8月5日 火曜日

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チャビ→ロナルディーニョ→クルービー

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グチャグチャ言っています

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ガンペル杯チケット売ってます

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アメリカ遠征が終わった

この試合でフラン・ライカーが試したもの、それはこれまでのユベントス戦やミラン戦での戦い方のような4−2−3−1システムで左右のエストレーモを起用することを放棄し、4−4−2システムに選手を配置して自陣のポルテロ前をキッチリと閉鎖する作戦だった。皮肉にもバルサの唯一の得点はフラン・ライカーが試みようとしたサビオラとクルイベルをトップとしての“中央突破”ではなく、右サイドからのロナルディーニョのセンターリングからのものとなった。いずれにしても相手や試合状況によっていくつかのシステムが起用されることになるであろうフラン・ライカーバルサにとって、この日の前半の戦い方は一つのテストであった。

後半に入りこれまで通りの4−2−3−1システムを採用したバルサは左にオーベルマルス、右にクアレスマを入れ左右のエストレーモスタイルをとる。だが機能したのは右だけ。なぜならオーベルマルスは90分プレーしたどの選手よりも動きが悪くグランドから完全に姿を消した試合となったからだ。片翼となったエストレーモだが、クアレスマはこれまでと同じようにそれなりの仕事を45分にわたって見せ、バルサのすべての攻撃は右サイドからのものとなった。

アメリカ遠征最終戦となったマンチェスターとの試合に敗れたとはいえ、合計3試合を戦い2勝1敗という成績を勝ち取ったバルサ。まだ練習が始まったばかりというチーム状態や、相手が中国あたりのナントカチームではなくユベントスとかミランなどが相手の試合だったことを考えれば、フラン・ライカーにとっては大成功というところだろう。

今日火曜日の昼にフランクフルト経由でバルセロナに戻ってくる選手たちは、それでも午後からは久しぶりのカンプノウでの練習が待っている。選手たちにとって待望の休養日がやってくるのは明日の水曜日。そして木曜日には普通の練習がおこなわれ、翌日の金曜日にはイングランドツアーに出発することになる。


金持ちだから偉大なクラブとは限らない

マンチェスターの1点目が問題となっている。コクーが倒れバルサの選手がボールを外に出すように要求している最中のセンターリングがゴールにつながったからだ。フェアープレーをモットーとするイングランドチームとしては恥ずかしい行為として非難されてもおかしくないプレー。だがマンチェスターのプレー態度を問題にしているのはバルサだけではない。彼らと戦い4点差で敗退したユベントスの選手たちも彼らのラフプレーに抗議をしている。彼らは抗議を具体的に示すために、アメリカ組織委員会によって用意された公式夕食会への出席を辞退した。

バルサはこ公式夕食会に3人のクラブ理事会員を送っている。だがこの夕食会でのマンチェスターの出席者たちは未だにロナルド獲得失敗問題の後遺症を抱えているようだ。ボビー・チャールトン、かつての栄光に輝くおじいちゃん、その彼が出席したバルサの代表メンバーに次のようにいっている。
「ロナルディーニョの話なんかしたくもない。ところで今回の試合は君たちにとっては名誉な記念となる試合となるだろう。なぜなら君たちとは我々と今シーズンに対戦する可能性は1回もないわけだからね。」

このおじいちゃんは何か勘違いしている。シーズン開始直後はチャンピオンズに参加しているクラブだって、途中からUEFAカップに回されることもあるんだよ〜。


ナノ、At.マドリに移籍

バルサBに所属するナノがAt.マドリの選手として来シーズンからプレーすることが決まった。移籍の際の違約金や契約期間、年俸などはまだ明らかにされていない。

クラブ史上最年少で一部チームでのデビューをかざったナノ。だが、ここ何年かは伸び悩み、バルサBでのプレーに専念することが多かった。約60万ユーロという年俸をとることがメディアに登場し、すでに一部でプレーしているモッタなどより遙かに多い収入を得ていることなどで色々と問題となっていた選手ではある。