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1月5日
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今シーズン最も大事な試合 2003年カンプノウでの最初の試合となるレクレアティーボ戦。今シーズン2部から上がってきたレクレだがシーズン前の予想通り最下位を走っているチームだ。そして今日そのようなチームと対戦するバルサにとって「今シーズン最も大事な試合」と言い切るバンガール。バルサが置かれている現状を良い意味でも悪い意味でも象徴する言葉だ。 最下位をひたすら走っているチームとの対戦が、バンガールの言葉をかりれば「今シーズン最も大事な試合」となっているバルサ。マジョルカ戦での奇跡的な勝利があったとはいえ、バルサの置かれている厳しい現実を象徴している。相手はコルーニャでもなければバレンシアでもなく、まして宿敵マドリでもない。今日の相手は最下位のレクレアティーボとの試合だ。 すべてのバルセロニスタがそう思うように、バンガールもまた昨シーズンの“悪いバルサ”のイメージを一掃することができる快調なスタートを切りたいと願う。そのためには今日の試合に勝ち、連勝街道を突っ走る以外にない。 そして今のような状況にあるバルサでありながら、選手たちに対する信頼感を少しも失っていないと語るバンガール。それはこれまで5勝しかしていないバルサでありながら、バルサより良い試合をしたチームはほとんんど見あたらなかったから、と恐ろしいことを言いだすバンガールだ。 アイヤッヤッヤヤ〜、バンバンバンバンッガール!!!!!! |
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サビオラ、ロマン、ノーグラシアス 将来性豊かな才能ある二人のアルゼンチン人選手、サビオラとリケルメ。彼らにとって2003年はとてつもなく厳しい年になりそうだ。マジョルカ戦は負傷していたため出場できなかったリケルメだが、サビオラは完全な体調であるにも関わらずベンチスタートとなっていた。そして今日の試合でも、バルセロニスタのアイドルとなっている二人のアルゼンチン・クラックは再びベンチスタートとなる。 バンガールにとってこの二人のベンチスタートの理由は明らかであるようだ。リケルメは負傷あがりであること(ちなみにオーベルマルスもイニエスタもプジョーも負傷あがりではある)、そしてサビオラは快勝となったマジョルカ戦にもスタメンで出場していなかったのだから今さらバランスを崩す必要はないため。明快にしてわかりやすい理由だ。マジョルカ戦がバルサの圧勝という形で終了し、9人相手の試合であっても快勝であったとするバンガールにしてみればそれほど複雑な理由が存在するわけでもない。 リケルメはこれでリーグ戦では7回目のベンチスタート、サビオラにとっては5回目のベンチスタートとなる。またカンプノウの試合で二人一緒にベンチスタートとなるうのは今日が初めてでもある。 バルセロニスタが望むものはチームの成功と試合の勝利であるとはいえ、決して単純に受け入れることのできない二人のベンチスタート。ましてアウエーではなく地元カンプノウの試合である。だが監督が彼らを必要としないというのであれば、“12番”の選手たちはそれを受け入れるしかない。だがもし“結果”がでない時、あるいは“結果”がでたとしても納得できない試合展開を目の前にした時、カンプノウで起きることも簡単に想像できる。バンガールは危険な賭けをおこなおうとしていることだけは間違いない。 |
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イニエスタの登場 これまで何試合もミニ・エスタディに登場してきたアンドレス・イニエスタ。だが今日の彼がプレーする場所はその慣れしたんだミニ・エスタディではない。彼にとって長い間の夢だったカンプノウでのプレーが実現する。 昨年末におこなわれたカナル+主催のフットボール7で一躍脚光を浴びたヤゴ、アンデレス・イニエスタもまたそのような少年だった。1996年のフットボール7の大会でバルサスカウトのオリオル・トルトとマルティネス・ビジャセカの目にとまった“光り輝く少年”、それがイニエスタだ。それ以来バルサファミリーの一員となって将来を期待されてきたイニエスタが今日のレクレ戦でカンプノウデビューとなる。 12歳で両親のもとを離れマシア入りしたイニエスタ少年にとって、ここまでの道のりは決して穏やかなものではなかったはずだ。マシア入りした多くの少年たちがそうであるように、例外なく襲ってくる“故郷に対する想い”がイニエスタにもあっただろう。わずか12歳で住み慣れた故郷を離れなければならなかった少年たちが唯一の心の支えとしてきたもの、それはいつか果たすことができるかも知れない一部デビューの夢だ。それも憧れのカンプノウでのデビュー、多くのバルセロニスタを前にしてのカンプノウデビューだ。これまで誰にも訪れてくる負傷や一時的なスランプに落ち込むこともあったイニエスタだが、彼の夢が実現する日がやって来た。マシア入りを経験してきた多くの少年にとって、何百人、あるいは何千人に一人の確率で実現する夢だ。 |
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