2月12日 木曜日

■1チャンネル(1.2MB)
かつてロマリオの言うところの「ブラジル選手以上のテクニックを持っている」エウセビオと本物ブラジル人ロナルディーニョが繰り広げるボールショーはスペクタクル。

■2チャンネル(1.1MB)
それは今から10年前の出来事。1993−94シーズン、ロマリオのゴラッソでエル・サダールでのオサスナ戦に勝利。これ以来、バルサはアウエーでのオサスナ戦に勝利したことがなかった。そのゴラッソを決めたロマリオがつい最近ロナルディーニョに関して語っている。
「歴代のフットボール選手で俺より凄いのはペレとマラドーナだけ。つまり俺が三番目に偉大な選手ということだな。それは、まあ、当たり前のことだが、俺に続く四番目の選手は誰だと思う?それはロナルディーニョさ。あいつだけが俺に近づくことができる選手さ。」

■3チャンネル(1.5MB)
フットボール史上歴代四番目の選手ロナルディーニョ。
「こんなにゴールが決められるなんて思ってもいなかった。自分の本来の仕事はゴールにつながるパスを出すこと。もちろん自分でゴールを決めるのもいいもんだけれどね。5月に予定されているらしいブラジル・カタルーニャの試合も楽しみ。自分はもうほんの少しカタラン人になっているし、自分の住んでいるところで自分のファンが見守る中で自国の栄誉のために戦うなんて、なかなか粋なことじゃのう。」

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再びジョルケラの出番

「アルベール、アルベール、お〜い、ジョルケラ!今度の日曜日はお前の出番がやって来るぞ!本当だって!」
日曜日のエルクレス戦を戦い終わり、バスでバルセロナに向かうバルサBの選手たち。カンプノウに到着し、バスを降りようとしているジョルケラにセルヒオ・ガルシアの声が飛ぶ。
「またいつもの冗談だ。」
そう思うジョルケラ。バルサBは先々週から5位に転落してしまったものの、雰囲気は相変わらず明るい。どこからともなく冗談が沸いてくる移動バスの旅だ。

だが、セルヒオ・ガルシアは冗談を言っているわけではなかった。なぜなら彼はエル・サダールでの試合内容をすでに知っていたからだ。オサスナ戦でビクトルに5枚目のイエローカードが示され、次の試合には出場できないことがセルヒオ・ガルシアにはわかっていた。そこでセルヒオ・ガルシア監督は、次週の試合にはジョルケラを起用しよう、そう思ったのであった。

ジョルケラの頭の中には1月17日のビルバオ戦での様子がまだ残像として鮮明に存在している。エスケロやエチェベリアのシュートを防いだシーン、そして何よりも忘れられないグルペギのゴール。防ぎきれないゴールだったとは言え、決して忘れることのできないゴール。水曜日の練習にいつものように一部チームの選手と混じって練習をするジョルケラに、誰も次の試合のことに関しては語りかけてこない。フラン・ライカーもいまだに何も言ってきてはいない。
「セルヒオ・ガルシア監督のようには単純に自分の出番がやって来るとは思っていない。本当の監督のほうは、ルストゥにするか自分にするか、いまだに検討中というところじゃないのかな。いずれにしても、自分にはわからないことさ。もし自分が出場できるなら、この前の試合みたいなプレーをしたいとは思うさ。でも良いプレーばかりできるわけないけどね。」

バルサの現状を見る限り、ルストゥがスタメンで出場する可能性はとてつもなく少ない。クルイベルは負傷中だからサビオラは外せない。ロナルディーニョは片手片足負傷していようがスタメンだ。ルストゥが出場する唯一の可能性はマルケスがベンチに下がること。だがこの可能性もほとんどない。これまで“足が遅い”とレッテルを貼られながらも、ディフェンスの中心として期待され常にスタメン出場を果たしているマルケスをベンチに下げるのは異常な事態だ。したがって、ジョルケラのスタメンは間違いのないことろ。

彼のことを一番喜んでいるのはもちろん親友のガブリ。そしてガブリも最後のトンネルを抜ける時期がついにやって来た。次週のバレンシア戦前にはついにドクター許可が下りそうだ。