9月2日 木曜日

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スーペル・レンタル・マリオ

素晴らしい記憶力があるバルセロニスタなら昨シーズンにマリオという選手がレンタル移籍してきたのを覚えているかも知れない。いや、ほとんどの人が記憶の中から消してしまっているかも知れないこの選手、実はもうバルサにはいない。プレステージ中にマジョルカへのレンタル移籍が発表されていて、そして、それじゃあ、マジョルカにいるかというと、マジョルカにもいない。あれ、それじゃあ、どこで何をしているかというと、なんと、バジャドリにいるんだ、スーペル・レンタル・マリオは。

マリオとはバジャドリで元同僚どいうこともありエウセビオが獲得をすすめ、そしてチキ・ベギリスタインに「若いとはいえ将来の選手としてではなく即戦力としてじゅうぶん計算できる選手」と持ち上げられてバルサに“レンタル”移籍してきたマリオ。ところがシーズンの途中で実はレンタルではなく完全移籍という形で入団していることが発覚。“クラブ内に秘密を作らない”というラポルタ変革バルサ理事会だが、この点に関しては1年たった今でもスッキリとした説明がなされていない。でも、まあ、それは良しとしよう。もう彼はバルサにいないんだし、戻ってくることもないだろう。

あらゆる負傷を経験している負傷スペシャリストのマリオは、昨シーズンもやはりスペシャリストぶりを発揮してスペシャリストしていた。そしてマジョルカでのプレステージでも相変わらずスペシャリストしていた彼はシーズンが始まる直前に計算外選手として任命される。それでは古巣のバジャドリあたりにでも行って再起を図るのがいいんではねえか、そういうことで二部カテゴリーにいるバジャドリに戻ることになった。もちろんレンタル移籍というやつだ。それにしても、もうバルサにいないとはいえ、この選手はなぜか気になる選手。サビオラがモナコでどうなるかということより、マリオが古巣でどうしているのかの方が気になる。

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