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3月18日
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“臨時”指導者たちによる、 クラブ“臨時”会長エンリック・レイナと“臨時”監督ラドミール・アンティック、そして何人かのクラブ理事会メンバーが加わり来シーズンに向けたプランニングが開始された。 クラブ会長を決定する会長選挙にまつわる噂はあとを絶たない。選挙日を6月下旬に想定する人がいれば、7月中旬説を語る人もいる。レイナ会長が必ず会長選挙をおこなうと何回もコメントを繰り返しているが、それを信用できないと語る人々もいる。つまり、なし崩し的に彼が来シーズンも会長として残る可能性があると信じる人々もいるのだ。だがいずれにしてもレイナは現在のバルサの最高責任者であることには間違いない。選挙がおこなわれようとおこなわれまいと、“正式”な会長が誕生するまでに決めておかなければならないことがいくつかある。契約が今シーズンで切れるコクー、デ・ボエルの延長契約問題、来シーズンに向けた放出・加入選手問題、そしてもちろん来シーズンからの監督就任問題。これらの問題を基本的な部分だけでも解決しておこうとするクラブ首脳陣だ。 昨日の“クラブ首脳陣”たちによる昼食会はレイナのオフィスの近くにあるビア・ベネントでおこなわれた。出席したのは以下のメンバー。会長のエンリック・レイナ、統合ディレクターのペレス・ファルゲール、副会長のシスタ・カンブラとフランセスク・クロッサ、そして監督のラドミール・アンティック。象徴的なことにスポーツ・ディレクターのカルラス・レシャックは呼ばれていない。今シーズン限りでバルサを離れることがすでに決定されている彼は、レイナが会長になってからはそのディレクターとしての仕事からも事実上離れている。したがって来シーズンのプランニングには欠かせないスポーツ・ディレクターは不在となる昨日の昼食会だった。 エンリック・レイナのアイデアは現在のバルサが抱える重要な選手、例えばコクー、デ・ボエル、ソリン、プジョー、クルイベルなどをそのまま残すことだ。それはアンティックのアイデアとも一致している。だが当然ながら現在の選手たちがすべてクラブに残ることはあり得ない。必要とするポジションの補強も当然ながらしなければならないし、そのためには現在の選手を何人か放出しなければならない。来シーズンに放出されるであろう最大候補に上がっている選手、それはロッケンバックとクリスタンバールの二人と見られる。 アンティックはあくまでも“協力”という、補助的な立場としてこの昼食会に参加している。現在のバルサの監督としての立場から“協力”して欲しいという、レイナの要請を受けてのものだ。彼はこの席で三つのことを提案している。一つ、それはベテラン選手しかいないポジションと若手しかいないポジションがあるアンバランスさをどうにかしなければならないこと。二つ、これまでチームの核となっているコクーとデ・ボエルは来シーズンも残留させるべきだということ。そして三つ、それは提案ではないが、これまで練習でも試合でも100%の力を出し切らない選手がいることに不満を感じていることだ。アンティックが不満に思う100%の力を出し切らない選手、それは誰だか明らかにされていない。一人だけではなく複数という可能性もある。 水曜日のニューキャッスル戦に備えての昨日の練習中、リケルメはアキレス腱の痛みを訴えて練習を途中で終了。ドクター・プルーナによって診断されたが、負傷は幸いにも大したものではなかったようだ。一時は招集メンバーから外れる可能性があると思われたリケルメだが、アンティックは試合に出られようが出られまいが招集メンバーに加えるつもりのようだ。 |
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一言いわせろ バルサの現状と将来に関してかつてバルサで活躍した人たちも心配している。会長がかわり、監督がかわり、かわっていないのは選手だけという状態の現在のバルサに果たして変化が訪れたのだろうか。試合での成績を見る限り、これまでアンティックバルサの成績が6試合2勝4引き分けという結果を見る限り、大きな変化は訪れていない。果たして不振の責任は選手たちにあるのか、元バルサ選手だった何人かの人々が感想を述べている。 ■フリオ・サリーナス ■アンドニ・ゴイコエチェア ■エウセビオ・サクリスタン ■ピッチ・アロンソ |
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