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3月19日
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伝統と誇りをかけて 今日はバルサというクラブの“違い”を見せる絶好のチャンスだ。すでに準々決勝進出を決めていたミランとマンチェスター、そして大差で敗北しない限りやはり進出を決めていたユベントスが昨日そろって敗北した。バルサにとって今日のニューキャッスル戦はミランやマンチェスターと同じように、次のステップに進むという意味ではすでに何の必要性を持たない試合となっている。だが、それでも、多くのバルセロニスタはクラブの伝統と誇りをかけての勝負を望んでいる。 今日のニューキャッスル戦をもってチャンピオンズ第二次リーグが終了する。バルサはすでに前回のレバクーゼンとの試合に勝利しグループ1位が決定しており、今日の試合は次のステップに進む試合という意味ではなにも勝ち取るものがない試合だ。だが相手のニューキャッスルにとって、この試合は大事なものとなっている。彼らがバルサを破り、もしインテルが勝利することなしに試合を終了すれば彼らのグループ2位が決定する。したがってシーズンをかけた特別大事な試合と言っていいだろう。 伝統と誇りをかけるのみの試合、だが財政的に苦しいバルサにとって勝利金の68万ユーロも魅力的ではある。多くの負傷者や負傷上がりの選手を抱えるアンティックバルサにとって、この試合はこれまで控えとなっていることが多い選手を試すの良い機会でもある。ここまで唯一すべての試合に出場しているチャビはベンチに、体調がイマイチのサビオラは招集されてもいない。プジョーはイギリスまで同行しているが試合出場する可能性はほとんどないだろう。それはボナノにしても同じだ。控えのポルテロとしてベンチに入っているが、よほどのアクシデントがない限りグランドに登場することはあり得ない。 スタメン出場となるビクトルにとってこのスタディアムは思い出の場所である。サント・ジェームズ・パーク、去年の8月、プレステージの試合でニューキャッスル戦にスタメン出場した彼は、バンガールの厚い信頼を勝ち取ることになる試合だった。クルイベル、サビオラ、そしてルイス・エンリケのゴールにより0−3で勝利し、ポルテロとしても素晴らしい働きをしたビクトル。今日、再び彼にチャンスが与えられることになる。 カンテラからはセルヒオ、ナノが呼ばれている。ナノの出場チャンスは少ないだろうが、セルヒオはサビオラが遠征に参加していないところから出場チャンスがかなりありそうだ。すでにチャンピオンズの大会ではブルッハス戦でデビューを飾っているセルヒオはバルサBで14ゴールを決め、得点王の道をひたすら走っている。世界中のフットボールファンが見守る中、彼もまた自己主張をする絶好のチャンスとなる試合だ。 負傷から立ち直ってきた選手の中にジェラールがいる。ドクター許可はすでに下りているものの、合同練習に参加してきてからわずかな日数しかたっていない。したがってリズム的に問題があるだろうが、アンティックの彼に対する期待は大きい。コクーのかわりに守備的なピボッテのポジションを期待されるジェラールはリズムと取り戻していくチャンスだ。 <スタメン予想図> |
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バルサ?ノーグラシアス! 3年に1回見られるかどうかというロナルドのヘディングのゴールで、かろうじて準々決勝進出を決めたレアル・マドリ。そのロナルドが先日「準々決勝でバルサと対戦したら素晴らしい」との発言をしていたが、そんなことはとんでもないという何人かの選手がいる。2試合目をカンプノウで戦うというハンディー戦となることを知っている彼らはバルサと対戦する可能性に尻込みする。 ロコモティフとの試合が終わり、さっそく記者団に準々決勝の対戦相手のことを聞かれるマドリ職員デル・ボスケ。ヨロヨロの状態で勝利した後だけに疲れ気味の表情だ。 昨シーズンではチャンピオンズ準決勝でバルサを敗って決勝戦に進出しているマドリ。だが今回はちょっと事情が違う。前回は最初の試合がカンプノウ、2戦目が地元のサンティアゴ・ベルナベウでの試合だった。その意味をじゅうぶんに理解しているマドリ選手たち。ロベルト・カルロスも見かけほどオッチョコチョイではない。 2試合目をカンプノウで戦うことの危険性をじゅうぶん認識しているマドリディスタ。彼らの恐怖が現実となるかどうか、それがわかるのは金曜日の抽選会だ。 |
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