8月25日 月曜日

■1チャンネル(1.2MB)
北ゴール裏にゴロまくボイショスノイスは試合中だけではなく、試合前のプレゼンテーションをおこなうために照明がおとされた瞬間にも発煙筒を投げつけていた。彼らに対して多くの人々が「イッホ・デ・プータ!」コールを送る。この手のことに慣れているビアンチはこのイホ・デ・プータ・コールに驚いたようだ。
「なんで、イッホ・デ・プータ!コールがおきてるんだ?」

■2チャンネル(1.2MB)
元オランダ人監督が兵隊の指揮官であるとすると、今度のオランダ人監督は選手たちのお兄さんという感じで、ひたすら彼らとの会話を好む。コクー、チャビ、プジョーたちと練習中にも会話に余念がない。だが練習中であれ、してはいけないことがあれば厳しく注意する監督でもある。昨日の練習でクアレスマがイニエスタにおこなった激しいタックルを見たライカーはすぐにミニ試合をストップさせた。そしてクアレスマを呼びつけ一言。「プレッシャーをかけることと相手に蹴りをいれることは別のことだ。もし同じことを繰り返したら、すぐにシャワー室行きだぞ!」

■3チャンネル(0.8MB)
ガンペル杯で90分プレーした二人の選手。ケガだけはきをつけましょう!

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このゴロつきどもを追い出せ!

バルサだけではなく多くのクラブが抱える深刻な問題がウルトラだ。過激な応援団組織はどこのクラブにも存在する。そしてその問題の厄介なところは、これまで多くのクラブが彼らを影で擁護してきたことだ。そしてバルサ理事会と過激派応援組織ボイショスノイスとの関係も例外ではない。少なくともこれまでは例外ではなかった。だがすべてのことに関して“改革”を目指すラポルタチームはこの悪しき関係を一掃しようとしている。

カンプノウにかけつけるファンの年齢層は非常に高い。どこのスタディアムのそれと比べても非常に高い。それはソシオの平均年齢が50歳前後ということとおおいに関係あるだろう。だが北ゴール裏に陣取る過激派応援団組織ボイショスノイスはそれら平均ソシオとは違い、これまで多くの暴力行為をおこなってきている。このボイショスノイスが誕生して以来、クラブ首脳陣との裏での関係が密かにささやかれていたものの、それを具体的に示す証拠はあげられていない。だがラポルタ会長はこの悪しき関係を一切排除する覚悟のようだ。このガンペル杯が始まる何日か前から、クラブ事務所にボイショスノイスと名乗る連中による一つの要請が送られていた。それは“スタディアムを活気づける”ために9000ユーロと150枚の入場券をよこせというものだ。

これまでヌニェス政権においても、あるいはガスパー政権においてもこれらの事実を公表した会長はラポルタをのぞいて存在しない。それは決してこれらと同じような要請がなかったからではなく、クラブ首脳陣がひたすら隠してきたからとして理解されるべきだろう。これまでのクラブ首脳陣と彼らボイショスノイスの関係を知りたかったら、スタディアム内にある彼らの“倉庫”を調べるだけでじゅうぶんだ。そこには多くのクラブ旗あるいはナチの旗、そして発煙筒が並べられているのだから。

「この戦いは時間がかかるものとなるだろう。だだ我々は悪しき習慣を打破しなければならない。もしさらなるガードマンが必要ならいくらでも用意しよう。もしさらなる警察官が必要なら、それらの要請をバルセロナ市に送ろう。あらゆる必要な手段を駆使してもこれらの過激派応援団組織をカンプノウから追い出さなければならない。」
すべてのバルセロニスタのフィエスタとならなければならなかったジョアン・ガンペル杯で、唯一の汚点となった彼らの行為に怒りまくるラポルタ。彼はガンペル杯の試合が終了した段階で早くもボイショスノイスとの“戦争宣言”をしている。

そしてそれを受けたボイショスノイス。ガンペル杯の翌日には早くも彼らのホームページでラポルタ新政権に対する攻撃を開始している。


マルケス、だいじょうぶの巻

ガンペル杯で負傷したラファエル・マルケスだが、試合後にいわれた“右足首捻挫”はただの打撲であり、全治5日間程度のものだという。したがって今週の土曜日におこなわれる開幕戦にはどうにかこうにか間に合いそうだ。マルケスの負傷・開幕戦出場不可能のニュースが流れたことにより、ポルテロにはビクトルではなくルストゥが出場可能と見られていた。だが、もしマルケスが出場できることになると、やはりポルテロにはビクトルが入る可能性が高いことになる。自分のポジションと違う選手の負傷で、試合出場可能となったり不可能となったりするルストゥとビクトル。今シーズンはこの手の話しが多くなるかも知れない。