7月29日 火曜日

■1チャンネル(1.0MB)
俺は永遠にバルセロニスタ

■2チャンネル(1.2MB)
タダとカンテラ、どっちも合格

■3チャンネル(1.0MB)
プジョーでも入りました

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


ラポルタも“遠征中”

ラポルタチームもアメリカ遠征とは無縁ではいられない。ユベントスとの試合がおこなわれる前日、彼らもまたボストン入りしている。サンドロ・ルセー、チキ・ベギリスタイン、そしてラポルタ会長はホテルに入るなりさっそくジムに汗を流しにいっている。彼らが着込んでいるジャージはもちろんバルサのそれだ。軽く1時間ほど汗を流したあとシャワーを浴び、そしてそれから練習をおこなっている選手たちのところへ挨拶に出かけるラポルタチーム。

彼らの遠征はチームと同行することだけでは終わらない。今日から2日間ニューヨークに飛び、そこでの多くの仕事をこなさなければならない。失われつつあるバルサの誇りと権威を取り戻すために、そしてアメリカという新しい市場開発をおこなうために、まるで営業マンのようなラポルタチームの事務所巡りがおこなわれる。スパニッシュ系のテレビ局を中心にいくつかのインタビュー、そしてそのあとはNBAやNFLの会長たちとの会合が待っている。バルサ“商品”を宣伝して歩く彼ら営業マンはアメリカでのマーチャンダイジングが非常に大事なものであると認識しているようだ。

だが“遠征中”なのは彼らだけではない。我らがウリストもバルサの合宿所に遠征してきている。彼の場合はDCユナイテッドというチームの選手兼コーチとしてボストンにやって来ていたのだが、偶然ながらバルサ・ユベントス戦と同じ日に試合がおこなわれることになっていた。バルサの選手が宿泊しているホテルを訪ねたウリスト。
「まるで自分の家に帰ってきたようだ。チキやエウセビオとこういう形で再開するとは思わなかった。俺の協力が必要ならいつでも連絡するようにと彼らには言っておいたよ。あの“有名な”監督もいなくなったし、これでようやく居心地がよくなったね、いいことだ。」


クルービー、まだ遠征できず

月曜日の朝9時15分にマドリッドにあるアメリカ大使館にかけつけたパトリック・クルイベル。目的はすぐにでもスペシャルビザを発給してもらってその日のうちに飛行機に飛び乗ってアメリカに飛ぶためだ。クラブ職員、ナイキ関係者、スペイン大使館関係者、あらゆるコネを駆使してスペシャルビザの獲得を目指したクルービーだが失敗に終わった。

多くの関係者が見るところによれば明日火曜日にはどうにかこうにか発給されるようで、ビザを手に次第アメリカに向かう予定。