1月17日 土曜日

■1チャンネル(1.4MB)
来週の水曜日は再びサラゴサ戦。この前のように勝利、勝利、勝利あるのみ。ゴールチャンスさえ活かせば、そう、勝利は間違いない、って当たり前か。

■2チャンネル(1.4MB)
ダビッツ発進。だが全開にはほど遠い状態のようだ。90分間プレーすることは無理のようだし、スタメンで出場するかどうかも怪しい。

■3チャンネル(1.3MB)
クルイベルは久しぶりの招集。だがモッタ、オーベルマルスはドクター許可が下りたにも関わらず招集されず。

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バルサ、国王杯はサラゴサと

国王杯の準々決勝におけるバルサの犠牲者はサラゴサと決まった。ここは楽勝でいけるか苦戦となるかは別として、次のラウンドにいける可能性が大いにでてきたバルサだが、いずれにしても試合は来週の話し。それより今日はビルバオとの戦いが待っている。勝利すればカンプノウ3連勝で来週の国王杯にも勝利して4連勝という、ここしばらく拝見できないバルサ快進撃への大事な試合だ。オーベルマルス、モッタにドクター許可が下りているものの、フラン・ライカー監督は彼らを招集していない。そのかわり、目立った変化はナバーロとオラゲールの招集だ。

招集選手の発表があったのが金曜日の午前中。だが午後になり少々変化が起きてしまった。ビクトルが風邪をひいてしまい今日の試合には出場不可能な状態となってしまった。したがって彼の代わりにバルサBから急きょジェルケラが呼ばれた。

■招集選手
ジョルケラ、ルストゥ、レイジゲル、マルケス、オラゲール、コクー、ジオ、ナバーロ、ラモン・ロス、チャビ、ジェラール、ダビッツ、ルイス・ガルシア、クアレスマ、ロナルディーニョ、サビオラ、クルイベル


再び、こちらバルサ医院です

災害は忘れた頃にやって来る。そしてフットボール選手の負傷は調子が上がってきた頃に訪れる。それを地でいっているのがバルサの選手たちだ。これまで何と17人の選手たちが何らかの負傷で試合出場を不可能にしている。20人とチョットの一部登録選手の中で17人、これは中途半端な数字ではない。こちらバルサ医院は大忙し24時間営業だ。

ロナルディーニョ、ジェラール、常習患者オーベルマルス、そしてガブリ、モッタ、クルイベル、イニエスタ、彼らが負傷に倒れたときはちょうど彼らの調子が上向いてきたその瞬間だ。いかにフッシギ・ライカー監督とは言え、常に安定した11人のスタメン選手を起用して戦いに望みたいという願いは他の監督と同じ。だが彼のツキのなさは、これまで選手の負傷によって継続性が閉ざされるハメになっていることだろう。彼にも同情の余地はあるのだ。

シーズンが開始され新しく入ってきた選手たちがようやくチームに慣れ始め調子をあげてきた頃に起こる不幸な負傷。それの典型的な例がロナルディーニョだ。まだまだ100%の状態ではないと言い続けてきた彼がようやく完調に近いと言い始めた頃に、筋肉亀裂という彼にとってこれまで経験したことのない負傷に倒れた。イニエスタは今シーズン加入してきた選手ではないとは言え、ついに一部チームで活躍を見せ始めた瞬間の負傷。3試合続けてスタメン出場を果たし、プロ選手として初めてのゴールを決めた試合での負傷となった。だが彼の場合は1週間もすればグランドに戻れることが幸いだ。

ジェラール、ガブリ、クルイベルもそれぞれ同じようなケース。扁桃腺の手術をしたことにより体調をこわしてのプレステージ入りとなったモッタはシーズン開始に誰よりも遅れてしまった選手。それがジェラールには幸いしてシーズン開始以来9試合続けてスタメン選手となっていた。だが突然、持病とも言っていいヒザの故障が彼を襲う。長いリハビリから戻ってきた彼を待っていたのは控え選手としてベンチに座る日々。負傷から戻ってきて以来、まだ1試合しかスタメン出場を果たしていない。だがレバンテ戦でのプジョーとイニエスタの負傷が彼をまたスタメン選手として戻れることを約束してくれそうだ。かつて彼に恩恵を与えたモッタも負傷から戻ってきたが、モッタの場合は当分のあいだ試合出場のチャンスを待たなければならないだろう。ガブリもまた負傷でプレステージに遅れをとった選手。だがそれもで負傷から戻ってきた彼を待っていたのは右ラテラル選手としてのスタメンだ。再び負傷に倒れるまで彼はすべての試合にフラン・ライカーの全幅の信頼のもとにスタメン出場を果たしている。

ガブリやモッタの負傷続きがダビッツ獲得の一つの理由であることは明らかだ。ガブリはまだ2週間のリハビリが必要だし、ドクター許可がおりたとは言えモッタに関しては昨シーズンの彼に戻るには時間がさらに必要となる。グランド内での激しさやボールを奪う能力のある選手の欠如。「チーム内のバランスがとれていない」と不満を言い続けてきた監督にとってダビッツはそのバランスを保つためには格好の選手である。

今シーズン、負傷という理由で試合に欠場したことがない幸運な選手はわずか4人。コクー、サビオラ、ジオ、そしてビクトル。だが風邪を昨日ひいてしまったビクトルは今日のビルバオ戦には欠場となるので正確には3人。ちなみにスーペル・マリオは右足捻挫、右足筋肉痛、左足捻挫、左足筋肉痛、腹痛、インフルエンザ、頭痛、歯痛、ぎっくり腰、目眩と、ありとあらゆる負傷のスーペルでもある。