影響が大で、彼らには出場機会も人気も減少したということが移籍の大きな理由となっているようだ。特にラウルはバロン・デ・オロをロナルドの奪われた事に業を煮やしたのだと言われている。

そんな折ついに、ついにあの男にが本性を現した。以下にその衝撃のインタビューを記す。

まずは今季カンプノウでの事件がありました。そこから語って下さい。

そうだね辛いものはあったけれど仕方のないことだろう。ただあのコカコーラはもっと取り上げられるべきだった。あれはスカッと爽やか、おいしく飲むものなんだ、投げるものではない。

瓶なども飛んできましたね。

そうだったかな?僕はコカコーラしか記憶にないよ。

質問を変えます。衝撃のラウル移籍について語って下さい。

コカコーラ問題はもういいのかい?そうかならばこの移籍劇の真相を語ろう。なにを隠そうマドリにロナルドを呼ぶように仕組んだのはこの私だ! ポルティージョを腐らせ、ラウル、モリエンテスをどこかに出て行かせる為にね。こうなる事はわかっていたんだ。その為にわざと会長にロナルド獲得を薦めた。それもロナルドがあまり活躍しない事もわかった上でね。

いったい何を言っているんですか?

すべてマドリを崩壊させるためにやったのさ!すべてて我が心のクラブ、バルセロナのために。

もちろんこの発言の真否を問わずマドリはその男を退団処分とした。そしてこれを受けてバルサ側も正式コメントを発表している。
「あきれてものも言えない。もちろん我々はマドリに間者を仕向けることなどはしていない。当然彼を再び加入させることなどまったく考えていない。とんだ迷惑である。」

スポーツマンにあるまじき発言として事を大きくとらえたフットボール協会はフットボール界からの永久追放、及び罰金などの法的制裁を課す模様。


マドリ、トヨタカップ訪日はご乱交目当て?!

トヨタカップに参加するため来日していたレアル・マドリ。その際、宿泊先のホテルの1室でフィーゴ、カンビアッソ、イエロ、そしてグッティの4人が、彼らのファンと思われる日本人女性数人と乱交パーティーをしていたという。このショッキングな事件が発覚したのは、このパーティーに参加していた一人の女性がメディアにもらしてしまったからだ。

さらにショッキングなことに、彼らは女性たちとの楽しい一時とは別にもう一つの楽しいことをしようとしていたことが発覚したからだ。それは、フィーゴがカンビアッソに近寄り、熱心に口説いていたということだ。口説きがうまくいったのか、翌日の試合はカンビアッソの”切れ”もよく見事2−0で勝利。フィーゴは普段の試合以上に疲れ気味だった模様。


娘思いリケルメの暖かい話し

事件は12月26日に行われた“バルサ対世界選抜”の試合中に起きた。1−1で迎えた後半14分、クルイベルのパスを受けたリケルメがディフェンダーを鮮やかに2人かわしゴール。そしてゴールを決めたリケルメは得意のトッポジージョポーズを繰り出すかに思われた。だが、そのとき誰もが目を疑いたくなるような事件が起きる。ゴールを決めたリケルメは何を思ったのか、突然お尻を出して踊り出し始めたのだ。

サビオラ「ロマンがなんであんな事をしたのか分からない・・・疲れが溜まってたのかもしれないけど・・・」
ジェオバンニ「あの行動が宗教上の行為だとしたら、彼を批判する事は出来ない。」
バンガール「あれは彼なりのジョークだろう」
リケルメ「・・・あれは娘に捧げたんだ・・・」

