5月2日 日曜日

■1チャンネル(1.8MB)
どこまでも生意気そうなこの坊やが目立たない試合展開となればいい。1試合平均失点カシージャス1.26、そしてナマちゃん0.93。

■2チャンネル(1.3MB)
首位を狙うチームの監督
「相手がカテゴリー降格ラインにいるチームだからといって簡単な試合展開になるとは思っていない。」

■3チャンネル(1.2MB)
来年も一部残留を狙うチームの監督
「バルサがリーグ優勝できるかどうか知らないが、この試合に限って言えば我々の方が勝利を必要としている試合だ。」

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ユーロバルサ百周年

今からちょうど100年前、つまり1904年5月1日、スイス人ジョアン・ガンペルによってこの世に誕生することができたバルサというクラブは、クラブ創立5年目にして初めての海外遠征をおこない“ユーロバルサ誕生”を実現している。遠征地はフランスのトゥールズ、対戦相手はスターデ・オリンピコというクラブだった。

世界的には経済的危機を迎えている時代、カタルーニャやバルサも例外とはなっていなかった。もちろん今みたいにテレビ放映権という収入もなければ、選手の移籍料が大量に入るということもあり得ない時代だ。収入が見込めるのはソシオの会費、そしてスタディアムチケット収入ぐらいなもの、したがって選手に支払われる年俸もあるかないかの時代であり、おまけに経済的な危機がクラブ延命さえ脅かしていた当時の背景。この遠征でも出場する選手が自費で交通費を支払うという、今では想像を絶した状況の中で実現した試合だった。

クラブ創立者のジョアン・ガンペルにとって国際試合をおこなうことは最大の夢の一つであったようだ。“すべての人々に開かれたクラブ”として世界的認識を得たいと願っていたジョアン・ガンペル。その願いはこの時代から70年後に誕生する現在のバルサイムノの歌詞を見ても、いまだに生き続けていることがわかる。クラブとしても、選手としても、スペインを離れての初の国際試合という、この長い間夢となっていたことを実現するこの試合、バルサは2−3というスコアーで勝利している。そしてこの試合から50年後、ヨーロッパ規模の公式な大会が誕生することになる。

ユーロバルサが誕生してから100年、バルサが対戦するチームはエスパニョール。カタラン人選手によるカタランのクラブとして誕生したエスパニョールと“すべての人々に開かれた”クラブであるバルサとの、いわゆるダービー戦だ。カンプノウダービーでは22年間負けを知らないバルサ、マドリとのカンプノウクラシコ連勝の記録は今シーズン消えることになったが、ダービーの記録ぐらいは続けていこう!

■招集選手(スタメン予想選手)
ビクトル、ジオ、コクー、オラゲール、レイジゲル、モッタ、ダビッツ、チャビ、イニエスタ、ロナルディーニョ、サビオラ
、ルストゥ、マルケス、ガブリ、ジェラール、ルイス・エンリケ、クアレスマ、オーベルマルス、クルイベル