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2月10日 火曜日
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■1チャンネル(1.6MB) ゴールシーンを出すのはあまり趣味ではないけれど、やはりこのゴールだけは出さざるおえません。 ■2チャンネル(1.2MB) ■3チャンネル(1.0MB) (映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから) |
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フラン・ライカー本領発揮 まさにフラン・ライカー好みの試合展開と言っていいだろう。ア・ラ・イタリアーナ、それが彼好みの試合展開だ。その彼の目論んだ通りの試合展開となったオサスナとの戦いに勝利することによって、バルサは貴重な3ポイントを獲得した。したがって誰も彼を批判はできない。好むと好まざるとに関わらずフラン・ライカー・バルサはこういうスタイルであり、しかも見事にその本領が発揮された試合だった。 非常に戦術的な試合展開、それはリーガではあまりお目にかかれないものの、カルッチオでは日常茶飯事となっている試合展開だ。相手の戦術を分析し、そしてその戦術をぶちこわすための新たな戦術を準備しての戦い。フラン・ライカーはオサスナの監督が戦術をかえるたびに、それに合わせてディフェンス体型も変化させていった。そして最後にはロナルディーニョをプンタとして起用し、それさえも見事に結果をだすことに成功する恵まれた日となる。 試合のスタートは普段通りのディフェンス配置。左ラテラルにジオ、セントラルにプジョーとマルケス、そして右ラテラルにレイジゲル。だが数分とたたないうちに戦術的な変更が試みられる。3人のセントラル、つまり左にレイジゲル、真ん中にマルケス、そして右にプジョーという布陣。レイジゲルとプジョーは相手デランテロのマンマークに付いたため、フリーとなっているのはマルケス。“隠れラテラル”として左にジオ、右にチャビという変則的な配置もおこなわれる。少なくても前半のバルサはいくつかの戦術的な変更を試みたディフェンスシステムをとっている。その中で唯一と言っていいほど機能していなかったのがジオだ。 チャビに自由な動きを与えられたように、ディフェンス選手のジオもまたマークする選手のいない自由な動きを与えられた選手だった。左のカリレーロとして下に上に走り回らなければいけなかったにも関わらず、積極的な攻撃参加は見られなかった。その結果、オサスナの右サイドからの攻撃を許すハメになる。だがその穴埋めを充分すぎるほどおこなった三人の選手、マルケスとコクー、ダビッツの献身的な働きを特筆すべきものだろう。前半だけでバルサは47ものボールを奪っている。特にマルケスは11回もオサスナボールを奪うことに成功している。そしてバルサを勝利に導く直接の立て役者となったのはチャビとロナルディーニョだ。まるで上空から自陣の選手の動きを見ることが可能なような視野の広さ、そしてスキをみての絶妙なパスを出すことに成功したチャビ。ロナルディーニョのゴラッソに関しては文字で表すのは不可能。したがって映像だけが彼のゴラッソの証人だ。 |
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