4月21日 水曜日

■1チャンネル(1.2MB)
もう一滴もでてきません。

■2チャンネル(1.2MB)
このコマーシャルがテレビに流れ始めたのが昨年の暮れ。それ以来、バルサはリーガでの敗北を記録したことがない。

■3チャンネル(1.2MB)
「地元で戦うことになる彼らが本命。」
マルケスもビクトルもひとまず慎重な発言。

■カナルクラシコ・5チャンネル(0.6MB)
■カナルクラシコ・6チャンネル(0.6MB)

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搾りカス退治まで、あと4日

かつてのメレンゲギャル帝王ラウルは慢性腰痛、ユーロの帝王ペセテロは慢性神経痛、肘鉄ヒザ蹴り暴力帝王ジダーンは慢性疲労、そして夜の帝王ボダフォーンは昼間シエスタ症、もちろん夜の帝王に隠れて真夜中の帝王となっているロナルドは睡眠不足症、愛想つかされてブラジルに帰ってしまった奥さんと離婚し、今や独身貴族となり遊びすぎのロベカルは右足親指骨の亀裂という負傷状態。それでも彼らのかわりとなって登場する選手がいないというチーム事情を抱えているため、彼らには過酷な労働時間が課せられてきた。疲労、疲労、限界を通り過ぎた疲労を抱えている彼ら、最後の一滴まで絞られようとしている彼らをスッキリと楽にしてあげるまで、あと4日。

上昇カーブを見事に描いているバルサに対し、笛を持った12番目の選手の協力を得ながらもどうしようもなく下降カーブをいたずら書きしているレアル・マドリ。勝負の行方は目に見えているとは言え、そこはそれ、慎重なバルサの選手たちだ。プジョーが最終的に出場不可能となればスタメン間違いないマルケス、そしてベティス戦でドジを踏んだビクトル、彼らは練習後のインタビューでは非常に慎重な発言をしている。

1980−81シーズンを皮切りに8年間にわたってバルサに在籍し、その後2シーズンレアル・マドリに移籍したシュステル、彼はその長い選手時代に13回のクラシコを経験している。そして、両クラブでカピタンマークを付けた珍しい選手でもある。
「メンタル面で分析すればバルサが圧倒的に優位にたっている試合となると思う。なぜならバルサは負け知らずで折り返し地点以降を戦い続けているし、なんと言っても試合内容が素晴らしい。一方、マドリの方といえば、それほど負けていないとは言え窮屈な勝ち方が多い試合を繰り返している。リーガを誰が制覇するかどうかは別問題として、このクラシコの試合に関してはバルサが有利だ。」
親友のマラドーナの健康状態を案じながらもクラシコの分析をするシュステル。

クラシコの戦いにどちらかのチームに優位さが与えられるとすれば、それはやはり地元の利を持つチームとなる。しかもクラシコに過去の成績など関係ないのも確かなこと。それでもレアル・マドリが20年ぶりにカンプノウで勝利したように、バルサがベルナベウで勝利できないとは誰も言えない。そして勝利できる要素には欠かないバルサでもある。一滴の汁も残っていないメレンゲ相手にフィジカル面・メンタル面に優れるバルサが勝利しても何の不思議でもないクラシコまで、あと4日。