3月5

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せっせせっせと金稼ぎ〜♪

今年に入ってから3回目の親善試合。最初は1月29日、バルサ臨時監督デ・ラ・クルス指揮のもとでベンフィカとの親善試合をした後、2月4日にはアンティックにとって初の親善試合をカディス相手におこなっている。そして彼にとっては早くも2回目の親善試合が今日おこなわれる。各親善試合でのバルサに与えられるギャラは25万ユーロ。1回で25万ユーロ、2回で50万ユーロ、3回で75万ユーロ、100回やれば2500万ユーロ、ちりも積もれば山となる。せっせせっせと金稼ぎバルサ。

アンティックには1ユーロも入ってこない。試合日のタイミングも悪い。だがもちろんクラブに不満をもらすことは許されない。多くの風邪ひき選手が戻ってきたのだから、バルセロナで毎日の練習に励みたいアンティックだが、それは許されないことだ。今日はムルシアにあるロルカというチームとの親善試合をおこなう。新しいスタディアムのお披露目試合にバルサが選ばれたからだ。そして試合終了後、夜中のチャーター便に乗り込み各選手が自宅に帰るのは明日の朝方。そして土曜日のバジャドリ戦に備えて明日も練習だ。

今日の試合に召集された選手は次の通り。
エンケ、ビクトル、レイジゲル、アンデルソン、オレゲール、トルトレーロ、クリスタンバール、ソリン、ガブリ、ダビ・サンチェス、ロッケンバック、メンディエタ、モッタ、リケルメ、イニエスタ、ルイス・エンリケ、オーベルマルス、セルヒオ、ナノ。

3部リーグに所属するロルカの正式名称は“ロルカ・デポルティーバ・クルブ・フットボール”。昨年に結成されたホヤホヤのクラブでソシオ数はまだ1200人。それでもクラブ所属のスタディアムが今日誕生する。スタディアム名はフランシスコ・アルテス、収容人員8000人。もちろん市が財政的に協力してできたスタディアムだ。そして、その市とクラブの力関係を具体的に示しているのが今日の親善試合となっている。ロルカ会長は自ら認めるようにマドリディスタ、だがロルカ市長はバルセロニスタ。どうやらクラブより市の力が強いようだ。

もう半年前から契約されていたこの親善試合だが、契約内容には
“一人を除いたバルサの通常スタメン選手をすべて試合に出場させること”
という項目がある。もしこれに反して試合をおこなった場合、バルサは20万ユーロを支払わなければならない。したがって多くのスター選手が参加しなければならない親善試合となっている。だが召集リストの中にはコクー、プジョー、ダニ、ボナノ、ジェラール、サビオラ、チャビ、クルイベル、デ・ボエルが含まれていない。

コクー、プジョー、ダニ、ボナノ、ジェラールは負傷中の選手としてスペイン中に知られているから納得できる不出場選手たち。もっともボナノはすでに練習に復帰しているが顔の腫れは引いていないから“負傷中”だ。サビオラも練習に参加しているがどうやら一時的筋肉痛で1日間の安静が必要となり彼もまた“負傷中”となった。そしてチャビは急にインフルエンザにかかり“ダウン中”。デ・ボエルが“一人を除いた”という契約項目に入り、不出場が許される唯一の健康体選手。だがそれでも入場券はすでに完売されており、8000人観衆でスタディアムを埋めての試合となりそうだ。


話題のないカタランメディア

ロルカとの親善試合以外これといったニュースがないバルサ周辺。その証拠にムンド・デポルティーボ紙といいエスポーツ紙といい、この時期に来シーズンの移籍選手の情報を一面に載せている。

ムンド・デポルティーボ紙は、バルセロニスタには懐かしいクラブであるカイセルロウテルンの選手であるクロッセの獲得予想、そしてマラガのキーパーのコントレーラスの獲得を一面に。またエスポーツ紙はマドリのポルティージョの獲得を予想している。それだけ、そう、、それだけの話しで、何の内容もないことだからコメントするのもバカバカしい。もうチョットましな話題を探してこい、カタランジャーナリスト!