彼の妻が語るところによると、最近娘のフロッピーがあるTV番組に夢中になっているという。そのTV番組とはスペインの子供に人気のある「クレヨンしんちゃん」だ。このアニメ主人公のシンノスケは、リケルメが先日の試合で行った様にお尻を出して振りまくる。その踊りが気に入っているフロッピーが「お父さん、今度の試合でゴールを決めたらこの踊りをやってよ!」と頼み込んだ事から今回の惨事は起こった。そばにいた妻はフロッピーがその踊りを踊っているのを見て笑っていたが、まさか夫が娘の頼みを実行にするとは思っても見なかったという。
「まさかロマンがあんな事をするなんて・・・信じれらないわ。もう離婚も考えなければ。」
リケルメ当人は、こんな大きな事件になるとは思っていなかったようだが、今回の行為によりマドリードに本部を持つ“反露出委員会”がカンプノウの閉鎖と罰金をスペインフットボール協会の方に強く要求するとみられている。


“GENT DEL BARCA” ゾロ目賞!

“GENT DEL BARCA”今秋から新たに開設されたこのバルサシンパ制度は当初設定していた「今シーズンのうちに100万人入会」という目標を易々と達成してしまいそうな程の人気を呼んでいる。そしてこの順調な滑り出しを見せる“GENT DEL BARCA”開設を記念して、特別賞を初年度限定で設定する、と広報担当者は昨日明らかにした。

この特別賞の対象はなんと「GENT DEL BARCA」会員番号がゾロ目の人々。100万人入会を念頭においた111111〜999999番までの、幸運にも10万台ゾロ目の会員番号を手にした9人の会員だけが、この特別賞を受けられる(海外在住でも元からのソシオでもO.K)。この9人は来シーズンにカンプノウで行われるクラシコに飛行機代から宿泊費まで、すべてを完全無料でご招待。そして試合当日はキックオフ前にピッチ上で一般のファンにお披露目後、貴賓席で会長と並んで観戦。さらに試合前日には選手とのプライベート食事会まで設けられている。

ちなみにこの栄誉ある接待に選ばれたのは背番号が一桁台のバルサ選手たち。つまり今シーズンで言うと会員番号555555であればプジョー、777777であればサビオラと1対1で食事ができるというわけである。ただし、例えば222222であれば22番の選手との食事も可能。その場合は2番と22番の選手のうち、どちらか1人を諦めなければならない。選ばれる選手にとっては極めて残酷なこの選択が、現時点で最も現実味を帯びてくるのはやはり111111、ともに来シーズンもおそらくはバルサでプレーしている、ボナーノとオーベルであろう。

ボナーノ「オーベルはイイ奴だし、人気もあるから間違いなく彼が選ばれるだろうね。もちろん僕を選んでくれればすごく嬉しいよ。行きつけのアルゼンチン料理のお店にぜひ連れて行ってあげたいね。」
オーベル「うーん、若い女の子だったら張り切るんだけどなぁ、ボク…。あ、もちろんカワイイ子だよ」

ともあれ、この嬉しい特別賞を狙い今後さらに入会者増加のスピードは速まるだろうと踏むバルサ会長ガスパー。“GENT DEL BARCA”、このバルセロニスタの輪はいまや世界中を席捲しつつある。


将来2番目有望選手

何もしないスポーツディレクター、バルダーノは、その下に働く人たちを多く抱えるが、その中には各地をまわって将来有望な若手選手を探してくるスカウトマンたちがいる。ボスは何もしなくても、下のものはそうはいかない。ガリシア地方を担当するスカウトマン、せっせと試合を見て回り、先日の会合で、ボス・バルダーノに将来有望選手リストを提出した。ところで、このスカウトマンの息子はバルサのカンテラとして毎日マシアで練習に励んでいるということ。本当の将来有望選手、その名前はあかされていない。


仲良しだった二人の醜い争い

サビオラとチャビ、仲の良いいことで知られていた二人の関係が今や絶縁状態になっているという。この話はここ数日のマスコミ報道によって、もはや既成の事実となってきている。その原因についても、様々に推測されてきた。バンガールに対する評価の相違によって対立したのではないか、ソシオに対する接し方をチャビに注意されたサビオラが反抗したのではないか、はたまたチャビの彼女をサビオラがとったのではないか、などなど。

