9月9日 火曜日

■1チャンネル(1.3MB)
セルヒオにゴールが戻った。とりあえずバルサBでぶちかまして、チャンスがやって来たら一部チームでもゴールをぶちかましてみよう!

■2チャンネル(1.1MB)
ウワサのアルフィ選手。今シーズンからバルサBに昇進、もう2年前から話題になっている少年だ。スエルテ!アルフィ!

■3チャンネル(1.0MB)
カナルチキートでのみ拝めるこれぞ貴重な画像シリーズ第三弾。
バルサフィギアスケート部

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サンドロ・ルセーのつぶやき

クラブ理事会副会長でありながらもチキ・ベギリスタインと共にスタッフ・テクニコを構成するサンドロ・ルセー。かつてナイキ関係の仕事に従事していたことにより、それも中南米関係の責任者の一人でもあったため、現在のような動きの激しいフットボール世界においても常にその動きに注目し続ける“目”を持つ人物だ。彼がバルサ首脳陣の一人として、これまでのいくつかのクラブ内問題に関して語っている。

■メンディエッタの契約
これまで多くの選手との接触を図り、専属契約問題や諸々の契約問題を経験してきた彼にもメンディエッタの契約だけは信じられないものであったようだ。ガスパー政権はバンガールのわがままを実行するために1年レンタルという条件でメンディエッタを獲得した。彼の年俸は100%バルサ持ちというラッチオには願ってもない条件で何と800万ユーロをメンディエッタに支払っている。そしてシーズン終了後に彼のバルサへの完全移籍を望まない場合、バルサはラッチオに対し400万ユーロを支払わなければならなかった。要するに彼の1年間のプレーに対し、バルサは1200万ユーロもの支払いをしたことになる。

■クルイベル問題
ガスパー政権が作り上げた奇妙な契約書により、今年の夏のクルイベルの移籍料はほぼタダみたいなものとなっていたのは記憶に新しい。もしガスパー政権が約束した年俸の値上げをクラブが実行しなかった場合、クルイベルは好きなクラブにまるで自由契約選手のように移動できたスリリングな夏の出来事だった。ラポルタチームはその危険を犯してまでも約束の年俸値上げを放棄し、クルイベルの動きに注目することになる。だがサンドロ・ルセーには彼がバルサに残ることになるのは最初から明らかだったようだ。現在の各クラブの経済状態を知り尽くしている彼にとって、クルイベルが望む年俸を支払うことができるクラブは存在しない、それが彼の結論だった。そして夏のスリリングストリーは彼の予想通りの結果を生み出すことになった。

■モッタの新契約問題
この夏にはクルイベル問題以外にも多くのメディアで、だがその大部分はイタリアのものであったけれど、モッタのミラン移籍問題が注目を浴びた。モッタのバルサとの契約期間は2005年までで年俸は35万ユーロ、移籍の際に必要となる違約金は1200万ユーロと定められている。多くのイタリアメディアが伝えてきたミランのオファーは彼に対して年俸120万ユーロで3年契約というもの。年俸だけを見れば現在の4倍近い金額となる。だがこの問題に関してもサンドロ・ルセーチームは動かなかった。なぜならミランにモッタの違約金を支払う経済的能力はないはずだし、モッタにしてもいずれ開始されるバルサとの新契約交渉を望んでいることを知っていたからだ。これまでの多くの緊急を擁した問題がすべて片付き、これからバルサとモッタとの新契約交渉がおこなわれることになる。

■ダニ問題
ダニ移籍が可能とならなかったこの夏だが、その理由に関してダニ側とクラブ側では主張が大きく違ってきている。ダニ側に言わせればクラブが積極的に動いてくれなかったし、具体的なオファーが来て煮つまった段階になっても経済的問題などでクラブ側が断ったからだという。そしてサンドロ・ルセーの説明。それによれば、少なくてもクラブとして4つのオファーを獲得することに成功したものの、それをすべてをダニ側が放棄したというものだ。4つのクラブのうち1つは外国クラブ。年俸もバルサと同じものをだすという願ってもないオファーだったにも関わらず、ダニは外国にでるのを嫌がったという。そして最後の最後に煮つまったバレンシア移籍の話しもダニの代理人が経済的な問題で納得できないので断ってきたという。

■選手の年俸問題
バルサ理事会はまだ各選手との年俸額見返し交渉をおこなっていない。これからシーズンを通して徐々におこなっていく重要なテーマとしてとらえている。クラブの考える基本的な発想によれば、選手の“基本年俸”をまず引き下げ、それを条件に各ボーナスを足していく“出来高”性にしていこうというものだ。もしタイトルを獲得すればこれまで各選手がとっていた年俸よりさらに高いものとなる可能性もでてくる“出来高”年俸。だがクラブは各選手との話し合いを急いではいないという。ラポルタ理事会のとりあえずの期限は残り3年間もある。その間にクラブそのものの機構を変えていく一環として選手の年俸問題をとらえているという。