3月22日

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LIGA 第27
3月23日 19:00
CUMP NOU
FC BARCELONA
vs
RACING

 


ドン・ルイス・エンリケ・マルティネス

バルサのカピタンとして、あるいはスペイン代表選手として活躍してきたルイス・エンリケに一つの勲章がわたされた。それもフアン・カルロス・スペイン国王の手によってわたされたスポーツ勲章メダル、ピカピカに光る金メダルだ。こらから彼のことをドン・ルイス・エンリケ・マルティネス氏と呼ばなければならない、かな?

スペインスポーツ界の振興と発展に貢献してきたスポーツマンに贈られるスポーツ勲章メダル。そのメダルは評価順にしたがい3つのカテゴリーに分かれる。金メダル、銀メダル、そして銅メダル。今年は12個の金メダル、36個の銀メダル、56の銅メダルが用意されていた。このメダルの贈呈式は国王自ら毎年おこなう。昨日、王宮でおこなわれたこの授賞式に、我らがカピタン・ルイス・エンリケも招待されていた。国王の手から金メダルを受賞するためだ。

国王家はスポーツ一家でもある。国王と皇太子のフェリッペはいまだにヨット競技に参加しているし、次女のクリスティーナもヨット競技者。しかも彼女の旦那さんは元バルサのハンドボール選手。

ドン・フアン・カルロス国王、レイナ・ソフィア、フェリッペ皇太子などが受賞テーブルに並び、その前にルイス・エンリケが登場する。彼は金メダルを受賞することになる12人の中の一人だ。こらまで長い間フットボール選手としてバルサやセレクションに貢献してきたことを認められての今回の受賞となった。国王からわたされた金メダルを手にしながらドン・ルイス・エンリケ・マルティネス氏は語る。
「驚いたねえ。とてつもなく驚いたねえ。自分に対する評価が勲章として具体的なものとして評価されるとは思ってもみなんだ。」

受賞者の中にはマドリの関係者も何人かいた。デル・ボスケ監督、イエロカピタンなども受賞対象者となっていた。だが大したメダルではない。そして彼らを前にしてドン・フアン・カルロス国王がメッセージを贈る。
「スポーツを通して世界各国の会話がおこなわれることが必要とされる時期。平和への強力な武器の一つとしてスポーツの世界を認識していかなければならないと思っている。世界各国の間では体制の違いがあるとは言え、会話がおこなわれなければならない。その一つの手段としてスポーツが存在できるとするならば素晴らしいことだ。」


チャンピオンズ抽選の翌日

多くのバルセロニスタが望まなかった対戦相手であり、だが逆に多くのバルサ選手が望んだ対戦相手、そのユベントスがバルサの準々決勝の相手と決まった。イタリアでもっとも愛され、そしてもっとも憎まれていると言われる伝統あるクラブユベントス。この組み合わせを知った多くの関係者がコメントをしている。

■アンティック
監督としてすべてのクラブ関係者、ソシオ、バルセロニスタに団結を求めたいと思う。バルセロニズムが一つとなって一つの目的に向かうために、すべての人々に団結と協力を要請したい。メディアには特別な協力は望んでいない。昨日の新聞を見ればわかるように、いくつかのメディアは我々に対してそぐわないような扱いをしている。例えばマルカの一面を見ればそれは明らかだ。一番目にでてきたのがマドリ、そしてバレンシア、最後が我々という扱いだった。リーグ戦はともかくヨーロッパの戦いでは国内クラブでは最高の活躍をしているというのに、バルサを最後に持ってくるようなメディアに協力は求められない。私が要求するのはシンプルなことだ。すべてのバルセロニスタが団結して欲しいということだけだ。

■リッピ
我々にとってバルサと対戦することはこれ以上望めないほどラッキーなことだ。もちろんバルサが簡単なチームだからというわけではないし、それはこれまでのチャンピオンズの戦いでいやというほど証明されてきている。非常に難しい相手であることには変わりがない。だがこの段階に来てやさしいチームなんてあるわけがない。ラッキーという意味合いは、例えば個人的には、20年間務めてきた監督業だがこれまで一度もバルサと対戦したことがないし、あの有名なカンプノウで試合をしたことがない。今の我々の多くの選手にしてもカンプノウで試合をしたことがないと言う。したがって、それが実現することになる非常に楽しみな試合だ。

■コクー
これまでのチャンピオンズの試合で示してきたように、我々はどこが相手であろうと勝ち抜いていく大きな可能性がある。対戦相手がユベントスという名前のチームであろうと我々が恐怖感を抱くことはないさ。アウエーでの試合には間に合いそうもないが、4月22日のカンプノウでの試合に照準を合わせたい。出場できるようになれば最高だ。

■デル・ピエロ
個人的にはついにバルサという伝統あるクラブと対戦できることが実現したので喜んでいる。これまでカンプノウでもどこでもバルサとは対戦したことがないんだ。これまでの夢の一つが実現することになる。確かに彼らはリーグ戦では苦しんでいるようだが、チャンピオンズの戦いはリーグ戦とは何の関係もない戦い。それは彼らが如実に示しているじゃないか。これまでの彼らのチャンピオンズの成績を見ると尊敬の一言だ。

■サビオラ
イタリアのチーム相手に戦うのは難しいよね。負けていようがなんだろうが、ねちっこくやって来る感じだ。引き分けることはそんなに難しいことだとは思わないけれど、勝つのには苦労すると思う。特にユベントスっていうチームはディフェンスが固そう。でも我々が勝ち抜いて次のステップへと進出するだろうけれど。

■ソリン
対戦相手に特別な希望は持っていなかった。この段階に来たらどのチームでも難しい試合になるのは当然だからね。ユーベはもちろんよく知っているチーム。彼らの最大の武器は“ブランコネーラ”と呼ばれる熱狂的なファンさ。だからホームでの試合では特別強い。でももし我々がチャンピオンカップを勝ち取るのだったら、どこでやろうと勝利していかなければ。

■リケルメ
どこが相手でも同じさ。自分が希望することはこれまで応援してくれてきているバルセロニスタに喜びを与えること。それだけが希望。だからどこが相手でも勝って、彼らに喜んで欲しい。でもそんな先のことよりラーシングに勝たなくっちゃ。