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1月7日 水曜日
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■1チャンネル(1.5MB) 1月5日、スペインの各都市にメルチョー、バルタサール、そしてガスパーの三人のレイジェス・マゴスが訪ねてきて子供たちにプレゼントをし、これでようやくクリスマスが終わる。そして翌日6日は祭日、7日からバーゲンだ。 ■2チャンネル(1.5MB) ■3チャンネル(0.7MB) (映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから) |
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ライカーへのプレゼント 毎年1月5日のレイジェス・マゴスの行進をもってスペインではクリスマス期間が終了し、その翌日には両親から子供たちへのプレゼントが渡される。ジョアン・ラポルタももちろん子供たちへのプレゼントを忘れていない。だが、彼のプレゼントは子供たちへのものだけではなかった。フラン・ライカーへの素晴らしいプレゼントも用意していたジョアン・ラポルタだ。 プレゼントは三つもあった。一つはライカーの監督継続全面支持発言、二つめは結果がでないのは監督のせいではなく選手のせいであるという監督擁護発言、そして三つ目、それはもし冬のマーケットで補強選手というプレゼントが欲しいというのならそれもあげましょうという商品券だ。だが同時にこの商品券は購買限定商品券でもある。チキ・ベギリスタインがこれまで何回もオフレコとしながらも語ってきた“点取り屋の必要性”はこの商品券では満たされない。なぜなら冬のマーケットに優秀な商品は出されないだろうし、何らかの理由で出現したとしても高額すぎてこの商品券では買えないからだ。ポルテロはもちろん余っているから必要ない。しかも一人は現在の会長が会長となる前に鳴り物入りで獲得してあったポルテロだ。セントラル獲得も無理だ。なぜならチキやエウセビオなどのスタッフ・テクニコの全面的支持で獲得したマルケスやマリオがいる。もしこの時期にセントラル選手を獲得したら、それは彼らの失敗を意味することになる。 それはエストレーモ選手にしても同じ。クアレスマやルイス・ガルシアはフラン・ライカーなどもともと知らなかった選手であるにも関わらず、スタッフ・テクニコが連れてきた選手。したがって唯一補強が可能となるポジション、それは中盤の選手となる。そう、エドガー・ダビッツ、クライフが「もし私が監督だったら獲得するだろう選手」と語るダビッツ。今シーズン限りでユベントスとの契約が切れるにも関わらず延長契約を拒否し、来シーズンからはすでにローマ、あるいはインテルとの3年契約が結ばれていると言われるダビッツ。その彼はもうユベントスでの練習にも参加していない状態だ。彼の代理人がバルセロナを訪れ、ダビッツ半年レンタルのオファーを提示していることはすでに公表されている事実。これまで一度足りとしてピボッテ選手の必要性を公言してこなかったスタッフ・テクニコであり、しかもオランダ人選手獲得には反対のサンドロ・ルセー。それでもクライフが、そしてフラン・ライカーが必要だと語ったとき、彼の獲得は現実性をおびることになる。 「今のバルサの多くの選手には“勝利者としてのメンタリティー”に欠けている」と抽象的な理由で監督擁護を語るジョアン・ラポルタ。この論理によれば、これまでの悲惨な結果はすべて選手の責任ということになり、監督の問題ではないことになる。したがってこれから余程の惨劇が起きない限り、例えば首位のレアル・マドリにこの段階で18ポイントと差を付けられている現在の否定的な状況よりもさらに悲惨な状況にならない限り、監督更迭はおこらない。 |
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