だが、チャビが事の真相を親しい新聞記者に漏らしたことからマスコミの論争も終わることになった。
「練習が終わってから靴を脱いで裸足で話をしていたら、突然サビオラが『実は君の方が背が低いんじゃないかい?』なんて言うんだ。僕は170センチもあるっていうのにだよ、僕の方が2センチも背が高いっていうのにだよ、彼がばかげた事を言っているっていうのは誰の目にも明らかじゃないか!」
その話を聞いたサビオラは「誰もが彼の言っていることがおかしいということに気づいているだろう。そう、チャビの身長が僕より高いなんて信じられないはずだ。大体彼はあのくらいの身長のくせに、体重が70キロくらいあるんだよ。ハッキリ言ってデブだよね。公式には69キロとなっているけど絶対に嘘だね。彼は、身長も体重も大幅にサバをよんでいる。」と反論したのだ。
この二人のいろいろな意味で小さなケンカにより、チームメイトもサビオラ派とチャビ派に分かれて内部分裂をしているという情報も入っており、今シーズンのバルサの戦いぶりとの関係を指摘する声も上がっている。この状況に困った監督のバンガールも、選手を信用できないという病気にかかってしまったようだ。この危機的状況を迎え、ガスパーは「元旦にカンプノウで身体測定をやろうじゃないか」と発言したという最新の情報も入っており、事態は新たな展開を迎えそうである。


アルフォンソ、再び!?

バルサに選手補強の必要が迫られているのは周知の事実。この冬のマーケットを利用してバン・ガールが望んでいる補強ポジションは、実は守備に関するものではなく攻撃陣であることが最近判明した。日刊スポルト紙ルー・コスタブランカ記者が伝える。

かつてオランダ代表チームを率いたバンガールが、ポルトガル戦では終盤に4トップという荒技を披露したが、今でもあの決断は正しかったと信じて疑わないと語る。
「私の信条は攻撃的サッカーにある。最近は選手に恵まれず運にも見放されていたが、年が明ければ私の運勢も上を向くと信じている。私バンガールは信じた道を行くのみだ。」

彼が注目した選手は、古巣ベティスで主軸として返り咲いているアルフォンソ・ペレスである。
「確かに私は彼のことは知らないに等しい。だがビデオで研究した結果、彼はゴール前でのプレーに抜け目がなく、それに不満を言わない選手のようだ。このことが彼を呼び戻したい大きな理由の一つだ。しかもベティスには戦わずして打撃を与えることも出来るだろう。」

アルフォンソにはまだレンタル契約期間が半年残っているが、ベティスもスタジアムの修理費に思った以上の経費がかかり、資金不足のためにこれまで完全移籍に応じられずにいた。このため移籍金は無しでバルサに彼を返却する見通し。
一方、“私が悪かった。帰ってきてくれ、リバルド!”という3行広告が新聞に載っていたという噂については、バン・ガールは否定している。


ペップ、バルサ復帰

冬のマーケットでバルサが白羽の矢を立てた選手、それは現在ASローマに在籍中のグアルディオラだとクラブ関係者が密かに語っている。バルサ史上最悪のリーガ成績を収めてしまっている現在、怒り狂うソシオを納得させるにはペップの獲得しかいない、そうガスパーは考えたようだ。

だが皮肉にも、ペップは移籍の条件としてカスパー会長の辞任とバンガール監督の更迭を要求しており、この条件を飲まない限り移籍はないとコメントしている。したがって予定通りペップの獲得を実現させるには、ガスパー会長自らの辞任をもってリーガ・バルサの再建の第一歩となる。ガスパーは会長の座を辞任してでもバルサのためになるなら、と語っているが問題はバンガールの更迭問題のようだ。なぜならバンガールは誰がなんと言おうと辞める気はないと語っている。


はじく、見える、溶ける

クラシコでのグラウンドへのものの投げ入れ事件により、2試合カンプノウ閉鎖の判決が下されていたバルサ。また昨日バルサの控訴が却下された形で2試合閉鎖の結論がだされているが、その判決を不服とし、クラブ側は断固戦う姿勢を見せている。

