2月19日 木曜日

■1チャンネル(1.7MB)
プラネットフットボールのオープニング。ラポルタとフロレンティーノという二人の政治家と、そしていまだに吠え続けるウリストと相変わらず下品なバルダーノ。ラポルタとヨハンは切っても切れない仲。

■2チャンネル(0.8MB)
オッレー!セルヒーニョー!
これはロマリオゴールだ。

■3チャンネル(1.0MB)
オッレー!オスカー・ロペス!
左へ右へ、自由にやりたい放題

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フットボール首都バルセロナ

1昨年からスタートしたプラネットフットボール(フットボール国際見本市)が再びバルセロナに戻ってきた。今月の17日から22日までスペイン広場博覧会場で開かれているこの催し物は世界で唯一のフットボール国際見本市だ。世界各国から50万人が集まるこの国際見本市では多くの魅力的な催し物が準備されている。

オープニングにはバルサ会長ジョアン・ラポルタを始め、レアル・マドリ会長フロレンティーノ・ペレス、何にもしないディレクター・バルダーノ、そしてヨハン・クライフやウリスト・ストイチコフ、ルンメニゲなどが出席している。そして彼らに接触を図るメディアが話題にする内容、それはベテランバルサ対ベテランマドリの試合のことやドリームチーム対90年代世界選抜の試合などの催し物に関することではなく、やはりマドリに対する審判の“甘い”判定内容となるのは仕方のないことだ。

「審判はあくまでも公平に笛を吹くだろう。ある時はAチームに有利になってしまうこともあるだろうし、またある時はBチームに有利な結果となることもある。だが最終的にはシーズンが終わってみればそれぞれバランスがとれた損得勘定となると思う。」
そう語るジョアン・ラポルタは、エスパニョール戦やベティス戦、セビージャ戦、バジャドリ戦、そして最近ではバレンシアと対戦した際のマドリ有利の“誤審”が多いことは“偶然”として切り捨てている。
「バルサの会長は非常に紳士的であり、新しい血をリーグに注ぐリーダーとなるだろう。」
フロレンティーノもラポルタと同じように、歯の浮くようなことを公然と言い切る図々しさを持っている。

気持ち悪いほどのフェアープレー精神を発揮するこの二人の指導者。だがそれぞれ思惑があってのことであるのは明らかだ。彼らの意図ではなかったとは言え多くの敵を作ってしまったマドリ。リーガの歴史において、これほどまでに多くのクラブと敵対関係になってしまったことはない。真っ黒なシミで汚れてしまったマッチロチロメレンゲを、最大の努力をはかってきれいに拭わねばならない。多くのフットボール関係者が集まるこのプラネットフットボールはまさに絶好のチャンスだ。そしてラポルタにしてみれば、次のバレンシア戦でマドリ優位の“誤審”をされたことへの代償を払いたくない思いがある。メスタージャに駆けつける人々は試合開始1分から審判に対する抗議を始めるだろう。バルサにとってはまことにやりにくい試合でもある。だから彼らはフェアープレー精神を発揮し、あくまでも審判は公平であり、裏での汚い政治など存在しないというアピールをし続ける。

この“政治家二人”に対して対称的なのがバルセロニスタ・ルセーと超バルセロニスタ・ウリストだ。
「一国の首相が年に10試合ばかり試合観戦をすると語っているが、それがいつもベルナベウということはどういうことなのか。彼はマドリッドの首相ではなくスペインの首相だと理解しているが。しかもマドリッド市内には他にもAt.マドリとかラージョとかいうクラブもあるのに、彼らの試合観戦をしたということは聞いたこともない。一国の首相がこういう行為をしていて、なにゆえ政治が無関係と言い切れるのか。」
そう語るサンドロ・ルセー。そしてウリスト・ストイチコフも黙ってはいない。
「コーニョ!あれがペナルティーなんてお笑いものじゃねえか。笑うにも顔が引きつりすぎて笑えもしない。しかもスペインリーグ審判技術審議会ってえのがあって、そのボスがあれはまさしくペナルティーだと言ってるそうじゃねえか。そのボスの名前を聞いて納得いったよ。ディアス・ベガだってさ。これこそ笑っちゃうね。コーニョ!」