8月14日 木曜日

■1チャンネル(1.0MB)
ヨーロッパに気象庁なるものが誕生して以来、最高の猛暑を記録しているヨーロッパ。あのフランスやドイツやスイスの各街で40°を越えた昨日だ。スペイン全国、そしてカタルーニャ地方も決して例外とはならず多くの山火事が起きている。カタルーニャ地方に存在する山々も燃える、燃える、燃える、メラメラと燃えている。暑い、暑い、暑いぞお!

■2チャンネル(1.0MB)
ボカ、スペイン入り

■3チャンネル(1.0MB)
この方も素晴らしいシャツを着ていらっしゃいます

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リケルメ、ボカへのレンタルは完全消滅

ビアンチ率いるボカがスペイン入りしている。セビージャを始めいくつかのクラブと親善試合をおこなうためだ。ビアンチに対する質問は当然ながら親善試合のことよりリケルメのボカへのレンタルの可能性についてのものが多くなるのはしょうがない。もういい加減その手の質問にはウンザリという感じのビアンチは表向きの発言で終始している。
「リケルメはバルサの選手であり、我々がどうこう言える関係ではない。今のところ、こういう事しか言えないんだよ。」

だが、昨日の12時を過ぎた段階で、ビアンチに対するリケルメ獲得に関する質問はもうされないだろう。なぜならリケルメのアルゼンチンリーグでの選手登録はついになされずすでに期限切れとなったからだ。

アルゼンチンフットボール協会に申告しなければならない選手登録は先週の木曜日が最後の日とされていた。だがリケルメ獲得の可能性を見ていたボカは特別申請を協会に提出していた。その提出された書類を検討していたフットボール協会は昨日の深夜、この申請を却下することに決定した。したがってもうすでにリケルメの選手登録は協会に提出されたとしても受理される可能性がなくなり、同時に彼のボカへのレンタル移籍の可能性もまったくなくなったと言える。

ボカへの復帰の可能性がなくなった今、サンドロ・ルセーを中心とするセクレタリオ・テクニコはリケルメとの話し合いをすぐにでも再開することになる。すでに彼の来シーズンにおける可能性は二つに一つ。つまり彼に興味を示すヨーロッパのクラブへのレンタル、あるいはスペインのクラブへのレンタルが一つ。そしてもう一つは、そう、バルサに残ることだ。今となっては不思議な可能性と言っていいが、この可能性もまったくないわけでもないようだ。

“コルパック事件”をもとに裁判所への“ルストゥヨーロッパ人扱い”の申請をおこなう可能性はいまだにクラブは捨てていないようだし、サビオラのユーロパスポート取得の可能性は早くて来年早々と見られているところから、遅くても来年に入ればリケルメの選手登録も可能となるかも知れない。いずれにしても早急におこなわれるであろうサンドロ・ルセーとリケルメの代理人との話し合いで彼の将来が煮つまってくるだろう。


アルフォンソの契約

昨シーズン、アルフォンソがベティスへレンタル移籍した際の契約条項はこれまで多くの噂の域を出ないものとなっていた。ところがベティスが契約違反としてバルサを訴えたことにより、その詳しい契約条項が明らかになった。そして、もうガスパー政権がおこなってきたことには驚かないと思っていた誰しもがビックリするような内容だった。

メンディエタがバルサにレンタルされてきたとき、もしバルサが買い取りオプションを実行せず彼をラッチオに返すと決めた場合、バルサはラッチオに対して何百万ユーロの賠償金を支払うことが決められていた。それとまったく逆をいっているのがアルフォンソに関する契約だった。

ベティスはアルフォンソのレンタル料として240万ユーロをバルサに支払っている。もちろん買い取りオプション付きの値段だ。だがもしベティスがアルフォンソの買い取りをせず、バルサに翌年彼を戻すことを決めた場合、バルサはベティスに対して240万ユーロの半額、つまり120万ユーロは返さなければならないという項目が存在した。この120万ユーロをバルサはいまだにベティスに支払っていないことから、今回ベティスがバルサを訴えている。

ラポルタはもちろん支払う気はないようだ。ベティスの目論見はこの120万ユーロを受け取ってから再びバルサとアルフォンソのレンタル移籍の交渉をしようというのがミエミエだからだ。アルフォンソ問題はまだまだ続きそうだ。