2月14日 土曜日

■1チャンネル(1.5MB)
バルサの選手たち、よ〜く、聞きなさい!、カンプノウでのバレンシア戦やコルーニャ戦での情けない敗北を目撃したバルセロニスタのことを少しでも同情する気があるのなら、アウエーでの試合に死んだ気になって0−5で勝利しなさい!その前にとりあえず、At.マドリを1−0でもいいから粉砕しておこう!

■2チャンネル(0.7MB)
これで全治3週間。これだけで全治3週間。この試合の4日後にやはり全治3週間と診断された負傷をおったトーレスは明日の試合に間に合いそうだぞ。クルービー、やる気を出せ!って、痛いからしょうがないか。

■3チャンネル(1.0MB)
明日のAt.マドリ戦にはスタメン出場は100%間違いないジョルケラ。
「まだ監督には何にも言われていないから明日のことはケセラセラ。もちろんスタメンで出場できることを祈っているけれど、こればっかしはケセラセラ。」

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なんで私だけこんなにいじめられるの?

それは、あなたがとめどもなく高慢であるからだ。それは、左翼でもないのにいかにも私は左翼なのだ、と事あるごとに革新的エセ文化人を気取るからだ。それは、大してインテリでもないのにやたらとガルシア・マルケスはこう言ったああ言ったと得意そうにおしゃべりするからだ。それは、あなたがメノッティスタと、メノッティも迷惑するようなことを常に自認しているからだ。そしてつまるところ、あなたがレアル・マドリの何もしないディレクターだからだ。

さて、そろそろ本題に。

国王杯準決勝、セビージャ・マドリ戦は最終的にレアル・マドリが決勝戦進出という結果を生みだしたものの、いまだにスペイン各地のメディアを面白く騒がしている。主役はもちろんホルヘ・バルダーノ。彼のスキャンダルな行動が各地のメディアを、それぞれの“カラー”別の分析を伴って賑わしている。

ジダーンがレッドカード一発で退場となった前半が終了し、両チームの選手はそれぞれ選手控え室へと向かっている。審判も同じように彼ら専用の控え室に向かうのは当然だ。だが異変は彼らが控え室のドアを開けようとした瞬間に起きた。
「お前らはいったい誰を相手にしていると思っているんだ。していることがわかっているのか。」
顔を真っ赤にして審判に怒鳴りかかるバルダーノゴリラ。首には図太い血管が浮き出ている。片手を主審のイツゥラルデに向けながら怒鳴り散らすレアル・マドリ・スポーツ・ディレクター。

アンダルシア各地のメディアによれば、警察官が出動しバルダーノを審判控え室から追い出そうとしたと説明する。彼の異常な行動を批判し同時にレアル・マドリというクラブの高慢なこれまでの態度を批判している。そしてマドリメディアによれば、やはり警察官が出動し“バルダーノを保護した”と説明し、ジダーン退場のきっかけとなったパブロ・アルファロの“幼稚な芝居”を反スポーツ的精神として徹底的に批判している。

この試合の翌日にバルダーノは記者会見を招集し、ことの成り行きを語っている。もちろん24時間前に首にあらわれていた血管はすでに消えている。
「偶然というのもなんだが、いや、やはり偶然なんだが、ハーフタイムのときに、偶然なんだけれど、審判控え室の前を通ってしまったんだ。そして偶然ながら審判と遭遇してしまい、怒りを抑えることができなくて文化人としては恥ずかしいことをしてしまったようだ。普段のインテリジェンスがあの瞬間だけどこかへ行ってしまったようだ。反省はしていないが、まあ、こういうことだ。決して審判に文句を言うためにあそこに行ったわけではないことが理解いただけたと思う。」

セビージャ係員であり、この日は審判の世話係を務めていたクリストバル・ソリア。彼はもう何十年もこのクラブに在籍する人であり、各通路がどこに通じているかということぐらいは誰よりも承知の助だ。ホームの選手にはホーム用の通路があり、ビジターの選手にはビジター用の通路がある。そして途中から審判用の専門通路があることぐらい彼は知っている。したがって“目的意識的”にこの通路をわたらないと審判控え室には行けない。一般人が“偶然”通れる場所ではないのだ。
「まあ、レアル・マドリのことだから何にも問題にはならないだろうと思う。かつてもそうだったし、今もそうだし、これからもそうだろう。審判控え室までクラブ関係者が訪れるということも異常なことだが、怒鳴り散らす行為なんてのは問題外だ。それでも彼らには何のおとがめもないだろう。したがって私個人がバルダーノに折檻をしてやろうと思う。ポマード使用禁止10間の刑、これでどうだ?」

と、これで本日の4チャンネルニュースを閉じようとしたら、何とまあ、お久しぶりのヘスス・ヒル前At.マドリ会長まで面白いことを言っているのを発見。
「マドリ?あれは政府お抱えクラブだろ、何をしようが自由なんだ、わかるか?6億とか7億ユーロもの借金を抱えながら倒産寸前まで行ったと思ったら季節外れのサンタクロースがノソリノソリとでてきやがって、その土地高く買いましょうだって、笑っちゃうね。俺は不動産屋あがりだから土地のことは誰よりも詳しいが、評定価格の何十倍もサンタクロースが出したんだぜ。バルサももっと政府にゴマをすらなきゃいかんな。そうすれば今の借金なんかアッという間に返せるぜ。それとだな、もし俺がバルダーノみたいなことをしたらそれこそ電気椅子に座らされちゃうぜ。」
スペインフットボール規律委員会は金曜日ホルヘ・バルダーノに対し、電気椅子死刑を言い渡すかわりに罰金刑2000ユーロとした。