3月9日 火曜日

■1チャンネル(1.2MB)
今年の10月に出産予定の奥さんに捧げる2ゴール。これで双子は間違いない。

■2チャンネル(0.8MB)
マジョルカを視察に来ていたサー・ボビー・ロブソンさん。思わずバルサゴールに歓声をあげたり、ルイス・エンリケがベンチに下がるときには拍手なんかしてしまう気のいいおじさんであります。

■3チャンネル(1.2MB)
一試合で4つのゴールポスト行きというのはチョット多すぎるんではないかい?

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ローラ、あなたにこのゴールを捧げよう!

バルサのカピタンは誰であるのか、そのことをバルセロニスタは決して忘れてはいない。今シーズンの試合ではコクーが、プジョーが、そしてチャビがカピタンマークを袖に通していることが多いものの、カンプノウに駆けつける人々にとって本当のカピタンは誰であるのか、そのことを忘れているわけではない。それが証明されたマジョルカ戦、21番をつけたルイス・エンリケ・マルティネス・ガルシア、おらがチームのカピタンである彼に対して、大勢のバルセロニスタからスタンディングオベーションがおくられた。

彼のポジションは“9番”、15年前に赤と白のストライプのユニフォームを着込み、アイドルであったキニーのようにプレーしようとしたスポルティング・ヒホンのデランテロと同じポジションだ。サビオラとパトリックの不在という事態が生んだポジションだが、彼には戸惑いはない。

これまで一度たりとも口には出していないものの、ルイス・エンリケが今シーズン限りでバルサを離れることは間違いない。彼にとって非常に難しいものとなった今シーズン、それはフィジカル的に納得できないことがあったり、思わぬ負傷が続いたり、退場騒ぎが2回もあったり、理由がどうであれ試合に出場するチャンスには恵まれないシーズンになったからだ。そして何よりもクラブ旧政権と新政権の狭間に位置するベテラン・ルイス・エンリケでもある。ガスパー前会長との間で交わされた現在の年俸はラポルタ新政権では不可能なものであると共に、契約は今シーズン終了と共に切れる。もう3月に入っているというのに契約更新交渉はおこなわれていない。それはクラブと彼にとって暗黙の了解事項がすでにあるからかも知れない。バルサの選手としては最後のシーズン、少なくても彼自身はそう決意しているはずだ。

「まあ、カッコいいゴールじゃなかったけれど、ゴールはゴールだからな。だからこんなゴールでもよかったら彼女に贈りたいと思う。もちろんローラ・ルーテス女史のことさ。」
バルサ職員として40年間クラブに貢献してきたローラさんが退職したのはつい先日のこと。クラブ職員としては旧政権のシンボル的な存在でもあったローラ女史はもうすでにクラブにはいない。今シーズンが終了すれば彼女と同じような運命となるであろうルイス・エンリケ、だからこそマジョルカ戦のゴールを彼女に贈りたい、そう思ったのかも知れない。彼にとってシーズン終了までの一試合一試合が・・・最後の試合だ。


一人KO、一人OK

全治2週間と診断されていたラファエル・マルケスが、予想通り完治し早速バルサドクターからのプレーー許可が下りた。もしフラン・ライカーがセルティック戦に彼を必要とするなら試合出場は可能だ。とりあえずマルケスはOK、もう心配ない。

心配なのはマジョルカ戦で負傷したジオ。試合の翌日おこなった精密検査の結果、全治3週間から4週間。ところでパトリックはどうしたんだ?全治3週間と言われてもう6週目だぞ。