2月11日 水曜日

■1チャンネル(1.8MB)
バンガール第一次政権のとき、リバルドがエストレーモでやるなら試合にでたくないとゴネたことがあった。バンガールと親友であったリベラは彼に何と言って忠告したか。
「あんな身勝手な野郎は辞めさせてしまえ!」
選手に対し規律とクラブを愛する心をどの監督よりも要求し、そして喜怒哀楽の激しい監督だ。

■2チャンネル(1.1MB)
50数年ぶりにバルサ自転車セクションが復活。まだアマチュアレベルとはいえ、目指すはツールズ・フランスにバルサとして参加すること。このバルサ自転車が良い。この自転車が欲しい、欲しい、欲しい!

■3チャンネル(0.9MB)
滅多にお目にかかれないレイジゲル記者会見。人柄の良さがモロにでる人です。
「チームは非常にいい感じになっている。日曜日の勝利は大きな意味を持っていたし、今度のAt.マドリ戦にも勝利できればさらに上昇気流に乗れると思う。」

(映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから)


一人KO、そして一人OK

ドクターOKとなったのは当初の診断の結果より大幅に遅れての復帰となったオーベルマルス。今日のフィゲーラス戦にフラン・ライカーさえ良しとすれば出場可能選手となった。

だがこの明るいニュースを隠してしまう暗いニュース、それはコクーの負傷だ。オサスナ戦で右足を負傷したコクーは翌日月曜日の練習には参加せず、精密検査を受けることになった。その結果、全治2週間という診断。つまりAt.マドリ戦はおろか次のバレンシア戦にも出場不可能となっている。


バルサ監督20年

バルサというクラブのことを多くの人々が“クラブ以上の存在”と呼ぶのは、何もカタルーニャという国を背にして存在するクラブだからではない。“フットボール・クラブ・バルセロナ”としながらも多くのスポーツセクションを持ち、しかも4つのプロセクション(フットボール、バスケット、ハンドボール、ローラーホッケー)が、各スポーツ世界の中で超エリートセクションとして認識されているからだ。そのエリートセクションの中の一つであるハンドボールの監督を務めているバレロ・リベラが昨日、バルサ監督就任から20年という記念の日を迎えた。

ちなみに“宇宙からやって来たクラブ”と一部で囁かれているクラブには、フットボールとバスケットボールのセクションしか存在しない。

バルサのハンドボールカンテラ選手になるためにバルセロナにやって来たのが13歳の時。そして念願叶いバルサハンドボール一部選手となり、現役引退後はバルサの監督を務めることになるリベラ。すでにその日から20年の歳月が流れた。そしてこの20年間の長い監督生活において彼が獲得したタイトル数は驚くべきものがある。これまで公式試合数904試合を戦い、727勝132敗45分け、実に勝率は80%。そして公式タイトル獲得数は69回にものぼる。特筆すべきタイトルは5年連続ヨーロッパチャンピオンを含め6回のチャンピオンズリーグ優勝、またスペインリーグ戦優勝は12回を記録し2回の5年連続スペインリーグ優勝記録も含まれる。スペインだけではなく、ヨーロッパのどこのハンドボールクラブでさえ成し遂げていない記録の数々だ。

ちなみに“惑星軍団”と一部で呼ばれているクラブの会長は、持ち出しばかりで利益が生まれないバスケットボールセクションを売り払おうとしている。

リベラがパラウ・ブラウグラーナでおこなう練習の指揮をとるために顔を出したのが10時。彼は何も知らされていない。パラウには会長のラポルタを始め、ハンドボールセクション責任者のバルトメウ、そしてカンテラを含めた多くの選手たちが彼を待っていた。用意されていたテーブルの上にはシャンパンやケーキが並んでいる。もちろん20周年を祝うためだ。
「ここまでこれたのはすべてヌニェス前会長のおかげ。私に対する彼の全面的協力があったからこそここまでやれたのだと思っている。ああ、もちろんラポルタ会長にも感謝しているさ。」

彼は今シーズン終了後に20年続いた監督の座を降りることを先日メディアを前にして発表している。理由は、誰も知らない。だが、誰もが同じような一つの予想をしている。ラジカルにクラブを“変革”させることを自らの仕事とするラポルタ会長との目に見えない衝突があったこと、それが誰もが予想する一つの理由だ。だがリベラは決してそんなことを口にしない男だ。20年間在籍したクラブに波風立てずに静かに去っていくこと、それが彼のサヨナラの仕方。グラシアス、リベラ!