2月23日 月曜日

■1チャンネル(1.3MB)
止まらないバルサ。ジェラールのゴールが決勝点となりアッと驚く5連勝。ゴールをしても喜ばないジェラール。だが内心はネコのようにゴロゴロ言っていた。

■2チャンネル(1.5MB)
ダビッツのかわりとなって登場したモッタは監督の要求どおり仕事を済ませ、体力の限界となったところでジェラールと交代。まだまだフィジカル的には70%の出来。

■3チャンネル(1.0MB)
「ビクトルとぶつかってケガしたわけではなく、ボールを追っかけていった瞬間にケガしたのがわかったんだが、ボールを追っかけて行くしかなかった。」

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カンテラの勝利

ビクトル、オラゲール、プジョー、チャビ、モッタ、そしてルイス・ガルシア。6人のミニエスタディ育ちの若者がスタメンで出場し、試合途中でマルケスに代わりオスカー・ロペス、モッタに代わりジェラールが入ったことで合計8人のカンテラ選手が登場したバレンシア戦。ゴールを決めたのはジェラール、そしてそのゴールの元となったコーナーキックを蹴ったのはチャビだった。まさにカンテラ選手たちによる勝利と言っても大げさではない。年代がずれていたりするからすべての選手がミニエスタディで一緒にプレーしたわけではない。それでもマシア育ちであることにはかわりがない。お互いの目を見るだけで、声を聞くだけで、それだけで暗黙の了解が成立する仲間意識、それが彼らの強みだ。

コーナーから送られたボールはジェラールの頭に向けて飛んでいく。それをピッタリとヘディングで合わせてゴールとしたジェラール、2002年11月13日ガラタサライ戦以来のゴール。その14か月ぶりのゴールはバレンシア戦という、彼にとっては皮肉なゴールでもある。心の中に広がる大きな喜びを必死になっておさえなければならないメスタージャでのゴール。ゴールを決めたあとは、とても勝利につながる決勝点を決めた選手とは思えないほどの冷静さを保とうとするジェラール。第二の故郷といってもいいバレンシアでのゴールは彼にとって複雑な心境となるものだっただろう。だがどんなに複雑なものであろうと、心の中に広がる喜びは試合後のインタビューでとめようもなく表現されることになる。
「今日の自分は世界中で最も幸せな人間。こういうゴールが自分に必要だった。それでもバレンシアというクラブに、バレンシアを応援する人々に対する感謝を忘れたことはない。このクラブで活躍の場を与えられたことで、自分は我が家に帰ることができたのだから。」

バラッハのゴールをくい止めたビクトル・バルデス、ジェラールのゴールにつながるコーナーキックを蹴ったチャビ、最初は右ラテラル、そしてマルケス負傷後はセントラルとして不安のないプレーを見せたオラゲール、その彼が抜けた右ラテラルに入ったオスカー・ロペス、ダビッツの不在を見事に埋めたモッタ、そして90分間にわたり相手ディフェンスにプレッシャーを与え続けたルイス・ガルシア。マスクマン・プジョーの活躍に関していまさら語る必要はないだろう。


マルケス、思ったより軽傷

バレンシア戦後の記者会見でバルサドクターが非公式としながらもマルケスの負傷具合に関して語っていたが、それによると重い場合は全治4週間から5週間、軽ければ2、3週間というもの。そしてバルセロナに戻ってきてから精密検査を受けたマルケスだが、予想通り筋肉の亀裂が見られたもののその長さ1.5cmで、全治2、3週間でグランドに戻れるという。