12月20日 土曜日

■1チャンネル(1.6MB)
国王杯・すべてロナルディーニョがらみのゴール。

■2チャンネル(1.1MB)
クアレスマやルイス・ガルシアと共に批判の対象となったサビオラ。
「監督はもうすでに自分がどういうタイプの選手でどういうふうにプレーするのか知っているわけだから、今さら特別何かを示さなければいけないとは思わない。もちろん良いときもあるし、調子のでない試合もある。そういう意味で言えば国王杯の試合では自分なりに納得できる試合だったと思っている。いずれにしても試合のスタメンを決めるのは監督の仕事。最も適したと思われる11人の選手を選ぶのが彼の仕事だから、我々選手はそれに従うしかない。」

■3チャンネル(1.0MB)
昨日の練習ではすでに明日の実戦用のスタメンと、ベンチでの控え選手となるグループにわかれておこなわれている。実戦組、それはルストゥ、レイジゲル、プジョー、コクー、ジオ、二人ピボッテとしてチャビ、ジェラール、右サイドにガブリ、左サイドにオーベル、真ん中にロナルディーニョ、そしてプンタはクルービー。

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君たち、もう少し頑張りなさい!

国王杯の試合後の記者会見で「結果には満足しているが内容には満足していない」と語り、具体的には攻撃に参加している何人かの選手の働きぶりを批判していた。もちろん選手の名前はあげていないフラン・ライカー。だが例え具体的に名前をあげて指摘しなくとも、多くのバルセロニスタには簡単に想像できる二人の選手、そう、クアレスマとルイス・ガルシア、左右のエストレーモ選手だ。

二人に対する批判で共通していること、それは最近の試合であまりにも効率の悪い仕事をしていることだ。「モチベーションに欠ける」として批判するフラン・ライカーだが、精神的な問題だけではなく技術的な問題も当然ながら指摘されている。特にクアレスマに関しては精神的な問題、そしてルイス・ガルシアに関しては技術的な問題として提示されることになる。

これまで間接的にしか触れていないフラン・ライカーではあるが、クアレスマに対する批判はその練習態度にあるようだ。本番の試合での誤りを何回も指摘し“一対一で勝負すべき場面とそれを避けるべき場面の学習”をすべき毎日の練習で、クアレスマは試合中と同じように何回も誤りを繰り返して来ている。それがフラン・ライカーの気にいらないところだ。学習能力がないのか、あるいは自分のプレースタイルを変えようとしないからか、いずれにしても進歩が見られないと判断するフラン・ライカー。だがその原因は次のようなクアレスマの発言を聞くとはっきりする。
「もちろん監督の忠告には耳をかたむけているし、それにしたがってプレーしようとはしている。だがバルサが自分を獲得したのは自分のプレースタイルを評価してのものだということもはっきりしている。自分のプレースタイルをさらに高度なものにしようとは思うけれど、プレースタイルそのものを変えるつもりはない。」
クアレスマが一つ忘れていること、それは彼のプレースタイルからかいま見られる才能、つまり彼の持つ素質やセンスを評価して獲得したのであり、決してプレースタイルそのものが完結されているからとして入団させたわけではないことだ。まだまだ学ぶべき多くのことがあるクアレスマ、もう少し謙虚にならんといか〜んのである。

ルイス・ガルシアの場合はチョイと違う。練習では毎日真剣に取り組む姿勢が評価され、監督の指令通りにプレーを続ける彼だからだ。だがここ数試合を見る限り、ベティス戦で見せたようなキレはまったく姿を消してしまっているし、何をやってもうまくいかない感じだ。フラン・ライカーの忠告は、そう言うときは玉離れを良くしてチームプレーのみを考えろということ。己のプレーが思い通りにいかなくてもモチベーションだけはしっかり持てという忠告となる。