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5月11日 火曜日
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さて、それでは2位でも目指しますか 決してギャラクシーなチームでもなく、したがって超スター選手もいるわけでもないバレンシアの優勝によってリーグ制覇の争いは幕を閉じた。残る2試合、それはリーグ2位争いであり、UEFA圏内に入れるかどうかを争うクラブの戦いであり、そして二部降格を逃れるクラブの必死の戦いとなる。そしてバルサはもちろん2位狙いを目標として最後の2決戦を戦う。 日曜日におこなわれたセビージャ・バレンシアの試合結果を待つまでもなく、バルサにとって“2位狙い目標方針”への変更はすでに土曜日のセルタ戦が終わった段階で宿命づけられていたものだろう。バレンシアが勝利しようが敗北しようが、自らの敗戦によってバルサのリーグ制覇の夢ははかなくも散っていった。 プレステージ期間におけるアジア各国での“マーケティング試合”のスケジュールにはリーグ2位であろうと3位であろうと影響を与えることなないバルサ。すでにアジア遠征は、チャンピオンズの予備選参加の可能性も考えられて作られたスケジュールが基になっているからだ。したがって経済的な問題でも何でもなく、2位目標というのはあくまでもバルサとしての“誇り”と“自尊心”の問題となっている。しかも2位を争うのは宿敵レアル・マドリ、彼らに追いつき追い抜くことは多くのバルセロニスタに喜びを与えることとなると同時に、メレンゲやマドリクラブ関係者に大いなる精神的な打撃を与えることになる。しかも、バルサとは直接には関係ない問題とは言え、マドリのプレステージの金儲け興行スケジュールは、チャンピオンズ予備選参加など考えてもいないことを基本に組まれている。したがってもしマドリが3位に落ちた場合、彼らのプレステージスケジュールは大きな変更を余儀なくされることになり経済的打撃も加えられることになる。 優勝の可能性が消え2位確保に狙いが絞られたバルサだが、わずか4か月前にはその可能性さえ信じたバルセロニスタはいなかったに違いない。1月4日、サンタンデールの試合で3−0というスコアーで敗北し、首位のレアル・マドリに18ポイント差をつけられたバルサだったからだ。このサンタンデール戦を含めて7試合で5ポイントしか獲得できなかったバルサの反撃の可能性を誰が信じたであろうか。だがそれから、誰もが知っている17試合連続負け知らずという驚異的な成績が、シーズン残り2試合という段階で2位狙いを可能とした。このチャンスを逃さず目標は2位確保、最後の力を振り絞ってトコトン頑張ってみよう。 |
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