4月30日 金曜日

■1チャンネル(1.2MB)
水曜日の午前中にカタルーニャラジオの番組に出席したジョアン・ラポルタ・バルサ会長。この日はオリーブオイル入り料理の朝食をとりすぎたせいか、舌が必要以上になめらかに動きすぎた。
「ロナルディーニョ獲得を狙っているクラブが多いことは知っている。彼に多額な年俸のオファーがきた場合、バルサとしては彼を引きとどめておくことは困難なことだと思う。」
これを受けて早速マルカあたりがウエッブページで「ロナルディーニョの将来危うし!」なんてのがあらわれてその反響に焦ったのか、その日の午後には記者会見席上でチョイと違う感じの発言をおこなっているラポルタ。
「どんなに金を積まれてもクラブとしては彼を売る気はない。彼の移籍料は1億ユーロとなっている。もし彼が欲しいクラブがあるならその移籍料を支払わなければならないだろう。」
そして夕方、ロナルディーニョの兄にして代理人でもあるロベルトもメディアの追及で顔をださなければならないハメとなった。
「ロナルディーニョはバルサに満足しているし、バルセロナという街も非常にしっくりきている。いずれにしても彼は契約を全うすることになるだろう。」
ウリストがおこなったフロレンティーノ批判発言を「クラブの倫理観に合わない」として批判したラポルタだが、批判されるべき人物は自分で勝手に火をおこして、それを必死になって消そうとしている、あ・ん・た・です。

■2チャンネル(1.1MB)
ラポルタの余計な発言の余波を受けて、25日ぶりに合同練習に参加してきたキューピー・ガブリちゃんに対してもロナルディーニョに関する質問が飛ぶ。
「ロナルディーニョは1年目の選手でありながらすでにバルサのシンボルと呼んでいい存在。したがってクラブが簡単に彼を他のクラブに持って行かれるようなマネはしないと思う。」
お〜い、ガブリ個人のことを聞けっつうの!

■3チャンネル(1.1MB)
少ない選手ながら水曜日の練習に励むバルサ選手たち。代表戦を疲労を理由に辞退したダビッツやコクーもすました顔して元気に練習に参加。これをオランダ代表の監督に見られたらヤバイんじゃないか?念のために音量を下げておこう。

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プジョーは嘘をつかない、これホント!

「右足負傷の直接の原因となったのはフィーゴのタックル。それが証拠にスパイクの傷跡が負傷箇所に残っている。それでも誰が自分を負傷させたかということなんか試合が終われば忘れることだからどうでもいい。今回の件でどうにも我慢できないのは、ある一部のメディアやマドリの関係者が自分が“ダイビング”したんではないかと語っていることだ。ディフェンスの選手として相手をマークしているときに最も頭にくること、それは“ダイビング”する選手。そういう自分がわざと審判を騙すようなマネをするわけがない。」
もうすでにクラシコの試合は過去のものとなっているにも関わらず、そしてあの試合で負傷したことも過去のこととし、今しなければならないのは可能な限り早くグランドに戻ることであるとしているにも関わらず、執拗に中央メディアが送ってくる悪質なニュースに怒りを表明する我らがカルラス・プジョー。

「フィーゴは試合後に選手控え室にやって来てくれて、負傷の様態を心配してくれた。自分の右足にスパイクで蹴りをいれたとは思っていなかったようだけれど、負傷箇所に残っているスパイクの痕を見せたら納得して『ああ、ごめんな』と素直に謝っていった。」
かつての同僚であり、いまだに同じ職業のプロとして活躍している彼に非難の言葉は投げかけないカルラス・プジョー。したがって彼と別れた後のテレビインタビューにフィーゴが次のように語っていることに関しては触れたがらない。
「俺はプジョーには触っちゃいないぜ。テレビを見ればわかることだ。」

カルラス・プジョーの親友であるガッツ・エンリケは試合後のインタビューで、もしプジョーでなければフィーゴにタックルされ倒れた時点で病院行きだろうと語っていた。
「自分は頭がおかしいという仲間がいるけれど、試合中の緊張感というのは特別なものだから少々の痛みぐらいはどうにかなるんだ。神経をひたすら集中させ歯を食いしばり我慢できるところまでやってみた。交代したということは、あの時点ですでに立っていられなかったということさ。それは先日の試合に限らず、試合中に負傷したときはいつも同じ。しかもここのところ連続して途中交代という試合が続いているから、今回だけは最後までやりたかった。いずれにしてもなるべく早く復帰できることに今は集中したい。次のエスパニョール戦は間違いなく無理、来週のセルタ戦はギリギリだからこれも無理かも知れない。それでも再来週のサンタンデール戦には間に合うと信じている。」
バルサドクターは3週間の完全リハビリが必要だと語っており、中央メディアでは今シーズン絶望と公表しているところがあるにも関わらず、プジョーの目標は2週間後の試合に出場することだ。

カンテラ育ちの選手であるからして、当然ながらできる限りバルサに残りバルサで選手生命を終えたいとするプジョー。だがそれは今のところ夢の一つにしか過ぎない。
「自分の最大の目標にして夢となっているのはバルサ選手としてタイトルを獲得すること。もしこの経験なしにクラブを離れることになったら一生悔やむことになるだろうと思う。クラブ事情が許す限り自分としてはできる限りバルサの選手としてプレーしたいと思っているのは誰もが知っていること。でもこれまでの経験でそれは非常に難しいことだということも知っているさ。ファンの人々はいつも新しい顔を見たがるからね。もし、ある日、クラブを去ることを余儀なくされたら、個人的には子供の頃から好きなクラブだったミランが理想的だな。サン・シロでマドリ相手に5−0という試合を見て以来、自分はミランが気に入っているんだ。でも、もちろんバルサに残ることに比べたらどうでもいいことだけれど。」