しかし、今後このような事件が起こることのないようにとの対処も怠たっていない。クラシコ以降、すでにゴール裏には部分的にネットが張られるようになっているが、これは一時的な処置。現在話が進められているのは、観客席とグラウンドの間をすべてガラス張りにすること。もちろん、光の反射などで見にくくなることもなく、ものが当たったからといってわれるようなことがない特殊ガラス。そのようなガラスは以前からもアイスホッケーなどで使用されていたが、今回バルサが使用しようとしているものはそれにさらに改良が加えられたもの。決められた以上の圧力がかかると溶けてなくなるというこの特殊ガラスは、10年ほど前にNASAで開発され、5年前からワーゲン社がさらに改良を加え、今秋実用化に成功している。事故のとき車窓の破損による負傷をなくすために開発されていたものだ。このほどクラブがこの特殊ガラスを採用しようとしている理由は、何らかの不慮の事故で、観客がグラウンドに逃げ込もうとしたとき、ガラスと後ろから押し寄せる人の間で圧死するなど、以前よそのグラウンドで発生したような事故も考慮してのこと。ワーゲン社との交渉がまとまれば、今シーズン終了次第工事にとりかかることになる。


リーガ・エスパニョーラ、前期・後期制に

12月28日、スペインサッカー協会は今シーズンからリーガ・エスパニョーラを、アルゼンチンリーグや日本Jリーグに倣い、前期・後期の2期制にすることを発表した。その理由として、長丁場のシーズンによる消化試合の減少、シーズン最後に行われるチャンピオンシップによる収入増などを挙げている。この決定により、今期前半出遅れたクラブにもリーガ制覇の希望が出てきたこととなる。チャンピオンズ・リーグ出場権に関しては、原則として前・後期のそれぞれ上位2チームに与えられることになる見込み。今シーズン、前半大きく出遅れた感のあるバルサにとっては、4日遅れのまたとないクリスマスプレゼントになったといえるのではないだろうか。


ホエックコーチの憂鬱

先日ある不眠症にかかっている一人のバルサソシオが、病院に診察を受けに行くと待合室で意外な人物に遭遇したそうだ。その人物とは、そう、何を隠そうバンガールバルサのGKコーチであるホエック氏だったのだ。そのソシオの話ではホエックコーチは何か神経質に足を揺らし絶え間なくまわりを気にしていたという。

ソシオ「俺はよー、バルサのせいで仕事があるってのに眠れなくなったんだよ。んでよー、かみさんが病院に行けって言うからしょうがなく行ったたんだ。そしたらおめ〜俺を眠れなくした奴の隣にいつも座ってる男がいるじゃね〜か!殴りかかりそうになったなおれぁ。」

翌日の記者会見でバンガールは答える。
「今シーズンのバルサには集中力と闘争心が足りない・・・・・・・ん?なにかね?ホエックが病院に通っているって?君は何を言っているのかね?ホエックも私も健康そのものだよ。」
ドクター・プルーナ「ホエックがなにをしに病院に行ったか分からないが、彼にどこかおかしい所があれば私の所に来るだろう。」
ホエック氏はコメントを拒み練習場を後にしたが、関係者の内密の告白によると彼は最近のバルサの不振と上司との関係に悩まされ、病院通いをしていたらしい。怪我人の多さに悩まされているバンガールバルサだが、今回また病人が増えてしまったようだ。


バンガールノート最後のページ

シーズン半分を前にして解任されそうになったバンガール監督だが、試合結果はともかくとしてその仕事の量は膨大である。例えば、これまで多くの人に快くは思われていなかった試合中のノート作りであるが、そのノートの量はこれまでの4か月で何と数十冊にもおよぶらしい。

そしてクラブ関係者の一人が、偶然にもマジョルカ戦で使用されたノートを見る機会に恵まれたようだ。この試合に負けていればバンガール監督の最後のノートとなるはずだった貴重なノートである。この日の試合でもいつものように熱心にノート作りをおこなっていたバンガール。少なくても前半では彼がノートににらめっこというシーンが見られた。だが後半に入り普段に比べてあまりメモをとっているシーンが少ないような感じだった。この試合に勝利しても監督更迭という現実が待っているといわれたバンガールだ。ノーツ作りの無意味さについに気がついたのかも知れない。いずれにしてもノートの最後のページには次のような走り書きがされていたという。

“もう、メモはとらない”


ニューイヤーはハリーポッター?

