4月14日 水曜日

■1チャンネル(1.4MB)
ここ1か月でドラマチックに派手にやってくれているレアル・マドリ崩壊間近チーム。

■2チャンネル(1.1MB)
地元ベルナベウでの初の敗戦。この試合にかけつけたメレンゲ族どもはマドリ選手のだらしないプレーぶりと敗戦ということでご立腹。だが、チョイと待てよ、うちのチームなんぞは何回カンプノウでだらしがない試合をし、そして負けているとおもっているんだい。たった1回の敗戦でガタガタ騒いじゃあいけないよ。これからもっと負けるんだから。それにしてもペセテロがかつての肘鉄イエロにダブる試合終了後の風景だ。

■3チャンネル(1.3MB)
バジャドリ戦が終了しバルサの選手は飛行場行きのバスに乗り込み出発を待っている、ってえと、お巡りさんに保護された迷子の子供をレイジゲルがバスの窓から発見。そしてバスを降りたレイジゲルは子供にキャラメルをプレゼント。それを見たコクーは、ここは一つ俺もいいところ見せようとばかり、バルサユニを子供の肩にかけてやったりして・・・。それから数分後、やっとお父さんが登場し一件落着。ほのぼのバルサ選手でした。

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準備は万端イニエスタ

アンドレス・イニエスタがベティス戦にスタメン出場となっても別に初めてのスタメン出場という出来事ではない。これまで何回かスタメンで登場しているし、90分間プレーしてもそれも初めてのことでもない。だがこの試合がこれまでの試合と決定的に異なること、それは彼がリーグ戦で初のゴールを獲得してからの最初の試合となることだ。決して“9番”の選手でもないし、バルサインフェリオールカテゴリーでも多くのゴールを決めている選手でもない。だが、それでも、ゴールを決めたことがあるかないかでは精神的に大きな違いがあるようだ。

左官職人の父ホセ・アントニオとウエイトレスをしている母マリアを両親に持つアンドレス。1984年5月11日アルバセテで生まれた彼は、あと1か月もすれば20才となる。したがってオスカー・ロペスがアンドレスという名前を持つ小さい子供を呼ぶように“アンドレシン”と彼のことを呼んだり、モッタが小さいという意味を込めて“ペケ”と彼のことを呼ぶにはもう年齢がいきすぎている。それでもマシア時代から一緒だった彼らは“アンドレシン”であり“ペケ”であることにかわりがない。バルサ一部チームメンバーの中ではいまだに最年少であり体もきゃしゃにできているような雰囲気を与えるイニエスタ。だがカンプノウにあるジムに練習がない日でも必ず通い続ける彼のトレーニングを見たら、その外見との違いに驚くことになるだろう。体力テストでも常に1番、2番を争い、そして耐久力テストでも同じように1番、2番を争うイニエスタ。その彼の外見にだまされてはいけない。裸になって汗を流しているジムでの彼を見る限り、恐ろしいほどのバネと筋力を擁していることがわかる。

ほうれん草をとてつもなく嫌い、キャサリーン・セタ・ジョーンズをこよなく愛するイニエスタ、彼は両親と兄弟と共にバルセロナの近郊の街に住んでいる。夜の外出はほとんどしたことがないというし、テレビを見ているかプレーステーションをいじっているか二つに一つというつまらない坊やだ。メディアを前にしての発言も地味であり決してスペクタクルな発言とはならない。例えば、ベティス戦でのスタメンの可能性を聞かれた彼はこう答えている。
「試合にでる準備はいつものように怠りなくできている。監督が自分を必要だと思ったときにできる限りの手伝いができるように、自分の中ではいつも準備は万端。でも自分がスタメンででるかどうかということはどうでもいいこと。誰が試合に出場するかということではなく、出場した選手がチームの勝利に貢献することが大事なことさ。」
うん、まあ、そりゃそうですけどね・・・スペクタクルはグランドの中で示せばいいのだから。

首位のバレンシアに10ポイント差、まだ2位のレアル・マドリに8ポイント差となっているバルサがもしベティス戦に勝利すれば、その差はそれぞれ7ポイント、5ポイントというものに縮まる大事な試合だ。そして週末のマドリダービーにメレンゲが敗れ、バルサが地元カンプノウでの試合で勝利すれば何と2ポイント差でベルナベウでのクラシコを戦うことになるバルサ。ロナルディーニョのカード制裁によりイニエスタスタメンの可能性は大であり、そしてパパ・ルイスに代わりカピタン・ルイスがスタメン出場となるだろう。だが、誰がスタメン出場しようと、まさに地味イニエスタが語るように出場した選手がチームの勝利に貢献すればいい。

■招集選手(スタメン予想選手)
ビクトル、ジオ、コクー、オラゲール、レイジゲル、モッタ、チャビ、ダビッツ、イニエスタ、ルイス・エンリケ、サビオラ
、ルストゥ、マルケス、マリオ、ジェラール、オーベルマルス、ルイス・ガルシア、クルイベル