1月28日 水曜日

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合掌!

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最後のアディオス

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ルイス・エンリケとぶつかったのはかすかにわかるけれど、ケガするほどの感じには見えないシーン。とにかく明日の試合にはだいじょうぶなロナルディーニョ。

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カマッチョが号泣した日

ベンフィカの監督ホセ・アントニオ・カマッチョ、彼がこれほどまでにショックを受けてスタディアムを後にしたことはない。長い間レアル・マドリの選手として活躍、そしてスペインの代表監督として多くの修羅場を踏んできたカマッチョでありながら、だがこの日ほど自らに無力感を覚えたことはないだろう。彼が指揮するベンフィカの選手であるミクロス・フェヘルが試合中に倒れてから15分間、彼にできたことはひたすら救急車が到着することを待つしかなかったのだから。

フェヘルが死亡した翌日、カマッチョは沈みきった声で語っている。
「途中交代の前に彼に指示を与えた時の会話内容や、彼の恋人と両親が試合前に挨拶に来たときのことなんかが頭から離れない。若くしてフットボール界に入った自分だが、これほど難しい局面を迎えたことはない。」
フェヘル、ハンガリーの代表経験を18回もつ24歳のベンフィカの選手だった。後半途中で交代要員としてグランドに姿をあらわした彼は、いつも通りの彼であり体調を崩している様子はなかった。だが時間稼ぎのファールをしイエローカードをもらったあと、突然芝生の上に倒れ込んだ。異常な倒れかたに気がついた両チームのドクターが審判の許可を待たずに走り込んでいる。心臓に異常を感じた彼らは電気ショック器機を使用しようとしたが、あいにく強い雨が降っていた。地面が濡れていたり体が濡れている以上、電気ショック器機は使用できない。可能な限りのマッサージをおこなうものの、彼の反応はなかった。そして救急車で運び込まれるまで15分という、長い長い時間が経過してしまった。

フェヘルの死因はまだ発表されていないが、もともと健康的な問題があった可能性はじゅうぶんあり得る。だが、イタリアをのぞくヨーロッパ各国のフットボール協会は、クラブに対して選手の定期的なフィジカルチェックを義務づけていない。クラブにとって一つのネックとなっていること、それはフィジカルチェックをおこなうには膨大な費用が必要となることだ。フットボールビジネスが毎年のように何千万ユーロという金を動かすものでありながら、フットボールクラブそのものの実体は寂しい限りであることは今でも変わりがない。死因がまだ解明されていないながら、フェヘルの遺体はすでに昨日の飛行機で彼の国ハンガリーへと運ばれた。


レージェス、アーセナルへ

移籍料3500万ユーロ、年俸手取り300万ユーロ、契約期間は今シーズンを含めて5年間、このような条件でセビージャのレージェス選手がアーセナルへと移籍していった。先日のバルサ戦がセビージャの選手としての最後の試合となった彼は昨日はすでにロンドン入りし、メディカルチェックを受けることになっている。

多額の借金を抱えているセビージャとしては天から降ってきたような美味しい話しであり、これまで100万ユーロにも届かない年俸をとっていたレージェスにとってもグーな話し。5年契約だからして、契約が終了する頃にはちょうど20歳の半ばとなるレージェス、ロンドンのあとはバルセロナにいらっしゃい!