世界中で大ヒットしているハリーポッター。その配給先であるワーナーブラザーズによると、スペインでの宣伝の一環としてバルセロナのカタルーニャ広場で行われるニューイヤーイベントで有名人がハリーポッターの格好をして出演するという。
ワーナーブラザーズ「来年はとても楽しいスタートになりますよ!まだキャスティングは正式に決まっていませんが、何人かのフットボール選手にも声をかけています。誰かって?それはまだ内緒ですね。」
メディアの間では、FCバルセロナのハビエル・サビオラが主人公のハリーの格好をするともっぱらの噂だ。


窓が壊され、金庫を持ち出された!

カンプノウ建設からすでに50年はたっているため、いろいろな部署の修復作業が徐々に進められている。最近行われたのは事務所の修復。窓を取り外し最新式のはめ込みにし、ドアも壊してモダンなドアと交換。さて、最後に一番重要な金庫を最新式のものに交換、という段になって、古い金庫がドアからでないということに気づくことになる。仕方がないので新しくした窓を再び取り壊しでの作業。計画性のないのはガスパー理事会のお家芸?


ついにマドリ、真っ黒に!

レアル・マドリは、なんといってもお金儲けに熱心なクラブだ。マンチェスター・ユナイテッドが、ニューヨーク・ヤンキースと業務提携している事を見習おうとしたレアル・マドリ。だが同じアメリカにしてしまっては二番煎じとばかり、フットボールが盛んであるにも関わらず未だフットボール商売未開の地へと的を絞った。その白羽の矢が立った先、それはニュージーランドだった。

そう、ニュージーランドはラグビー・フットボールが盛んな土地だ。ニュージーランドのナショナルチームは世界最強とさえ言われている。だから彼らは、その世界最強という言葉、これにもあやかりたかったのだろう。そしてレアル・マドリはニュージーランドナショナルラグビーチームとの業務提携を発表した。だが、本物の世界最強であるニュージーランドナショナルラグビーチームは、当然ながらレアル・マドリに条件を出した。知っている方も多いだろう、ニュージーランドナショナルラグビーチームのニックネームを。

「我々と同じように、“オールブラックス”を用意したら、君たちのようなクラブでも提携してあげよう。」

もちろん、世界最強という言葉にすがりつきたいレアル・マドリ、これを断れるわけがない。つまりこの提携により「エル・ブランコ」の歴史に幕が下ろされる。どうやら来シーズンからは、心身ともに「真っ黒なマドリー」がお目見えする事になりそうだ。


バルサ公式サイトに日本語ページ誕生

今までカタルーニャ語・スペイン語・英語という言語のみだったのFCバルセロナの公式サイト。だが2003年2月から日本語ページが誕生することになった。最初は試合結果・最新ニュースなどのみとなるが将来的にはオンラインショッピング・「GENT・DEL・BARCA」の申し込みも出来るよう充実していきたいとのこと。日本語ページ誕生にガスパール会長は次のように語っている。
「これは一足先に日本語ページを誕生しているレアル・マドリードを意識したものではない。2002年W杯開催の影響で日本からのアクセスが急激に伸びていることに対応したまでだ。日本人選手獲得の布石?バルサフットボールに適した人材ならば、日本人だろうが宇宙人だろうが獲得に動くがね。」


空手家オーベルマルス誕生か?

