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2月4日
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まず走ってみよう! アンティック・バルサのスタートはまず走ることから始められた。アンティックが監督に就任してから初めての練習日となった昨日、今シーズンのどの練習日よりも肉体的に激しい練習内容となった。1時間半にわたっておこなわれた練習メニューの三分の二はフィジカルトレーニング、つまり走り回ること。そして残りの30分がボールを使っての練習となった。 1年半にわたってグランドを離れていたアンティックにとって、昨日の練習は熱が入るものとなる。現在のバルサの悪状況の原因の一つは選手たちのフィジカル面にあると考えるアンティック。したがってとりあえず今月の毎日の練習は“肉体強化月間”となって走り回ることが主体となりそうだ。まず選手たちと15分間にわたって彼のアイデアや練習内容を説明するコーチングスタッフ。そのあとすべての選手がフィジカルトレーニングに入ることになった。 練習風景を報道陣シャットアウトとしたバンガールとは違い、彼は開放的にすべての記者やカメラマンを受け入れた。もちろん初日の走り込み中心の練習を隠す必要もないからかも知れない。だが彼はシーズンを通して、試合前の練習日だけは除いて、報道人をシャットアウトする気はないと語る。 300メーターのダッシュを10回、つまり3キロのダッシュから始められた。普段はフィジカルトレーナーのパコ・セイルーロが中心になっておこなわれる練習内容だが、アンティックが率先して選手たちを指導していく。もちろん彼の助手としてどこのクラブでも一緒だったクノバックも選手を激励してダッシュ風景を見つめている。 30分のボールを使っての練習は試合形式となった。クノバックの視線はディフェンスの選手たちに注がれている。だがアンティックと同じように大声で怒鳴り散らしはしない。気になる場面が登場するとその度に試合を止め、一人一人の選手に注意を与えるコーチ陣。こうして今シーズン初めてといっていい強烈なフィジカルトレーニングと、“対話形式”のボールを使っての練習で終了したアンティックバルサの初日だった。 |
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そしてさっそく練習試合 昨日スタートしたニューバルサに時間はない。今週のすべての練習は、日曜日のビルバオ戦で勝利の3ポイントを獲得するため、それ以外の目的はない。そして今日、アンティックバルサの初試合がおこなわれる。カディスとの親善試合とはいえ、本番を前にしてのテスト試合となるのは明らかだ。 親善試合とはいえ、若手のいきの良い選手をテストする余裕はない。ビルバオ戦を皮切りに経験豊かな選手を軸にチームを構成していきたいと考えるアンティックにとって、今日のカディス戦は絶好のテストとなる。まだ完調とはいえないサビオラやアンデルソンが召集されていることからして彼の意気込みが伝わってくる。キーパーとしてボナノ、エンケ、ディフェンスとしてレイジゲル、ソリン、プジョー、アンデルソン、デ・ボエル、オレゲールが、そしてセントロカンピスタとしてコクー、チャビ、イニエスタ、ロッケンバック、メンディエタ、モッタ、リケルメが、デランテロとしてサビオラ、クルイベル、ダニ、オーベルマルスが召集されている。 アンデルソンとサビオラはスタメン出場は難しいところだろう。二人とも100%とは言えない体調だ。だが途中出場という形で調整に入ることは間違いない。したがって4人のディフェンススタメンにはアンデルソンの姿はないものの、セントラルにプジョーとデ・ボエル、ラテラルのレイジゲルとソリンという配置でスタートすることが予想される。中盤の4人はロンボ形式がアンティックの好む形だが、この試合で二人ピボッテというのを試す可能性がある。チャビとコクーをピボッテとし、左にリケルメ、右にメンディエタが入ることになる。デランテロはオーベルマルスが右に、そして左にクルイベル。まずはアンティックバルサのスタートだ。 |
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お帰り!アンデルソン! ドクトール・プルーナは未だにアンデルソンに対してドクター許可を与えていない。それは90分にわたってプレーし続ける肉体がまだ作り上げられていないからだ。それでもアンティックは今日のカディス戦に彼を召集している。10分、あるいは20分程度のスパーリング練習をさせるためだ。 約1年間も遠ざかっている公式試合でのプレー。彼が最後にバルサの選手として試合に登場したのは去年の2月のことだ。そしてワールドカップの練習中に負傷し、その年の10月のマタロとのテストマッチに姿を表したものの、再び負傷に倒れ手術を余儀なくされた。 ビルバオ戦はもう目の前だ。そしてダービー戦のエスパニョールとの戦いも目前に迫ってきている。だが彼は決して焦ることなしにじっくり調節していくつもりだ。そして新監督となったアンティックに期待されていることも自覚している。 |
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