2月6日 金曜日

■1チャンネル(1.6MB)
マシアの狭い練習場では20人もの選手でゴチャゴチャやっているというのに、ロナルディーニョ復活作戦はだだっ広いカンプノウでおこなわれている。でもこの風景もこれで終わり。昨日からは合同練習に参加できるまでフィジカル面の回復に成功。オサスナ戦は問題なく出場可。

■2チャンネル(1.0MB)
ダビッツの加入で大きな影響を受けているはずのモッタ。
「自分はいろいろはポジションで起用されてきたから彼の加入は個人的には問題ない。しかも彼の加入がチームの助けになっているのだったら、それはそれで大喜びしなければいけないこと。」

■3チャンネル(1.0MB)
いま話題のCM。笑えます。

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サンドロ・ルセーの嘘

つい最近、バルサ首脳陣が作成したと言われる“放出予定選手兼獲得予定選手リスト”が多くのメディアを通じて発表され話題になった。そのことに関してサンドロ・ルセーが語っている。
「この時期に放出予定選手とか獲得予定選手のリストが作成されることはないし、もしあったとしてもそれはメディアに漏れるようなものではない。」
だが今は2月。彼らの“助言者”であるヨハン・クライフによれば、次のシーズンの準備を始める月でもある。かつてバルサの監督をしていた時代には常に2月から翌シーズンの構想を練っていたと語っていたのはつい最近のことだ。したがって現バルサ首脳陣が来シーズンの準備をすでに始めているのは間違いないこと。唯一の疑問、それはメディアが流したリストが本物かどうか、それだけだ。

獲得予定選手に関してはリストをのぞいてもあまり意味はないだろう。いつものシーズンのように、そのリストには100人近くの選手名が掲載されているはずだ。だが放出予定選手に関しては、かなり現実味をおびたものになる。シーズンが終了するまでまだ4か月あるものの、シーズン終了と共に契約の切れる選手や来シーズン終了時点では契約が切れる選手に関してはすでに深い検討がされているのは間違いないところ。もしそれをさぼっているとしたらクラブ首脳陣として失格だ。

契約が切れる二人の選手、それはルイス・エンリケとコクー。フラン・ライカーは二人とも来シーズンにも欠かせない選手と表明しているが、クラブ側のアイデアは多少違ったものとなっている。コクーはともかくルイス・エンリケがクラブに残る可能性は非常に少ないだろう。ビッグクラブでプレーする選手としてはすでに限界にきていると判断する首脳陣たち。二部カテゴリーで快調に飛ばしているスポルティング・ヒホンが一部に返り咲けば、彼もまた古巣に戻る可能性が強い。また来シーズン終了と共に契約が切れる代表的な選手はオーベルマルス。彼は放出候補の先頭を切っているものの、選手自身が納得できる移籍でないと大きな問題となってくる。なぜならあと1年バルサに残れば自由契約の身となり、選手生活最後となる美味しい契約が移籍クラブとの間で可能となるからだ。

何人かのオランダ人選手の放出、ジオはアーセナルに戻ることがすでに決定しているし、レイジゲルもクルイベルと同じようにバルサに残る可能性はほとんどない。オラゲールの活躍によりプジョーが右ラテラルに戻る可能性もあるし、オスカー・ロペスなどのカンテラで埋められるポジションでもある。クルイベルは今年の夏には再び180万ユーロの移籍金となることからして、イングランドへの引っ越しはほぼ間違いないところ。それが可能となるのはクラブ首脳陣たちに彼を引き止める気がまったくないからだ。

モッタ、ガブリ、チャビにはいくつかのオファーが来ている。だが彼らがクラブを出ていくことになる場合は、単なる移籍というよりは加入選手との関係を考慮してからのものとなるだろう。バルサが獲得する選手の移籍料を安くする材料となる場合もあるだろうし、交換選手要員という場合もあるかも知れない。今シーズンの初めからおこなっていたモッタの契約見直し交渉は、もう1か月前からストップしたままとなっているのも噂を呼ぶ材料となっている。

もしフラン・ライカーが来シーズンもバルサの監督を務めることになった場合、少なくとも今シーズンよりは発言力が強くなる。今シーズンは会長、副会長、チキ・ベギリスタインなどがそれぞれの“趣味的”な発想でいろいろな選手を獲得してきたが、フラン・ライカー本人は選手獲得問題とほとんど無関係な立場にあった。だが来シーズンは話しが違ってくる。彼の意見も“参考”に入れられることになる。いずれにしても、この2月の段階ではいかなるリストも基本的なアイデアに過ぎず、これが煮つまってくるのが3月、4月だ。そしてそれを早めることになる可能性があるのが、これからの大事な4連戦の結果である。