新年にはヌエボ・オーベルの誕生だ。これまで度重なる負傷により現場離脱を繰り返してきたおベルマルスだが、クリスマスバカンスを利用して肉体改造計画に取り組む意気込みのようだ。

まずはアメリカ・シアトルのジムで体質改善を行うという。このジムはメジャーリーガーやNFLプレーヤーもトレーニングする名門ジムで、食事も専属の栄養士の指示で朝・昼・晩とバランスの良い高たんぱく低カロリーの食事を用意している。もちろん食後は中国の漢方薬を摂取することはもちろんだ。“病は気から”と言われるし、精神面を鍛えるために極心空手に入門。滝の中で正拳づきをすると意気込むオーベル。

ガスパー「現在マルクは日本に滞在し山篭りをしているらしいよ。電話で連絡をとっても“オスオス”言ってて訳が分からないよ」
クライフェルト「滝を浴びるって?あいつがそんな事したら風邪でも引くんじゃないか?」
プジョー「武士道か・・・・・」
スエルテ!オーベル!
押忍!!オーベル!!
風邪引くなよ〜  


急募・会長

精神的にかなりキツイですが、やりがいのある仕事です。

・資格 健康な70歳未満の男女(ソシオであることは不要)
・勤務地 バルセロナ(多数の短期出張有)
・給与 無給(交通費も無支給)
・休日 不定休
・特典 会長席での試合観戦、選手との写真撮影並びにサイン自由

まずはお電話下さい。 追って面接日指示します。
(但し、最終的にはソシオによる選挙で決定)  
 tel 93-XXXXXXX   担当 現会長 ガスパー


ロナルド、すでにマドリに到着

これまでロナルドが在籍していたクラブ、PSV、バルサ、インテル、そのどこのクラブ在籍中にもクリスマス休暇期間を守ることが一度たりともなかったロナルドが、早くも昨日マドリに戻ってきて今日から誰よりも早く練習に励むことになった。しかも帰国前に比べて一段と体重が落ちているようで、彼の今シーズンに賭ける意気込みが見て取れるようだ。

木曜日の23:25発のブラジル航空VARIG8735便に奥さんと子供連れで乗り込んだロナルド家族一行は昨日の金曜日にマドリッドに到着している。デル・ボスケがすべての選手に要求したのは日曜日29日の19時から始まる練習に間に合うようにマドリッド入りすること。したがってロナルドは誰よりも早く戻ってきたことになる。プロとして、マドリディスタとして選手たちの見本となる彼の姿勢にバルダーノはもとよりフロレンティーノも大喜びしている。


デ・ブール兄弟、そろって災難

グラスゴー・レンジャーズに在籍するオランダ代表選手ロナウド・デ・ブールが車を盗まれてしまった。月曜日の朝に自宅に強盗が侵入し、車庫にあったBMWに乗り込んでそのまま逃げ去ったという。スコットランド紙のインタビューで、デ・ブールは次のように語っている。
「鍵は家の中にあったんだけど、奴らは無理やり部屋に入ってきたんだ。朝早くにね。腹立だしいが、家族が傷つかなかったから良かった」
地元警察が盗まれた車の行方を追っている。

また、同じくオランダ代表選手でありバルサの選手でもあるフランク・デ・ブールも強盗に襲われるという事件が起きている。事件は金曜日の朝、バルセロナ市内で車両強盗が車を無理やり止め、力ずくで車を盗みそのままフランクの車で走り去ったという。地元エルムンド紙のインタビューでデ・ブールは次のように語っている。
「家に向かって走っていたら、奴らは無理やり車内に入ってきたんだ。素早くね。腹立だしいが、怪我がなかったから良かったよ。」
スコットランドではちょうど4日前、彼の双子の弟の家に強盗が入ったばかりだった。地元警察が盗まれた車の行方を追っている。


デルボスケ、来シーズンからバルサの監督に

現マドリの監督であるデルボスケが、来シーズンからFCバルセロナの監督に就任することが確実となった。FCバルセロナ・ガスパー会長はデルボスケ監督との接触を認めており、本日12月28日記者会見で発表となる見込み。デルボスケ監督は今シーズンでレアル・マドリードとの契約が切れることになっており「他のクラブで指揮を執ってみたい」とこれまで語っていた。

