2月26日 木曜日

■1チャンネル(1.0MB)
26日、27日、28日の3日間、セビージャを舞台として繰り広げられるバスケ国王杯。リーグ戦上位8チームによって戦われるこの国王杯は準々決勝、準決勝、決勝と、それぞれ一発勝負の戦いだからリーグ戦で上位に位置しているチームが必ずしも勝ち抜くというものではない。26日におこなわれる準々決勝の一つはバルサ対マドリという強烈な組み合わせによる試合だ。

■2チャンネル(1.4MB)
去年の暮れにおこなわれたセルタ戦で負傷したガブリが戻ってきた。
「今チームの状態は非常にいい感じ。誰かが抜けたらその穴を確実に他の選手が埋めていっているし、そういう意味ではオラゲールとかオスカー・ロペスなどのカンテラがとてもよくやっていると思う。いきなりチームの中に入っていくのは難しい状況だけれど、頑張りまっす。」

■3チャンネル(1.5MB)
At.マドリのユニロゴスポンサーは映画会社だからして、新しい映画が上映されるたびに次々とロゴが変わっていく。

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ラウドゥルップ家とブロンビー

バルサが“クラブ以上の存在”をクラブの存在基盤テーマとするなら、ブロンビーのそれは“クラブを越える存在はあり得ない”というものだ。つまりどのような名声を持った選手がチーム内にいようと、彼の価値がクラブのそれを越えることはあり得ない、そういうことだ。だがそれでも、すべてのものに例外があるように、ブロンビーにもそれがある。ラウドゥルップ家の存在だ。

現在の監督であるマイケル・ラウドゥルップ、彼の弟であるブライアン・ラウドゥルップ、そして彼らの父親であるフィン・ラウドゥルップ。彼らの存在はブロンビーの歴史と切っても切れない関係にある。

1970年代のデンマーク代表選手でありブロンビーの監督兼選手であっったフィン・ラウドゥルップ。彼はデンマーク人としては外国のリーグでプレーを試みようとした最初の選手の一人でもある。オーストリアやスイスのクラブを移りわたるフィン・ラウドゥルップだが、彼は決して家族を同行させていない。奥さんはデンマークのハンドボール選手であり、息子たちはデンマークに残って教育を受けさせたかったからだ。そして18才になったマイケル・ラウドゥルップはブロンビーというクラブに所属する選手として初のデンマーク代表選手に選ばれることになる。彼の弟であるブライアン・ラウドゥルップももちろんブロンビーでのプレー経験を持つ。

1964年生まれのマイケル・ラウドゥルップと同じ年に誕生したブロンビーというクラブの歴史は当然ながら浅い。だがこの40年間という短い歴史の中でブロンビーは9回のリーグ優勝と4回のカップ戦優勝を飾っている。2万9千人収容のスタディアムにはリーグ戦であれば1万5千人も入ればいい方だ。だがこのバルサとの試合のチケットはすでに昨年の12月に完売となっている。バルサ、それは彼らのクラブを少しだけ超えるラウドゥルップ家の長男が長年世話になったクラブだからだ。

そのラウドゥルップ家との戦いに備えるフラン・ライカー・バルサは19人の選手が招集されている。バレンシア戦で招集された選手との違いはレイジゲルとガブリが負傷から戻ってきていることだ。マルケスはバレンシア戦で負傷したから招集はされていないし、クルイベルもいまだに完全ではないので招集されてはいない。UEFAカップには出場できないダビッツもコペンハーゲンには向かっていない。そしてつい先日にUEFA戦用に選手登録を済ましたバルサB所属のダビ・ガルシアが呼ばれているのが嬉しい。

■招集選手(スタメン予想選手)
ビクトル、ジオ、プジョー、オラゲール、レイジゲル、コクー、チャビ、モッタ、ルイス・ガルシア、ロナルディーニョ、サビオラ
、ルストゥ、オスカー・ロペス、ガブリ、ダビ・ガルシア、ジェラール、イニエスタ、クアレスマ、オーベルマルス(ベンチの中には7人までしか入れないから、この中から一人だけ除外されることになる)