10月19日 火曜日

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1億5千万ユーロの宝石

キョロキョロと周りを見ながら落ち着かない表情であらわれたレオ・メッシー。念願の一部デビューを飾った翌日、練習後の恒例記者会見場に生まれて初めて姿をあらわれたメッシーだ。彼の前には多くのジャーナリストとカメラマンが控えている。鼻を指で触るしぐさ、それはメッシーの緊張した状態を示している。だが、それでもジャーナリストの質問が矢のように飛んでくる頃にはいつものレオ・メッシーに戻っていた。グランドの中で生き生きと走り回る彼に戻っていた。

「ライカーに呼ばれた時はとても嬉しかった。ビビったかって?とんんでもない、試合にでることほど楽しいことはないし、いつもそうだけれど、できる限り楽しくプレーすることを心がけている。だからちっとも神経質にもならなかったし、ラッキーなことに楽しくプレーできた。ゴールのチャンスらしきものがあってうまくゴールにつなけることはできなかったけれど、次の試合で決めればいいことさ。ミラン戦に呼ばれるかも知れないようだが、まあ、ベンチに座っているだろうけれど、みんなと一緒の旅を楽しめることが楽しみ。」
17歳で一部デビュー、そして契約違約金がロナルディーニョと同じ1億5千万ユーロ、この二つの事実を見るだけでもレオ・メッシーが普通の少年でも普通のバルサBの選手でも、そして普通のバルサの選手ではないことがわかる。

メッシーがバルサのテストを受けに来た4年前、このテストがおこなわれたマシアのグランドには一人のメディア関係者も駆けつけていなかった。誰もが名前さえ知らなかった少年のテストの結果を決める最高責任者、それはカルラス・レシャックだった。彼はメッシーのプレーを見終わってから一緒に来ていたクラブ関係者に次のように語っている。
「この子はそんなに遠くない将来に一部チームでプレーするだろう。」
多くのカンテラを育ててきたレシャックの目に狂いはなかったようだ。

そしてミラン戦に招集されたレオ・メッシー。ペーニャもエスパニョール戦に続いて招集され、ダミアとクリスティアンのかわりにロドリとリエラが新たに呼ばれている。

■ミランブッタタタキ招集選手
バルデス、ルーベン、ジオ、ナバーロ、ペーニャ、プジョー、オラゲール、ロドリ、ベレッティ、マルケス、チャビ、デコ、イニエスタ、メッシー、ロナルディーニョ、エトー、ラルソン、リエラの18人。

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