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8月15日 金曜日
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■1チャンネル(2.0MB) これまでに加入してきた5人の新人 ■2チャンネル(0.8MB) ■3チャンネル(0.8MB) (映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから) |
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リケルメとボカの関係 ボカが申請していた“選手登録期間の延長”を却下したフットボール協会の判断が昨日発表されたことにより、すべてのメディアがリケルメのボカ行きの可能性を否定した。だが、その発表から数時間もたたないうちにチキ・ベギリスタインが奇妙な発言をしている。 このチキの発言はスペインメディアには驚きのものであったが、アルゼンチンメディアにとっては常識的な発言としてとらえられている。アルゼンチンフットボール協会が下した“選手登録期間の延長却下”という事実にも関わらず、なにゆえリケルメのボカ行きが可能となるのか。それはフットボール協会をよく知るアルゼンチンメディアにとってはなんら不思議なことではなかったようだ。なぜなら過去にもこのような“決断”が、簡単に変更されてきた事実に事欠かないアルゼンチンフットボール協会だからだ。つまり今のところあってないような“決断”と考えられているようだ。すべて状況次第で柔軟性を発揮するアルゼンチンフットボール協会ということか。 チキの語る「ロマンのチョットした歩み寄り」は何を意味するのか。それはリケルメはボカへレンタル移籍することをどこのクラブへ行くことよりも大優先事項として考えているものの、年俸の引き下げは認めるつもりはないようだ。490万ユーロ(税込み)の年俸+1試合ごとの出場ボーナスとして20815ユーロが彼の懐に入る約束になっている。だがボカにはこの年俸はおろか試合出場ボーナスさえ支払う余裕はない。だからリケルメは年俸引き下げ案を認める“チョットした歩み寄り”をすべきだということを間接的に言っているチキだ。 ボカとバルサの合意の努力、それはリケルメのレンタル料の問題に関してのことだ。昨年、ボカは違約金1150万ユーロとしてリケルメをバルサに売っている。600万ユーロは昨年の夏にすでに支払われ、残りの550万ユーロを今年の夏が終わるまでに2回の分割払いで支払う約束となっていた。1回目の300万ユーロはすでにボカに支払われている。したがって残りは250万ユーロ、だがバルサはいまだにこの金額をボカに支払っていない。それは最悪のケースとしてリケルメがヨーロッパのクラブではなくてボカにレンタルされた場合のレンタル料として考えているからだ。だがボカはこれを受け入れることを否定している。まず現金の受け取り、そしてそれからリケルメのレンタル問題を検討しましょう、そういう方針だ。これがチキの言う“両クラブ間の合意の努力”問題となる。 |
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出戻り騒動 わずか2週間のトルコ滞在、そしてわずか1試合の公式戦出場、だが、わずかとは言えない90分での3失点、それがフェネルバッチェの選手としてのエンケのすべてとなった。いまエンケは、バルサの計算外選手たちと一緒でもいいから練習させてくれとお伺いをたてている。フェネルバッチェとバルサとのエンケレンタル移籍に関する契約は単純にして明快だ。レンタル料はいらないから彼の年俸をそちらで支払ってくれというもので、それをフェネルバッチェは潔く快諾している。したがってエンケがいまさら戻ってきたところで彼は今シーズンに限って言えばフェネルバッチェの選手であり、少なくてもバルサの選手ではない。ただこの契約の“オプション問題”に関しては明らかになっていない。例えば“2週間のテスト使用期間”みたいな項目があって“お気に召さないならすぐにでも返却ください、その場合は無料です”というような項目があったかどうか。 エンケがフェネルバッチェを離れた事実経過には二つの説がある、一つはエンケ自らクラブにそれを申し込んだというもの。地元での試合で、しかも彼にとって初の試合で後半に入る頃から彼に対する激しいヤジに嫌気を指したというのがエンケ側の主張だと言われている。もう一つの説、それはフェネルバッチェ側がエンケに対してクラブを去るように提案したというもの。ルストゥの後釜として獲得したポルテロであるにも関わらず、なんだ、こんなんもんかい、というのが彼らの感想だったようだ。 このトルコのフェネルバッチェはこれまでの歴史で今回のエンケ問題と同じようなことを何回も繰り返してきている。契約しているにも関わらず、クビ宣告をした後は1ユーロの支払わないことで有名なクラブだ。そのおかげでいまだに何人かの外国人選手と裁判沙汰となっている。彼らにとっては今回のエンケ騒動も、その裁判沙汰が一つ増えただけの事なのかも知れない。果たしてどうなりますやら。 |
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