10月21日 火曜日

■1チャンネル(1.5MB)
決して選手たちにやる気がないわけでもなく、90分間にわたって戦いの精神を見せていながら、それでもなお勝てないというところが悲しい事実となっちゃいます。ガブリ、元気をだせ!

■2チャンネル(1.0MB)
カピタン・ルイス・エンリケ様のお言葉です。

■3チャンネル(1.2MB)
練習には最適の、久しぶりに晴れたバルセロナ。

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カウンターアタックと行きますか!?

数字ほど怖いものはない。もちろん今のバルサが作り出している数々の否定的な数字だ。7試合を経過して獲得したゴール数がわずか5ゴールで、失点数に先を越されてしまっている。そして先制された試合での“ひっくり返し”は、今から18か月前のビジャレアル戦までさかのぼらないと見つからない。だがこれらの数字の中で特別に強烈なものは、カンプノウでのゴール数2というものだ。あの最下位を走りまくっているエスパニョールでさえ2ゴール以上をモンジュイクで決めているというのに、バルサは4試合カンプノウで戦ってわずか2ゴール。もちろん20クラブの中での最下位を記録している。

これらの否定的な数字は観客数にもあらわれている。ソシオもバカではない。クラブ新理事会の努力によって大きな期待感を抱きはじめたシーズン開始直後のバルサソシオ、それは有料となるガンペル杯や深夜の試合となったセビージャ戦などに9万人前後の人々がカンプノウに押し寄せていたことで証明されている。だが新クラブ理事会の努力はチーム再編というところまでには及ぶことができなかった。カンプノウでの試合が消化されていくにしたがって観客数が落ちてきてしまっている。セビージャでもオサスナでもなく、コルーニャとの試合であるというのに、しかも土曜日の21時30分という時間でありながら7万人を割ったカンプノウ。

肯定的な数字、それについても触れておかなければならない。それはわずか3試合しか消化していないとは言え、アウエーでの好結果だ。3試合2勝1分け、まだ敗北味を知らないバルサ。試合の主導権を奪いボール支配を確保しての戦いとなるカンプノウでの試合と違い、相手に主導権を与え、らく〜に戦い抜いているアウエーのバルサは負けない。先日のコルーニャ戦前半では今シーズン最高の試合展開を見せたバルサだが、それは結果としてはあらわれなかった。もし楽観的なバルセロニスタであればこう考えるだろう。バルサは上向きになってきている、結果はそのうち内容についてくるだろう。だから次のマジョルカ戦をきっかけとして状況を変えるカウンターアタックがおこなわれるかも知れない。しかも次回の試合はアウエーでのものだ。負けないバルサの真骨頂となる文字通り“カウンターアタック”作戦で戦うことを考えているかも知れないフラン・ライカーだ。


“議論”ではなく“結果”を!

我らがカピタン・ルイス・エンリケが声高々と訴えている。
「我々選手が現在の状況に関する議論をする必要はない。我々がしなければならないこと、それは一つ、結果をだすことだ。
否定的な状況が続くバルサだが、何人かの選手が悪状況を打破するための“決意表明”をする中、チームのカピタンであるルイス・エンリケは「できることなら沈黙を守りたい」としながらメディアの要請で記者会見場にあらわれ「我々は言葉ではなく行為で示さなければ」という“決意表明”をおこなっている。

バレンシアに敗北し、今またコルーニャに敗北したバルサ。レアル・マドリを加えたこれらのチームとのポイント差は広がる一方だ。それでもまだ7試合消化しただけと語るルイス・エンリケ。
「確かに我々と彼らの差は広がってしまった。だがそれでもリーグ戦は長い、果てしなく長い戦いだ。我々は常に首位を狙っていくつもりだし、その希望を持って今後も戦っていくことは間違いない。コルーニャ戦に敗北したとは言え、彼らが2点差で勝利するほどの実力差があったとは今でも思っていない。彼らは得点機を有効に活かし、我々は見事に失敗したということだ。その違いは大きいと言えば大きいかも知れない。だが我々だってそのうち効率よく得点することが可能となると思う。常に楽観的に発想していかなくては。」

バルサのカピタンであるからして同僚に関する質問にも答えなければならないルイス・エンリケ。質問はもちろんクルイベルに関することだ。
「もし次のカンプノウの試合で2ゴールを決めたらどうなるか、大勢のバルセロニスタが彼に大きな拍手をおくることになるだろう。フットボールなんてそんなもんさ。」