12月17日 水曜日

■1チャンネル(1.4MB)
いざ、ムルシアへ。勝利、勝利、そして勝利あるのみ。フラン・ライカー・バルサ得意のカウンターアタック、ゴー、ゴー!
フラン・ライカー「リージョ監督?私は知りません。」
ガブリ「違う人が会長に選ばれたらリージョが監督になっていただろうということは知っている。でも、この試合をきっかけとして盛り上げるような話題でもないと思うけれどな」

■2チャンネル(0.9MB)
お見事リケルメ!
お見事レイナ!
そしてお見事バズーカー!

■3チャンネル(1.0MB)
FIFAが選ぶ“最も外面が良くて最も暴力的な選手”に与えられる輝かしい賞に、オフサイド適用もレッドカード適用もないレアル・マドリ選手のジダーンが決定しました。当然ですね。
「普段おおこないがいいと、やはりいいことがあるんだね。」
こらっ!ピノ・サモラーノを呼べえ!

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


フアン・マヌエル・リージョ

メノッティとクライフを監督としての師と仰ぎ、バルダーノとグアルディオーラをフットボール・フィロソフィー的な同志と公言するフアン・マヌエル・リージョ。もし前回のバルサ会長選挙でバサットが勝利していたのなら、スポーツ・ディレクターに就任していたであろうグアルディオーラによって選ばれたバルサ監督となっていた人物だ。だがバサットは敗れラポルタが会長となり、ビッグクラブを指揮するというリージョの夢ははかなくも消滅することになる。そして彼にやって来たオファー、それは二部カテゴリーに在籍するシウダ・ムルシアというクラブだった。そして今日、バルサはそのシウダ・ムルシアと国王杯を戦う。

リージョという監督の存在を一躍アピールすることになるのは1994−95シーズンだ。二部Bカテゴリーに沈んでいたサラマンカを2年で二部Aカテゴリーに昇進させ、そしてわずか1年で一部リーグ入りさせたリージョ、まるでかつてのアリゴ・サッキの再来かと騒ぐメディアまで登場したのは記憶に新しい。だが若干29歳でその名を知られることとになるバスク人リージョは“成功”と“失敗”を目まぐるしく繰り返す、常に論争のタネとなる監督でもあった。サラマンカを指揮して以来、オビエド、テネリフェ、そしてサラゴサと指揮することになる彼だが、攻撃的なシステムを常に追及する彼のフィロソフィーはスペクタクルな勝利とスペクタクルな敗北を生み出すことになる。その結果、というよりは結果がでなかった結果により、彼はこの4つのクラブですべてシーズン途中で監督更迭という輝かしい“履歴”を持つことになる。

1万6千人収容のスタディアムを擁するシウダ・ムルシアは1999年に誕生した非常に新しいクラブだ。そして驚くことに毎年確実にカテゴリーを昇格することに成功し、わずかクラブ誕生から4年で二部カテゴリーにまで昇進している。クラブ年間予算はわずか200万ユーロであり、もちろんクルイベルの年俸さえ払いきれないクラブだ。だがそれでも非常に限られた予算の中から、何人かの“かつてのスター選手”を獲得している。元レアル・マドリのミケル・ラサ、元コルーニャのトゥール・フローレスとジョカノビックなどが現在このクラブでプレーしている。

さて、バルサはこの二部チームとの試合を本気で戦おうとしている。今シーズンの目標が“リーグ戦順位4位以内”という、バルサとしては前代未聞の情けないものであるものの、“何か一つタイトルを”というのも明確な目標となっており、この国王杯かUEFAカップ優勝が今シーズンの最大目標の一つであるからだ。したがってフラン・ライカーは起用可能なすべての選手を招集し、シウダー・ムルシアと対戦しようとしている。

●招集メンバー
ルストゥ、ビクトル、レイジゲル、マルケス、ジオ、プジョー、ガブリ、アンデルソン、オスカー・ロペス、チャビ、ジェラール、リエラ(フベニールA)、オーベルマルス、ルイス・ガルシア、ロナルディーニョ、クアレスマ、サビオラ、クルイベル


カタルーニャ代表

12月28日、カタルーニャ代表はすでに恒例となった国際親善試合をおこなう。今回の相手はエクアドール、そしてステージはカンプノウ。この試合にはすでにグアルディオーラの参加が発表されている。

カタールリーグはすでに冬休みに入っている。したがってカタールでは何もすることがないペップは一昨日にはバルセロナに戻ってきており、1月中旬までバケーションを過ごすことになる。来週のはじめあたりからカタルーニャ代表の試合に備えてトレーニングを開始するそうだ。