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3月23日
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PER LA PAU !!! いつか、そう遠くないいつか、世界の平和を愛する一般常識を持った人たちの思いが通じる日が来ると信じよう。ブッシュやアスナールや民衆党に、それぞれに相応しい制裁が加えられる日が来ることを信じよう。その日が来るまでバルセロナ市民は“戦争に対する怒り”と“平和への希望”を訴えることを続けるだろう。イラクに対しておこなわれている納得のいかない侵略戦争、つまるところ市民だけが犠牲となる侵略戦争に対し、バルセロナ市民は決して無関心ではいられない。いや、それはごく普通の一般市民だけではなく、エリートのプロスポーツ選手にしても決して無関心ではいられないことだ。フットボールの世界に生きる人々にとっても決して無関心ではいられないことだ。彼らにも“一人の人間”として意思表示をする権利がある。 市民団体や政治団体の呼びかけにより“侵略戦争反対”をテーマにした壮大なデモが今週だけでも3回おこなわれたバルセロナ。昨日も50万人を超える市民が街中をデモ行進した。“PER LA PAU”平和のために、そういう願いを持ってバルセロナ市民は街にくり出す。そして“市民のセンチメンタル”と決して無縁であってはならないバルサというクラブの根源的な存在価値を示すために、バルサも平和を取り戻すための意思表示をおこなう。それはバルサがバルサとしての原点に戻ることを意味する。何百万というカタラン人の心の支えとなった独裁政権時代のバルサ。そのフランコ独裁政権はもう過去のことだ。だがいつの時代でも、市民感情とスポーツは決して無縁であってはならない、それがバルサがバルサとして存在する歴史的なテーマの一つなのだから。 今週に入り、バルサオフィスへの電話は鳴りっぱなしという日々が続く。バルサソシオ、そして一般市民からの要求が伝えられる電話が鳴りやまない。カタルーニャの、そしてバルセロナの“顔”としてあるクラブが市民の声に耳を傾け、何らかの意思表示をすべきだという訴えだ。そしてそれに応え、今日のラーシング戦前にバルサの選手たちは3m×15mの垂れ幕を持ってカンプノウに登場してくることになる。テーマ、それはもちろん“PER LA PAU”平和のために、そう、平和を祈る訴えを世界中に呼びかけるバルサ・ラーシング戦となる。 |
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勝利、勝利、勝利あるのみ! 厳しい現実を抱えているリーガ・バルサが戻ってきた。今日の試合はバルセロニスタにとって今シーズン唯一の明るい大きな希望となっているチャンピオンズでの戦いではない。首位に21ポイントという信じられない差をつけられているリーグ戦の試合だ。勝利、勝利、そして勝利のみが要求されているリーガ・バルサ。スペクタクルな勝利がやって来ればそれに越したことはない。だが大事なのは、そしてどうしても必要とされているのは勝利の3ポイント。その3ポイントを勝ち取るために全力をあげて戦うバルサだ。 2月22日以来、リーグでは勝利の味を噛みしめていないバルサ。オサスナ、バジャドリ、アラベス戦では負けはしなかったが同時に勝利することもできなかった。だがチャンピオンズ準々決勝への進出も対戦相手も決まったバルサはすべてをリーグ戦への戦いに集中していかなければならない。UEFA参加圏内まで6ポイント、二部降格ラインまで4ポイント、それがバルサの抱えている厳しい現実。今日のラーシング戦での勝利をきっかけとして、大きく飛躍を勝ち取ることが要求されるバルサだ。 ■プジョーマンの復帰 ■クルイベルのスタメン ■ソリンはダメ ■ジェラールは後半から ■キーパーは誰? <スタメン予想図> |
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