9月5日 金曜日

■1チャンネル(1.7MB)
"R"omario, "R"onaldo, "R"ivaldo. そして"R"onaldinho

■2チャンネル(1.6MB)
ゴール運がなかったセルヒオ・ガルシア

■3チャンネル(1.0MB)
こういうことはうまいんですけれど・・・

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まさに“歴史的”なゴラッソ

それはまさに歴史的なゴラッソだった。時間からしてまず歴史的だ。ビクトルが思いっ切りボールを投げた瞬間、時計は1時25分を指していた。昼間のゲームではない、そう、夜中の1時25分だ。そんな時間帯にも関わらず8万以上の人々によって埋め尽くされていたカンプノウ。観客席に座るバルセロニスタの目は、ビクトルが投げたボールの行き先を追う。センターライン付近にいたロナルディーニョにわたったボールの行き先はこれから何秒後かにセビージャ側のゴールに突き刺さることになる。

ロナルディーニョがボールをとった瞬間、それまでセビージャ戦2連敗の可能性も覚悟していたバルセロニスタが一斉に立ち上がる。彼の前には二人のピボッテ、つまりカスケーロとマルティが控えている。そして彼らの後ろには二人の屈強のセントラル、言葉を変えて言えば“暴力的”な二人のセントラル、パブロとハビがセビージャゴールを守っている。ゴール枠下にはこれまですべてのシュートを見事に防いでいるポルテロのノタリオが控える。

ロナルディーニョは開いたスペースを縫うように二人のピボッテを抜いていく。だがまだシュートエリア内には届かない。エレガンスなドリブルがゴール前25メートルで強烈なシュートに変わる。ゴールに突き刺さるような強烈なシュート。ポルテロのノタリオが左に飛んで止めようとするシーンはまさに写真集用のそれだ。

一人目のR選手であるロナルドがマドリ戦で決めた“コーラ・デ・バカ”ゴール、二人目のR選手であるロナルドがコンポステーラ戦で決めたゴラッソ、三人目のR選手であるリバルドがバレンシア戦で決めた“チレーナ”、そして今四人目のR選手、ロナルディーニョが新たな歴史的ゴールを決めた。


選手がいない練習場

セビージャ戦が終了し、バルサは14日の日曜日にアルバセテとの試合を控えているが、肝心の選手たちがほとんどいなくなっている状態だ。セビージャ戦ではオランダ勢5人とサビオラがすでに帰国している状態だったが、昨日はルストゥ、ロナルディーニョ、チャビ、プジョー、そしてアンダー21に招集されているイニエスタとビクトルがバルセロナを離れている。この代表選手13人に加え、負傷中のモッタ、ナバーロ、ルイス・ガルシア、マリオ、ガブリなども満足に合同練習に加われないため、練習場のマシアにはほんの少しの選手しか残らないことになる。

代表に招集されたほとんどの選手がバルセロナに戻ってくるのは来週の11日木曜日となるため、アルバセテ戦に備えての練習期間は3日間だけとなる。


デ・ラ・ペーニャ、チーム探し

ラッチオから自由契約の身となったイバン・デ・ラ・ペーニャは現在新たな移籍先チームを探している。これまで彼に注目してきたのはカマッチョ率いるポルトガルのベンフィカだが、今のところまだ具体的な交渉に入っていないようだ。彼の代理人であるマヌエル・フェレールはベンフィカ以外のクラブとしてセルティック・グラスゴーの名前もあげている。