9月7日 日曜日

■1チャンネル(1.0MB)
第二節のアウエーの試合で今シーズン初勝利をかざったバルサB。期待の星エスポシットが2得点あげている。

■2チャンネル(0.9MB)
セルヒオ、セビージャ戦を振り返る。だが週末はバルサBに戻りフィゲーラスとの試合が待っている。

■3チャンネル(0.6MB)
画像がないぞ困ったシリーズ第一弾。
バルサ野球部しかもカンテラ

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カンテラパワー

バルサに“改革”をモットーに多くのソシオの期待を背負って誕生したバルサ・ラポルタ新理事会。それはクラブ機構そのものの“変革”だけではなく、クラブにとってももっとも大事なチームそのものの“変革”をも意味する。オフィス組のスタッフ・テクニコ、つまりサンドロ・ルセーとチキ・ベギリスタインを始め、現場の責任者であるフラン・ライカーもその“変革”の声を真剣に受け止めているようだ。

プジョー、チャビ、ガブリ、ジェラール、モッタ、そして今シーズンからバルサに復帰してきたルイス・ガルシア、彼らに加えてすでに一部チームの選手として認められているイニエスタ、ビクトル、彼らだけですでに8人のカンテラ選手が勢揃いしていることになる。だが今シーズンのカンテラパワーは彼らだけの登場には留まらない勢いだ。すでにプレステージや公式試合で何人かのニューフェイスがデビューを飾っている。バルサBの選手として現在もっとも期待が高いと言われているラモン・ロス、すでに昨シーズンの後半から登場してきているオスカー・ロペス、あるいはディフェンスのオラゲールロドリナバーロも忘れてはならない。

現在のカンテラパワーの特徴は、これまでのように“4番”の選手や、あるいはディフェンスの選手の抜擢だけではないところだろう。状況が生んだ現象とはいえ、カンプノウ開幕戦となったセビージャ戦ではデランテロとしてセルヒオ・ガルシア、そしてバルセロニスタには若きベテラン選手と呼んでもおかしくないセルヒオ・サンタマリアまで出場した。

シーズンはまだ始まったばかり。そしてスペインのシーズンは果てしなく長い。その長いシーズンの中でこれらのカンテラパワーが爆発することは間違いないだろう。


負傷組はお元気でしょうか?

何人かの負傷選手を抱えているバルサだが、手術したナバーロは別として、多くの選手が近いうちに現場に戻ってくる感じだ。

もっとも調整が遅れているのはモッタ。異常な体重の減少という状態でオフシーズンを終えてバルセロナに戻ってきたモッタだが、最近ようやくその体重が戻ってきたようだ。相変わらず練習は背番号なし組との軽いものであり、一人での走り込みという基本体力の取り戻し状態。だが日増しに体重が増えてきているのが明るいニュース。

ルイス・ガルシアがいったいいつ負傷したのか、それを覚えているバルセロニスタは少ないかも知れない。いつの間にか負傷して同僚たちとの合同練習から離脱していた。そんなルイス・ガルシアも来週にはどうにかこうにか合同練習に参加できる状態となってきている。各国の代表選手が戻ってくる水曜日、あるいは木曜日に始まる合同練習に彼もまた参加することを唯一の目標として現在奮闘中。

なんだか知らないうちに非常に長引いてしまっているガブリのリハビリ。彼もまたいつ怪我していつからリハビリしているのかはっきりしない。だが本人は少なくてもいつ負傷したか覚えている、当たり前だが。
「負傷したのは今から1か月と2日前。こんなに長いリハビリになるとは思ってもいなかった。でもようやく先が見えてきた感じさ。」
そう語るガブリは来週にはトレーナーのパコとの走り込みができる状態となり、再来週には合同練習に参加できそうな感じ。

一部デビューを果たして一丁前のプロ選手となってから何と13回目の負傷をしている若きベテラン負傷選手のマリオ。彼の負傷の多くはアンダー17だとかアンダー18、あるいはアンダー21などの代表での練習や試合でのものとなっている七不思議選手だ。だが今回の負傷は似たようで少し状況が異なっている。なぜならアンダー21の代表選手として招集されることが決まった日のバルサの練習中に負傷したからだ。マリオに“代表”の言葉は鬼門だ。彼の負傷は代表の試合が終われば完治する感じ。