ジェネラル・マネージャーであるホルヘ・バルダーノは、この件について「デルボスケ監督がレアル・マドリードとの契約を延長しなければ、他のクラブで指揮を執ってみたいという希望を持っているのは事実だ。しかし他のクラブの中にアトレチコとFCバルセロナは絶対入っていないと信じている。これはFCバルセロナとバルセロナメディアによるマドリに対する嫌がらせだ」と激怒してコメントしている。
しかしバルダーノが怒ろうが最近デルボスケの采配を見ているとマドリへの情熱を失っているのは誰の目にもわかるところだ。当のデルボスケは沈黙を貫いているが、やがてマドリスタから裏切者扱いを受けシーズン途中で辞任となるのも近そうだ。


プジョーの新契約、実は年俸大幅ダウン!

先月6日の午後に更新されたプジョーの延長契約だが、税込み500万ユーロとも言われていた年俸が実はたった税込み35万ユーロであることが判明した。

事の顛末はこうである。ガスパーとプジョー、それに彼の代理人であるラモン・ソストラスが出席した契約交渉の場でガスパーはプジョーに白紙の小切手を手渡し自分で額を書くことを要求した。そしてプジョーはその小切手に¥3500000ユーロと書いた・・・・・はずだった。ところがプジョーはうっかりして0をひとつ少なく書いてしまい¥350000ユーロとしてしまった。この単純なミスに、ガスパー含めその場にいた誰も気づかずこのまま契約を更新してしまったのである。
後日このミスに気づいたクラブ側はプジョーに契約の訂正を申し出たが、プジョーはこれを拒否し契約が確定した。

プジョー「自分のミスでこのようなことになったのだから訂正はせず、この契約を尊重しようと思う。ピッチ上ではこんなイージーなミスはしないようにしたい。」
プジョーのこの泣かせるセリフをどこぞのペセテーロに聴かせてやりたいものである。


電話局が転がって・・・ゴール!

スペインサッカー協会が来シーズンリーグで使用するボールのスポンサーの入札を始めている。現在使われているボールはナイキのもので66万ユーロが協会に支払われている。このスポンサーを狙っているのは、テレフォニカ(電話局)で、その権利に300万ユーロ支払う用意がある。テレフォニカのアイデアは、ボールを「テレフォニカ」と呼ぶことだけ。そして原則としてこの入札に参加できるのはスポーツ用品会社のみのため、テレフォニカはカッパを通して行おうとしていた。しかし、入札規則を隅々まで読んでみるとそれも認められないことがわかったため、電話局が芝の上を転がることは夢となった。


中田英寿告白!「マドリードでは、ペンション・カンポに泊まったよ」

イタリア・パルマでプレイする中田英寿が自分自身の公式サイトで12月19日世界選抜戦に出場するためにマドリードに行った時に日本人夫婦が経営するペンション「カンポ」に泊まったことを明かし、日本では大変な話題となっている。
このペンション「カンポ」とは、日本人の夫・愛称「イワン」さんと奥さん・愛称「メレンゲ」さんが2000年から経営するマドリードでは唯一日本人が経営するペンション。夫のイワンさんはスペイン・マドリードに留学したころからの大のマドリファンで、特に愛称及びペンションの名にもなっているイワン・カンポの大ファン。ペンションオーナーのイワンさんは「中田選手が泊まりに来た時はびっくりしましたよ。W杯の影響で最近フットボール観戦のために泊まりに来る人が増えています。え〜宣伝ではないですが、来年早々にホームページを立ち上げます。サッカー情報も充実させていきますので、どうぞ訪問して下さいね」と語っている。


世界一のエンターティナー、ブラウグラーナの一員に!

