10月26日 日曜日

■1チャンネル(1.6MB)
「苦しい状況を迎えている監督のためだけじゃなく、同じように苦しんでいるチームのためにもどうしてもマジョルカに勝ちたい。」

■2チャンネル(1.3MB)
同風景再現超希望!

■3チャンネル(1.0MB)
ホセ・マリ・バケーロのスタメン予想

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選手のオーバーブッキング

狭い敷地を有効に使っての機能的な練習をする場所として最適なのがマシアのバルサ練習場。だが金曜日の練習では何と27人もの選手が勢揃いしてのオーバーブッキング練習となってしまった。ここ何年かのバルサには珍しいことだが、バルサ医院には一人の患者名も登録されておらず、しかもインターナショナル代表戦もない今、すべての選手が練習参加可能となった。もちろんフラン・ライカーにとっては嬉しい現象だ。

だが27人は一緒になっての練習にはどう考えても多すぎる人数。そこで金曜日の練習には9人編成の3つのチームを作ってミニゲーム形式で練習をした。そして土曜日の練習にはマジョルカ戦に招集される18人の選手が午前中に、バルセロナ控え組となる9人の選手が午後からの練習という風景となった。

●マジョルカ戦招集選手
ビクトル、ルストゥ、ジオ、レイジゲル、マルケス、コクー、プジョー、ガブリ、チャビ、モッタ、ジェラール、ルイス・ガルシア、ルイス・エンリケ、クアレスマ、サンタマリア、ロナルディーニョ、サビオラ、クルイベル

●バルセロナ控え組み
オーベルマルス、アンデルソン、セルヒオ・ガルシア、オスカー・ロペス、フェルナンド・ナバーロ、イニエスタ、ロス、マリオ、ジョルケラ


イニエスタ、セルヒオは将来の選手?

マジョルカ戦に招集されたメンバーの中にアンドレス・イニエスタの名前がない。彼は午後の練習に呼ばれてバルセロナ居残り組の一人となっている。
「イニエスタは才能ある選手。だがこの段階で彼を起用して余計なプレッシャーをかけたくない。」
そう語るフラン・ライカー。彼にとってイニエスタはあくまでもロナルディーニョの控えとなる選手であり、そのロナルディーニョが軽い負傷から戻ってきた今、イニエスタの出番はないと考える。

だがスタッフ・テクニコの親分であるチキ・ベギリスタインのアイデアは別のところにある。彼にとってイニエスタはすでに“現在の選手”であり、将来のバルサを引っ張っていく貴重な駒となる選手だ。中盤のポジションならどこでも器用にこなすイニエスタは決してロナルディーニョの控えではないと考えるチキ・ベギリスタイン。彼の登場によってスピードのある奥行き深いフットボールが可能となるはずだ。だがそのイニエスタは呼ばれていない。セルヒオ・ガルシアも招集されなかった。クルイベルが戻ってきた今、彼の出場の可能性もないからだ。

「セルヒオは才能ある選手。だがこの段階で彼を起用して余計なプレッシャーをかけたくない。」
彼に関しても同じように語るフラン・ライカー。そしてそのセルヒオ・ガルシア獲得を狙っているクラブがある。この夏にも彼の獲得を狙ったものの、チキ・ベギリスタインの一言で実現不可能となったクラブ、そう、セルタだ。だがフラン・ライカー構想の中に入っていないと見たセルタが冬のマーケットでセルヒオの獲得を考えている。そしてそれを決して否定的なことではないと考えるチキ・ベギリスタイン。シーズン開始当初はフラン・ライカーが保証したようにセルヒオは監督の構想内の選手だと認識していたチキだが、シーズンが始まってみれば彼の出場がほとんどないことに気がつく。チキにとってセルヒオもまたバルサの将来を担う選手の一人だ。もしフラン・ライカーが起用しないのであれば、セルタにレンタルして経験を積ませる方が得策、そう考えるチキ・ベギリスタインだ。果たして彼らの将来はいかに?