9月25日 木曜日

■1チャンネル(1.4MB)
アイデアも、ボール支配も、戦いのスタイルも、ゴールの確実性も、エストレーモもいないバルサ。こんなバルサにスペクタクルはおろか、ゴールを望むこともできない。この時期のUEFAカップの対戦相手なんぞはバルサBでじゅうぶんであるにも関わらず、いつも同じ選手ばかりだしているフラン・ライカー。それで大勝して当然なのに引き分けという恥ずかしい結果。フラン・ライカー、だんだん正体を現してきたということかいな。

■2チャンネル(1.2MB)
世界一のクラブの世界一の会長さんの世界一の娘が世界一の結婚式。もちろんこの式に訪れる人々は世界一のカップルたち。
「あの人だ〜れ?」
「あれは有名なモデルさんよ!」
「あの人は?」
「あの人は有名なお金持ちよ!」
キャーッ!キャーッ!キャーッ!

■3チャンネル(1.0MB)
世界一のクラブの世界一のデランテロの世界一の誕生日。もちろんこの誕生日に訪れる娘さんたちは世界一の美女たちです。この世界一の誕生日の主役の世界一の奥さんは当然ながら欠席。

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19歳・エストレーモ・クアレスマ

「学ぶことはできるさ、それでも自分のプレースタイルは変わることはない。」
これまでわずかながらの出場チャンスを後半にもらい、試合展開のリズムを変える重要な要素となっている右エストレーモのクアレスマ。だが彼に対して批判がないわけではない。あと1秒早くボールを周りの選手の回していれば、そういうシーンが何回となく見られるからだ。まだ状況が読みとれない19歳の若い選手、そういう見方をする人がいれば、あまりにも個人主義だと批判する人もいる。だがそれがこれまでやってきた自分のプレースタイルだと主張するクアレスマは、そういう批判に対しては耳を貸さない。確かに学ばなければならないことが多くあることを人一倍認識している彼だが、プレースタイルそのものを変える意志はこれっぽちもない。

土曜日のオサスナ戦で後半に登場したクアレスマは、それまでの遅い、遅い、とてつもなく遅いバルサのプレーリズムを変えることに成功した。それは8万観衆の誰しもが認めるところだ。彼はバルサの選手として初めてUEFAカップに出場することになる。それはトリデントを破壊してのスタメン出場となる。
「落ち着いたもんさ、いつものようにね。もうUEFA戦はリスボアにいた頃にすでに経験している。まだ経験したことのないヨーロッパ戦、それは来シーズン経験することになるチャンピオンズだけさ。」

グランドの中ではかつてのウリストのように激しい性格をさらけ出すものの、グランドから一歩外に踏み出すとまるでラウドゥルップのように誰をも受け入れる、それがクアレスマだ。だからこそ、バルセロナの街やバルセロニスタや同僚たちに溶け込むのも簡単なことだったのだろう。まだ家が見つからずホテル住まいとなっている彼だが、そこには多くの友人たちが遊びに来るようになっている。
「バルサに入団が決まったときにすぐにスタメンとして出場できるなんてことは考えたこともなかった。少しずつ、少しずつ出場チャンスが増えてくればいいと思っている。バルサのようなビッグクラブに来たんだから、そんなことはしょうがない。いずれ自分の力を100%発揮する試合がやってきて、ここにクアレスマあり、そういう状況が訪れれば最高さ。」

UEFAカップ戦ではスタメン出場を勝ち取ることになるクアレスマ。これまで途中交替のみでスタメンで出場した事はない。果たして最初からリズムに乗ることができるかどうか、あるいはあくまで途中からリズムを変えるための選手に過ぎないか、その答がでることになる。