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5月12日 水曜日
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■1チャンネル(1.4MB) 勝利者たちと敗北者たち。バレンシアの勝利を讃えるのもメレンゲのだらしなさをからかうのもいいとして、さて、はてな、バルサは勝利者でないことは間違いないものの、敗北者にもなれんってか? ■2チャンネル(1.3MB) ■3チャンネル(1.0MB) (映像を見るにはQuickTimeが必要です。ダウンロードはこちらから) |
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最初の補強選手 ジュリアーノ・ベレッティ、ユーロパスポートを所有するブラジル代表にして今シーズンビジャレアルの選手、その彼の移籍に関する基本的合意がクラブ間で結ばれた。移籍料は400万ユーロで、ビジャレアルポルテロとして活躍しているレイナの買い取り権利をバルサが放棄する条件が含まれている。 バルサとベレッティ個人との合意はまだ達成されていないものの、クラブ間の合意がなった事実はすでに来シーズンに向けた最初の補強選手と言って良いだろう。 |
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来季もチキ、ライカー体制で 負け知らずのリーグ後半戦が先日のセルタ戦でストップ、そしてバレンシアの勝利によってリーグ制覇の夢も消えた今、来シーズンに向けての具体的な準備態勢を整えなければならないバルサとなっている。残り2試合を勝利しレアル・マドリを抜いて2位という位置をキープし、チャンピオンズ予備選に出場する必要性から逃れるのが現在の目標だとすれば、同時に構築されなければならない来シーズン構想。誰が放出され、誰が来ることになるのか、その基本的方針を決定するスタッフテクニコ、つまりチキ・ベギリスタインをスポーツ・ディレクターとしてコーチングスタッフの頭としてセニョール・ライカー、そしてテン・カテ、エウセビオ、ウンスエというコーチングスタッフの継続がクラブ理事会の会議で圧倒的多数を持って承認された。 不敗記録が継続されている間にも、クラブ理事会内部では全員一致でセニョール・ライカーの継続を訴えてきたわけではなかった。特にサンドロ・ルセーを中心とするグループ、つまりナイキに強いコネを持つ人物やブラジルコネクションを持つ人々はルイス・フェリッペ・エスコラリーの監督就任の可能性も探していた。ユーロ2004ではポルトガル代表監督を務めることになるエスコラリーだが、大会が終了すれば代表との契約も切れることになっている。したがってユーロ2004が終わり次第バルサ監督として獲得を狙っていた。だがここ何回かのクラブ理事会会議で理事会内部の“意見の相違”を分析する作業がおこなわれ、エスコラリー獲得派も最終的にセニョール・ライカー継続という形で納得することになる。 圧倒的多数で決められた現体制承認決議は、ここ何週間かメディアで騒がれていたラポルタとサンドロ・ルセーの“冷戦状態”を否定する役目を果たすことになる。個人的な関係、あるいは“趣味”の違い、それらのものはすべてクラブ理事会団結のために忘れよう、それがこの決議のメッセージでもあっただろう。いずれにしてもスタッフテクニコの承認が確認された今、来シーズンの構想作りのベースは確保されたことを意味する。今週から来週いっぱいかけて煮詰められるであろう契約切れとなる選手の問題、つまりコクー、レイジゲル、ルイス・エンリケ、そしてレンタル契約となっているジオとダビッツ問題、それらの問題が来シーズンに向けての最初の解決事項とならなければならない。 チキ・ベギリスタインとセニョール・ライカーに共通する発想は各ポジションに二人の“計算”できる選手の確保だ。したがって現実的に戦力となる22人の選手が最低必要となる。それでは、みなさん、その22人を大胆に占ってみましょう。 監督 Rijkaard |
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