11月24日 月曜日

■1チャンネル(1.6MB)
♪彼はどこかへと消えていった♪
♪でもきっと戻ってくるさ♪
♪そう、彼は生まれ変わって戻って来るのさ♪
ロマン・リケルメがバルサに戻ってくるのかどうかは来シーズンにならないとわからない。外国人選手問題というよりは政治的な問題で追い出されたロマン・リケルメ。いずれにしても彼はもうバルサ時代のリケルメではなくロマンとして生まれ変わっている。

■2チャンネル(0.9MB)
歯切れの悪い敗軍の将

■3チャンネル(1.2MB)
こっちの方がよっぽど面白かったわい!

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痛テテテ敗戦でした

マドリガル・スタディアム内にある記者会見場にあらわれたフラン・ライカー。これまで結果がでない試合でも表情を変えることなく淡々と語る彼にしては珍しく表情も厳しく声のトーンも沈みきっている。ロスタイムでの思わぬ失点による敗北。試合が終了してからわずか10分後の記者会見であったから、そして痛々しい敗北であったから、彼も多くの選手と共に失望感でいっぱいになっていたのだろう。

なにゆえサンタマリアがスタメン出場したのか、なにゆえイニエスタがスタメン出場しなかったのか、なにゆえ途中出場してきたオーベルマルスはリズムを変えることができなかったのか、なにゆえルイス・エンリケは出場しなかったのか、そういう個人の選手をテーマにした質問にはいっさい口を閉ざすフラン・ライカー。なぜなら敗北の原因は個人の選手のミスではなく、チーム総体のミスと考えるフラン・ライカーだからだ。

「前半の戦い方にはガッカリしている。選手たちのポジショニングとかプレッシャーそのものは良かったと思っているが、なんせボールを簡単に奪われすぎた。なんだか選手たちが神経質になってプレーしている印象を受ける前半の戦い方だったと思っている。グランドそのものが狭く、観客席が近くてプレッシャーを受けたのか、原因はよくわからない。いずれにしても非常にナーバスな感じでのプレーが見られた気がする。」

かつてのオランダ人監督と違い、個人の選手のミスを取り上げて敗戦の理由とはしないフラン・ライカー。左サイドからの攻撃を許してしまったジオに関しても批判の声はあげない。誰しもが驚いたサンタマリアのスタメン出場だったが、決して期待通りの活躍を見せなかった彼に対する批判もしない。
「メロンは開いて食べてみないと美味しいメロンかまずいメロンかわからないけれど、フットボールの試合も同じようなもんだと思う。これがベストの布陣だと信じて11人のスタメン選手を選ぶのが自分の仕事。だが蓋を開けてみると期待したことや予想したことと違うことが起きるのはしょうがない。ロナルディーニョの不在が大きかった?シーズンを通してすべての選手を起用できることなんてそうあるもんじゃない。ある選手は負傷し、ある選手はカード制裁などで出場できない、そういうことはしょっちゅうあるもんだ。だから起用できない選手のことを語ってもしょうがない。我々はベストのメンバーで戦い、そして1−1に追いついたあと勝利する可能性だってあった。敗戦の原因となった2点目の失点は誰が悪いと言うわけではなく、チーム総体のミスだ。わずかな時間しか残っていない状況で中盤に大きなスペースを作ってしまったことによりカウンターアタックをい許してしまった。もっとチームが一つになってボールコントロールしなければならなかった。」

これまでアウエーでの試合で1敗もしていないバルサの初の敗戦。それにしてもプジョーの4枚目のカードが、この敗戦をさらに痛くしている。クラシコまでバジャドリ、ムルシアとの試合が残っているバルサ。これらの試合に確実に出場することになるであろうプジョーだが、果たして1枚もカードをもらわないことが可能かどうか。そう、ここは思い切ってバジャドリ戦でハデにカードをもらってしまおう!