11月25日 火曜日

■1チャンネル(1.4MB)
アウエーでの試合では2003年の4月5日におこなわれたビジャレアル戦以来の敗北。いやあ、あの時のみなさん暗いですねえ、暗い、暗い、暗すぎる。そう、ロッケンバックの神風ペナルティーが印象に残った試合だ。でもまあ、相性が悪かったというかる〜い気持ちで、今回の試合のことはもう忘れてしまおう。

■2チャンネル(1.1MB)
ピストルもやばいけれど、バズーカは反則じゃねえか?

■3チャンネル(1.3MB)
バルセロナ市の“メディア的クラック”として長い間貢献してきたコピートがこの世にサヨナラしたのが昨日の朝。バルセロナ市のシンボルの一つであり、バルセロナ市民にはもちろん多くの旅行者にも親しまれた白ゴリラはもういない。

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


いよいよガッツの出番ですか

「イニエスタはロナルディーニョの控え」であるからしてこれまで出番が少なかったと語っていたフラン・ライカー。だが彼の言葉とは裏腹にビジャレアル戦ではイニエスタのスタメン出場はなかった。シュート数ゼロという恐ろしくも惨めな前半の試合展開に業を煮やしたフラン・ライカーは後半に入ってようやくイニエスタを出場させる。
「彼の登場が前半にはなかった“押し上げ”を可能にした。」
試合後にそう語るクルイベル。誰の目から見てもイニエスタの登場が攻撃の態勢を可能としたのは明らかだった。

だがそのイニエスタはもういない。バルサBのセルヒオ・ガルシア、ルーベン、ペーニャと共に、アンダー20の世界大会に出場するためアラブ首長国連邦に行っている。この大会に招集されていた何人かの選手たちは“クラブにとって重要な選手”としてクラブ側の要請のもとに招集を逃れている。だがバルサはその要請をしていない。なぜならフラン・ライカーからの要請がなかったからだ。

だがフラン・ライカーを非難することは無意味なことだ。計算外の選手をいまさら惜しんでもしかたない。負傷中のロナルディーニョを敗北の理由とすることと同じように意味のないことだ。いま計算できる選手をいかに効率的に起用し、いかに各選手の特徴にあったシステムを起用していくか、それを今の問題としなければならない。攻撃的なメディアプンタとしてのロナルディーニョの不在を誰が埋めていくか、サビオラか、クルイベルか、あるいは・・・ガッツ。

そう、カピタン・ルイス・エンリケの存在を忘れてはいけない。ここのところ試合に出場していないからといってまだ隠退生活を送っているわけではないガッツ・エンリケ。ビジャレアル戦でも、そしてこれまでの試合でも明らかだったように、チャビは6番の選手ではない。メディアプンタ・6番として相手ゴールに背中を見せてのプレーではチャビとしての持ち味がでないことは自明の理だ。チームそのものを押し上げていくキャラクターが必要とされる6番の仕事、ロナルディーニョ、イニエスタの不在、そしてもちろんロマンも不在のいま、そのキャラクターを持つのはルイス・エンリケをおいて他にいない。ある意味ではロナルディーニョ以上にクラシコの戦いでは必要となる我らがカピタン、ルイス・エンリケ。その大事な戦いを前にしての予行演習として、とりあえずパニオニオス戦あたりでの出場はどうだろうか。