8月29日 金曜日

■1チャンネル(1.3MB)
前のオランダ人監督と違い、練習風景を一般公開するのに何の問題もないというフラン・ライカー監督。昨日もミニ・エスタディには多くの暇人が集まっていました。そんな中でモッタとマルケスも練習に参加。だが二人ともビルバオ戦には出場できない。

■2チャンネル(0.8MB)
カタラン語勉強中のパトリック・クルイベルはいつも明るい男。
「その単語は難し過ぎてわからないよ。もっとやさしい単語使ってちょうだい」

■3チャンネル(0.9MB)
嬉しそうなリケルメを見るのは嬉しい。
「フットボール選手という感覚が昨日までなかったけれど、ビジャレアルのおかげで再びフットボール選手に戻れたことが嬉しい。」

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アディオス、リケルメ!

ビジャレアルへのレンタル移籍が27日の深夜に決まり、すでにバルセロナを離れベニート・フローロ率いるビジャレアルのメンバーに加わっているホアン・ロマン・リケルメ。基本的に2年間のレンタル移籍、だが今シーズンが終わった段階で彼をバルサ側が呼び戻すことを決めた場合は1年間だけのレンタルとなることも可能と発表されている。そして2年間のレンタル期間が終了し、彼がどこかに完全移籍される際にはビジャレアルが移籍交渉の優先権を持つという。ラポルタチームがこれまで計算外選手にはすべてそうしてきたように、リケルメの場合も無料のレンタルだ。しかも彼の年俸の7割近くはバルサが支払い続けることになるし、リーグ優勝やUEFAカップに優勝した場合の特別ボーナスも(もちろんリケルメはバルサ選手として働いていないわけだが)彼に支払われることになる。

1年のレンタルであろうが2年のレンタルであろうが、いずれにしてもリケルメがバルサに戻ってくる可能性はほとんどないと見るのが正しいだろう。バルサは今シーズンからラポルタバルサとして新たに発進し、チームの顔となるのはロナルディーニョとならなければならない運命にある。それが“メディア的クラック”の存在を非常に重要なことと考えるクラブ理事会やスタッフ・テクニコが望むことだからだ。したがってリケルメがビジャレアルでどんなに活躍しようが、バルサに戻ってくる可能性はほとんどないだろう。彼のビジャレアルでの活躍はバルサにとって“彼に高い値段が付く”ことしか意味しないだろう。特にサンドロ・ルセーとチキ・ベギリスタインがコンビを組んでいる限り、リケルメのバルサ復帰はあり得ない現象だ。

リケルメはビジャレアルのプレゼンテーションで“ロマン”に戻ることができた。昨シーズン、バルサに入団してきた時には許されなかったユニへのロマン名表示、それがビジャレアルでは許されることになった。幸せそうなロマン、アディオス、そしてブエナ、スエルテ!


クルービーはゴレアドールだい!

嘘みたいな記録という印象を受けるかも知れないが、これは正真正銘の真実だ。ここ最近5年間、ヨーロッパのどこのクラブの“9番”選手も、バルサの“9番”パトリック・クルイベルが作り続けているゴール記録を破ることができない。それは5年連続リーグ戦ゴール数15以上というものだ。彼は1998−99シーズン以来すべてのシーズンにおいてリーグ戦15ゴール以上を決めている唯一のヨーロッパ選手だ。つまり彼は、ああ見えてもゴレアドールなのだ。

その彼が今シーズンのゴール数に関してコーチのテン・カテと賭けをしている。もしリーグ戦で25ゴール以上記録したらクルービーがテン・カテに夕食をおごるというへんな賭けだ。つまりテン・カテには25ゴール以上入れられる才能をクルービーに見ているのに、彼自身はそれをまるで冗談のように語っている。
「25ゴールだってさあ、俺が!」