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5月31日 月曜日
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明日のために、最終回 ■チキ・ベギリスタインの考えるバルサ もちろん来シーズン・バルサ構想を練るに当たって“デザイナー”となるのは彼だけではない。彼と同じように責任を持つ立場となる監督のセニョール・ライカー、そしてこの二人の絶対権力所有者に協力するサンドロ・ルセー、そう、外部御意見番としてのヨハン・クライフによるメディアを使っての影響力も決して忘れてはいけないことだろう。最後に、この絶対的な権力を持つチキとライカーの示した書類に、最終的に“ハンコ”を押すのがクラブ会長のジョアン・ラポルタとクラブ金庫番のソリアーノという存在があることも忘れてはならない。 今シーズン終了と共に契約が切れることになっていたレイジゲルとコクー。ベレッティを獲得できたことでチキにしてもライカーにしてもレイジゲルはどうしても新契約を結ぶ必要のある選手とはならなかった。だが、コクーの場合はレイジゲルとは少々事情が違っていた。可能であるならば、つまりクラブ側と選手側の経済的な問題が解決すれば、新たに1年間の契約を結んでもらいたい選手として認識されていた。それでも、どんなことをしても獲得する“絶対的必要”な選手でもない、それがライカーとチキの基本的アイデアだった。年齢的な問題もさることから将来的なものはもちろん望めない選手、だが即戦力であること、これまで影ながらリーダーシップをとってきた選手であること、だが、それでも“絶対的必要”な選手とはならないコクー。今シーズンの彼の活躍を無視するほど彼らは盲目ではない、が、それでも、コクーの務めてきたポジションに入る選手には彼以上の得点能力が欲しいと考える二人だ。贅沢な要求と言われればそれまでだが、今シーズンには欠けていた中盤の選手の得点能力が絶対に必要と考える二人の責任者。 チキの考える“新星バルサ”の基本的イメージは、国王杯でのサラゴサ戦、UEFAカップでのセルティック戦終了時点までさかのばらないと理解できない。 レイジゲルが抜け、コクーが抜け、そしてパトリックとオーベルとルストゥが抜けることになるだろう来シーズン。これまでバルサが獲得した選手は左ラテラルのジオと右ラテラルのベレッティ。そしてジュリーとトレセゲはサイン儀式は終了していないものの、もう手の中に入っている。この4人を別として、これから本格的に獲得を狙っていくのがバティスタ、デランテロとしてのバティスタではなく4つのポジション(ピボッテ、インテリオール、メディア・プンタ、そしてデランテロ)をこなしていくバティスタを狙っている。ファビアーノはもちろん将来的な選手としてツバを付けておきたい選手。買い時を決して誤ってはいけないと考えるチキは、値段が急上昇するであろう来シーズン終了まで待たずに今のうちに手に入れておこうと考えている。もちろんバラックやチャビ・アロンソ、バラッハにも興味を持つ彼らだが、すべての選手を獲得するのは当然ながら無理なこと。一つ一つの交渉を検討し、これらの中から可能な選手を獲得していくことになる。まだシーズンは終了したばかり、時間は山のようにある。来シーズンのバルサのスタイル、それは攻撃的なバルサ、バランスを保った上ので攻撃的なバルサ、それがチキの考える“新星バルサ”のあるべきスタイルだ。 |
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