10月1日 金曜日

■1チャンネル(2.4MB)

チャンピオンズ2勝6ポイント

このウクライナの監督は大嘘つきだ。
「バルサは攻撃的なチームだし、アウエーとはいえ我々も攻撃に重点をおいて試合をすすめていこうと思っているから見ていて面白い試合になるだろう。」
そう試合前に語っていたが、ふたを開けてみればなあ〜んてことはない、10人でしっかりと守りきろうという姿勢がミエミエ。バルサの方もこれまでのようなボールが自由自在に走り回るという感じでは試合が展開できず、見ていて何ともはや歯がゆい感じのペースで時間が過ぎていく。デコの相手ディフェンスに助けられての先制点の後もダラダラと試合が進められていくが、どうにかこうにか試合を決めることができたのはペナルティーの笛を吹かれてから。

一昔前、日本のテレビでゴールシーンばかり扱ったスポーツニュースを見ることによりフットボールファンになった年配の女性が、それでは本場で一つフットボールを見てみようとバルセロナに来ていた。カンプノウでのバルサ対どこかのクラブかは忘れたが、とにかくその女性は90分の試合を見るのは初めての経験。かなり面白い試合ではあったものの、入ったゴールは2つか3つ。そして初めてのスタディアム観戦、それも90分の試合観戦を終えての感想。
「ゴールもあんまり入らずつまらない試合だったわ。でも雰囲気が素晴らしかった。」
バルサとウクライナの試合も90分間見てみればとても面白い試合とは言えない。それでもゴールチャンスシーンやゴールシーンだけを見てみると、とてつもなく興奮する試合という感じに思えるからわからないものだ。スタディアムで見るフットボール、テレビで見るフットボール、そしてスポーツニュースで見るフットボール、それぞれみんな違う表情を持っている。それはそうと、フラン・ライカーの空手チョップは何を意味するんだ?

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