■1チャンネル(1.5MB)
9試合で9点、つまり1試合平均1点しかとっていない。そして勝利した試合はわずか2試合。最後に勝ったのはいつのことだったか・・・そう、あれは11月の9日、いまから2か月も前のこと。それがカンプノウでの我らがバルサの結果だ。でも今日は違うバルサだぞ、なんたってアウエーだかんね。

■2チャンネル(1.5MB)
外弁慶バルサのアウエーの試合は強いのだ。これまでリーガ最高の14ゴールを決めているし、1試合平均2点近く決めているのだ。そしてなんと言っても2試合に1試合は勝利しちゃう。

■3チャンネル(1.3MB)
「現在の我々の抱えている選手で今シーズンはじゅうぶん乗り切れると信じている。これからドンドンと調子をあげて、シーズンが終わった時にはバルサとして相応しい順位に入っているように頑張りたい。冬のマーケット?いま言ったように現在の選手でじゅうぶんだ。ダビッツ?ああ、彼は別だ。どの監督だって欲しがる選手だからね彼は。」

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ニュースになること、ならないこと

今シーズン、オーベルマルスはこれまで2回だけ90分間のプレーをしている。つまりスタメンで出場して最後まで交代させられることなく試合を終了したのが2回だけあるということだ。最初はUEFAカップでのプチョフ戦、2回目は先日のセルタ戦。彼はプチョフ戦終了後に負傷を訴えてしばらく試合から遠ざかることになる。そして90分間を戦った2回目の試合となるセルタ戦後、彼は再び負傷を訴えクリスマス休暇に突入していった。バルサドクターの診断によれば、クリスマス休暇の1週間で完治するはずの負傷状態だった。だが、休暇が明けて戻ってきた彼の負傷状態は完全な状態で治ってはいなかった。したがって今日のサンタンデール戦には招集さえされていない。もっとも、彼の場合に限って言えばこのようなことはニュースにならない。バルサに入団してきて3年間同じことを繰り返している選手だからだ。

だがこのニュースにならないニュースが原因で、一つのニュースが生まれた。それは、今日の試合にルイス・エンリケが復帰する可能性が非常に大きいことだ。これはニュースだ。なぜならこれまで長いことフラン・ライカーによって干されていた彼が戻ってくることになるのだから。

バレンシア戦、コルーニャ戦というカンプノウでの2連戦が両方とも敗北という結果で終わって以来、ルイス・エンリケのリーグ戦におけるスタメン出場は1回として実現しなくなっている。UEFAカップでのパニオニオス戦でようやくスタメン出場のチャンスを得たものの、誰もが首を傾げる“自動退場行為”で前半を終了することもできず退場となっていた。あの不可思議な彼のおこない以前、あるいはそれ以降、何回か途中出場という形で試合に出場はしているものの、かつてのガッツ・エンリケの面影はない。これまで長い間エリートコースを走り続けて来た彼にとって、ベンチに座って試合開始の笛を聞くことに疲れてしまったのか。あるいは今シーズン限りで契約が切れる彼に対して契約延長を言いだしてこないクラブに不満があるのか。あるいは単に34歳という年齢の問題なのか。

もしかすると彼にとってバルサというユニフォームを着ての最後のプレーとなるだけではなく、現役選手として最後となるかも知れない5月末までの戦い。そしていま、年も新しくなり、負傷からも完全に立ち直り、2004年の最初の試合にスタメン出場が与えられようとしている。、そろそろ彼にも明るいニュースが現れても良い頃だ。ブエナ・スエルテ!バモス・チャバル!

ルイス・エンリケと同じようにブエナ・スエルテを望みたい選手、それはもちろんバルサすべての選手に望みたいところだが、特にイニエスタ、セルヒオ・ガルシア、そしてオラゲールだ。今シーズン、リーグ戦では初の招集がかかったオラゲール。チャンスがやってきたらものにしてしまおう!

■招集選手
ルストゥ、ビクトル、レイジゲル、プジョー、マルケス、コクー、オラゲール、オスカー・ロペス、ジオ、チャビ、ジェラール、イニエスタ、ルイス・エンリケ、クアレスマ、ロナルディーニョ、サビオラ、ルイス・ガルシア、セルヒオ・ガルシア