イギリスの大衆紙「太陽」によると、元マドリ選手で現在ボルトンに所属しているイバン・カンポが冬の移籍マーケットでバルサに加入することが決定したという。

現在不振の続くバルサは、デ・ボエルとクリスタンバルを放出しDFとしては世界最高のエンターティナーであるカンポを獲得することにした。彼の特徴は何といっても場所を選ばない激しいタックルとミスが非常に少ないことだ。バンガール監督も彼の獲得を非常に歓迎している模様で、次のようにコメントしている。
「私がノイローゼだって?いやいや、イバン・カンポはいい選手だよ。なぜなら彼は、私と同じようにポカが少ないからね。」


逆ストリーキング

バルサと共にユニフォームに一切広告を入れずに通してきているクラブ・ビルバオ。ということは他に収入の道を見つけなくてはならない。まずは、ビルバオのユニフォームを売ろうとCM作成してTVで流し、大反響。
グラウンドでプレーしている選手達は、背中に番号を書いているがなんと全裸。そして審判も持つのは笛のみのハダカ。客席を見ると観客もハダカ。そこへ、ビルバオのユニフォームを着た男がグラウンドに走り出してくる。それを追いかける警官も警棒を持つだけのハダカ。「見せびらかそう!」とアップのビルバオユニ男。


天使がバルサに舞い降りる!

不振に悩むバルサはこのウィンターブレイク期間を利用し、復活のための一大プロジェクトをスタートさせる。その陣頭指揮を執るのはレシャックだ。まず彼はガブリに登録名の改名を求めることから始める。

レシャック「ガブリよ、おまえの名前を本来のガブリエル、これに戻そう!」
ガブリ「えっ、オレとしては、髪の毛が戻ってきてほしいんだけど。」
レシャック「まぁ待て、ついでと言っちゃなんだがレイジゲル、君の登録名も変えよう。君は今日からファーストネームでミカエルだっ。」
レイジゲル「じゃぁついでに、ボクをファーストチームで使ってよ。」

こんな具合にレシャックは、バルサの改革に乗り出した。ガブリを“ガブリエル”に。レイジゲルを“ミカエル”に。そしてレシャックは、最後にとっておきのアイディアを持っていた。

レシャック「実はクーマンコネクションを通じてファン・デル・ファールトを獲得する」
クーマン「それよりも、まずオレの獲得が最優先なのだ」
レシャック「そしてな、彼の登録名を“ラファエル”とするわけだ。この改名トリオを、バルサの復活の切り札とする。」

レシャックは、ガブリエルとミカエルに加えてラファエル、
この天使の名前を持つ3人を今後のバルサの中心に据えようと考えているのだ。レシャックは続ける。
「このプロジェクト名は、もちろん“チャーリーズ・エンジェル”だっ!」

この話を聞きつけたベティスのホアキンは、
「オレ、あんな真っ黒なマドリよりもキャメロン・ディアスのファンなんだっ!」と、バルサに興味津々の様子だったようである。


ガスパーも不信任動議にサイン

イバン・カリージョのよって進められているガスパー会長に対する“不信任動議”に賛成する人たちのサインが3千人を超えようとしている。この“不信任動議”が有効になるには少なくても4500人のソシオの賛同が得られないとならないことから、現在の段階ではギリギリのところにあると言えるだろう。

さて昨日もカリージョの開いているオフィスに何人かのソシオが賛同のサインをするために駆けつけている。その中にソシオ番号7111なる人物もサインをしに来ている。だが彼はソシオではあるが普通のソシオではない。彼はクラブ会長でもあるのだから。驚きの表情を隠さない多くの報道陣に囲まれながら、ソシオ番号7111のジョアン・ガスパーは答える。
「これまで何回も公の席で語ってきたように、私も一人のソシオとして現在のクラブ情勢には満足していない。我々はクラブ史上最悪のリーグ成績をおさめているし、獲得した選手も期待通りの活躍を見せていない。したがって一人のソシオとしてクラブ会長に猛反省を求めるためにここに来たんだ。」